練習会の次のステップ
練習会,どうでした?
面白かったでしょ? でしょ?
クルマの運転が好きな人がジムカーナの練習会に行って面白くないわけがない! あなたはきっともうジムカーナの虜になっているはずです(笑)。
1回だけで「もういいや」なんて言わないですよね?
まずは2-3回走ってみましょうよ。同じ練習会でいいですから。
限界走行を楽しみたい,運転の腕を磨きたい,それだけなら,ずーっと何年でも練習会だけ走ってたっていいんですよ。いつかは競技本番に出ないといけない,なんてことは全くありません。実際に,何年も練習会で走り続けていて,競技会に出たことはないけどスポーツ走行はベテラン,なんて方もいっぱいおられます。
ですから先を急がず,実際に何度か練習会で走ってみて「何か物足りない」と思うようになったら...その時に次のステップに踏み出しましょう。焦ることはありません。まずは練習会でじっくり腕を磨きましょう。
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もしあなたが実際に何回かジムカーナの練習会を走ってみて物足りなさを感じた時に進むべき次のステップは,その物足りなさの内容によって次のように分かれてくるでしょう。
・自分の腕が物足りない...
・愛車の運動性能が物足りない...
・狭い場所でごちゃごちゃ走ってるだけなのが物足りない...
・ギャラリーが少ないのが物足らない...
・練習会だと勝敗や順位がないので物足らない...
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@自分の腕が物足らない...
世の中,必ず上には上がいるもんです。自分の運転の腕に相当自信がある人でも,ジムカーナ練習会に初めて参加した時はたいていその鼻っ柱をへし折られると思います。
私もかつて峠では「最速」とはいかないまでも結構速い部類だと自分で勝手に自惚れてましたが,ジムカーナの練習会に初めて参加してみたら,ビリから数える方が早いような順位しか取れなくって,愕然とすると同時に非常に悔しかった記憶があります。
何度走ってもトップとのタイム差が縮まらない,思ったように走れない...
とっても悔しいですよね。挫けてしまいそうになりますよね。
でもね,ジムカーナという競技は,続けているうちに必ず上手くなるんです。
1年,2年と走っているうちに「必ず」速く走れるようになるもんなんです。
ですから,ちょっと走っただけで挫けてしまうのはもったいない!
ぼちぼちでいいから,もっともっと走ってみましょう。
もしずっと同じ練習会で走っているなら,一度別の場所の別の練習会に行ってみるのもいいでしょう。腕を磨くためには講師のレッスン付きの練習会がお勧めです。また,クルマの限界性能上,どうしてもドライバーの腕が十分に発揮できないこともあります。そういう場合は愛車のグレードアップを試みてもいいでしょう。
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A愛車の運動性能が物足らない...
もしあなたがHONDAのタイプRシリーズやランエボ,インプレッサ,MAZDAのセブン・エイトなどいわゆる「スポーツカー」に乗っていても,ジムカーナ走行を追求していくうち,どんどん愛車に物足りないところが出てくると思います。
ましてデミオ,ヴィッツ,フィットなどのコンパクトカーや軽自動車なんかだと,たとえ「スポーティーグレード」でもノーマル状態では物足りないところだらけだと思います。愛車のステップアップをしたくなるのは自然なことです。
ただ,中途半端なイジリ方でかえってクルマのバランスを崩してしまうというのもよく聞く話。じゃあ,どんな風にクルマをステップアップすべきなのか?
この項目は別にページを改めてきちんとまとめてみようと思います。
→「クルマのステップアップ」へ
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Bギャラリーも少ないし,狭い場所でごちゃごちゃ走ってるだけだし...
いや,ジムカーナという競技はそもそも狭いところでゴチャゴチャ走ってるモンなんですが(笑)。その分,平均スピードが低く,超テクニカルでハイレベルなわりに低リスクでクルマの限界走行を楽しめる,そういう競技なんです。
ただ,あまりにも地味でせせこましく開放感がない,そんな印象を持ってしまう初心者の方もおられるかもしれません。
いつも走っている練習会の会場が狭いところであれば,一度違う場所で行われている練習会に顔を出してみるのもいいかもしれません。ミニサーキットのフリー走行なんかも気分が変わっていいですよ。いろいろな練習会がありますので,一つの練習会にこだわらず,いろいろ参加してみましょう。
また,一度このサイトの走行動画を見てみて下さい。
全日本ジムカーナDクラス(改造無制限クラス)トップドラ,小林キュウテンさんの豪快な走りです(→小林キュウテン公式HP)。
スリックタイヤのフォーミュラーカーが爆音を響かせながらパイロンコースを頭がおかしくなりそうなものすごいスピードで所狭しと走り回ってます。これを見てなおジムカーナが地味だとかつまんないとか言うヤツもいないでしょう。
ジムカーナってこんなすごい競技なんです!
...それでも自分がやるとなると物足りないというあなた。
それなら,とりあえず一度競技会に出てみましょうか。
「よーし,やってみるか!」という方は下のCをよーく読んでみて下さい。
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C練習会だと勝敗や順位がないので物足らない...
練習会でもたいてい走行タイムは測ってくれますし,ある程度の順位は分かりますが,車種もバラバラですし台数も少ないので,本当の意味での「コンペティション」にならないですよね。表彰式もありませんし,メダルもありません。
同じぐらいの車格のクルマ同士で「真剣勝負」を楽しみたくなったら,「腕試し」がしたくなったら,これはもう競技会にデビューするしかないっすよ。
競技会といっても,競技ライセンスが必要になる公式戦だけではありません。初心者には,ライセンスもややこしい手続きも不要の「非公式競技会」がありますよ,と「どんな大会があるの?」に書きましたよね。
初心者にお勧めの非公式競技会は中部・関西で開かれている「G6シリーズ」です。これはジムカーナに縁の深いカーショップがいくつか集まって共催している競技会ですが,実際に地区戦や全日本戦を戦っているドライバーの方達がオフィシャルをやってたりするので,競技会としての運営や進行は非常にしっかりしていて,誰でも安心して走れる競技会になってます。
→G6シリーズ公式サイト
最近はさらに,きちんとした公式戦の中に初心者向けのライセンス不要クラスが設けられることが増えてます。こちらも気軽に走ることができお勧めです。
さあ,それでは実際にライセンス不要の競技会に出てみるまでをページを改
めて詳しく書いてみますね。
→「さあ競技会に出よう!@」へ
今回のまとめ
・練習会だけでも十分ジムカーナを堪能することができる。まずは何回か練習会に参加してスポーツ走行をしっかり楽しもう。
・しかし何度か練習会を走るうちに物足りないところが出てくるもの。
・なかなか周囲のレベルについて行けない,自分自身の腕が足りないと感じた時は,それでも焦らず諦めず練習会へ通おう。ジムカーナは長く続けるうちに必ず上手くなる競技。早々にギブアップするのはもったいない!
・愛車の運動性能に物足りなさを感じたら,その時点でステップアップを考えよう。最初はノーマルで十分。ただしステップアップの順序や内容には注意が必要。
・同じ練習会ばかりだと飽きてくることもある。ジムカーナ競技の地味な雰囲気が物足りなくなってくることもある。そういう時は違う練習会,違う場所で走ってみるか,いよいよ競技会にデビューしよう。
・真剣勝負や腕試しがしたくなったら,さあ競技会デビューだ!
Updated on Jan 7, 2012.