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2008年 > 3月17日
あらあら?あらいめんと
つまんねータイトルつけんな!(読者の心の叫び)
先日から「LSD(デフ)組み込み」という競技車になる上で最も重要な"改造手術"を受けるためにショッカー ショップ入りしてたデミ助が帰ってきましたよ。イー!
まだ慣らし中なんでデフをガキガキいわすようなことはしてませんし,イニシャルも8kgで,不惑インテ号の20kg超と比べて全然可愛い数値ですから,正直ほとんど違いが分からないぐらいですけどね。イー! ま,ちょっとコーナーでステアがしっとり重めになったかな?程度。イー!
今回使用するLSDの中身は,CUSCOさんベースのMZタイプのLSDをRIGIDブランドで有名なショップ"アルファ"さんが味付けした「クスコLSD・アルファスペック」。イー!(いい加減にやめ)
不惑インテ号の時は同じCUSCO製のRSタイプのものを使ってたんで,全開で走行できるようになったら,今回のMZタイプとのフィーリングの違いなんかも楽しみですね。
さて。
今回デミ助がショップ入りしたのには他にも目的があって,その一つが正確な車両重量測定。
ちょっと前のdiaryでもいろいろインチキ語ってましたが,やはりここいらで一発キチンと体重測っておかないと,だったわけです。メーカーによってはカタログ重量と実重量と全然違うことあるらしいし,オプションなどで重量はどんどん変わってきますからね。
で,イキナリですが,今回のデミ助の体重測定の結果は「995kg」でした。
因みにガソリンはフルタンク(わざわざ携行缶持ってった),スペアタイヤ,車載工具,フロアマットなどは積載状態です。したがってこれらを細かく引き算しますと,なんとデミ助の本気走行状態での体重は「981.9kg」というほとんどカタログ値(980kg)通りの数字になりました(実はグローブボックスの中に地図やら何やらごちゃごちゃモノが入ってたので,これらを除けるとホントに980kgぴったりだったかも)。
要するに,ほとんど軽量化の余地なし f(^-^;)。
つーか,ヘタにこれ以上軽量化すると規定違反になっちゃうぐらい。
前述の通りまだ大した軽量化はしてないんですが,デミ助は"15C"というもともと軽量・簡素なグレードですし,あんまり重くなるオプションはつけてないので,こんなモンなんでしょうかね。一方で"SPORT"の方はだいぶ軽量化の余地があるということです。カタログ値通りだとすると20kgぐらい重量差がありますし,S1500規定ではエアコンは外しちゃダメなんで,それ以外のところで削らないといけませんね。
DEデミオで,特にグレード"15C"のクルマで競技参加を考えておられる方は,軽量化のし過ぎにご注意を。車両規定をよく読んで数字をしっかり確認してから,ね(しっかり牽制)。
さて。
今回のデミ助ショップ入りのもう一つの目的はアライメントの取り直し。
Sオーリンズは諸事情のため自宅ガレージにてDIY取り付けをしました(2/27のdiary参照)。
で,サスを交換して車高が下がりますと,ホイールアライメントが大きく変わってしまう,なんてことはみなさんよくご存知の通り。
通常,デミ助のような構造のサスで車高を下げると,例えばフロントで言えば,車高が下がった分,ハブの後側がタイロッドに引っ張られてハブ全体が前開きの状態になり,いわゆる「トー・アウト」になると言われてます。さらにここにキャンバーがネガティヴ方向に動く(いわゆる「ネガ・キャン」)影響が加わるわけですが,実際に車高を下げた人のレポートでも,新型デミオは車高を下げるとすごいフロント・トー・アウトになる,ってことでした。
ところが,Sオーリンズを装着した直後のデミ助を自作簡易アライメントスケール(笑)で測ると,フロントは左右トータルでなんと9mmものトー・イン。
あらあら? 何で?
何でか知らんが,何度測り直しても間違いなく大幅なトー・イン。
因みにリアも4mmのトー・イン。しかも走らせるとステアのセンターがだいぶズレとる。
で,フロントはタイロッドをキコキコ回してだいたいトー・ゼロになるように調整。
途中で間違って反対方向に回し,あり得ない数字を出して卒倒したりするのはもうお約束。
デミ助のリアサスは固定式で,トーもキャンバーもどうにも調整できないので,サスの取り付けを少し緩めて,トー・ゼロになるようにおまじないを唱えながら押したり引いたりしてみる(笑)。
で,それ以上どうにもできないリアは放っておいて,さらに,ステアのセンターがド真ん中にくるように,試走をしながらフロントのトーをあれこれ微調整しますが,これがどうにもならん。
ちょっと走ってはコンビニの駐車場に入り,またちょっと走ってはホームセンターの駐車場に入り,ってな具合で,周囲の「何しとんねん,このオヤジ」という冷たい視線を感じながら,スパナとモンキーを手にタイロッドをちびちび回し続ける男43歳,普段は中間管理職,なのだった。
...で,とりあえず暫定セッティング(というほどのものでもない)を出して,これで某南コースを走ってきたわけですが,これだと直進性をトーでごまかしてるので,トータル1-2mmのトー・インになってて,しかもまだステアのセンターが微妙に(角度にして5°ぐらい)ズレたままで気持ち悪いのよね。いや,ちゃんと走るので大丈夫っちゃ大丈夫なんですけど。
で,もともとデフが入った時点できっちりアライメントをとってもらうことにしてたので,ちょうど今回のショップ入りでちゃんとしたテスターにかけてもらったわけです。
するとですな。
リアの方はやはり結構トー・インになってますが,キャンバーも含めて左右の数字はきれいにそろっててスラスト角もゼロですし,これはこれで良し,と。デミ助は軽いFF車なので,リアはフロントのジャマさえしなければOKですし,他にタイヤの空気圧やショックの段数でもいろいろ調整できますから,まぁいいでしょ。
で,問題のフロントの方はというと,入庫時トーはわずかにトー・インで狙った通りの数字になってたんですが,キャンバーの左右差が大きく,これがステアの微妙なセンターずれにつながってたのではないかと思われ。これはなかなか素人計測ではわかりませんでした。
で,これをメンバーの取り付けなどを含めてちゃんと修正してもらって(これも素人には絶対できないプロの技),きっちりトー・ゼロにしてセンターも合わせてもらいました。
ショップからの帰りは今話題の「新名神」で帰って来たんですが,1週間ぶりに乗るデミ助のステアリング,もう完璧っすよ! センターもばっちり直ったし,その直進性ってば,手放したまま10分ぐらい走ってもまだ真っ直ぐ走ってるぐらい(ウソです)。ステアをすっと切った時のヨーの立ち上がりはさらにスムースになり,まさに競技車として仕上がってきた感じです。
さあ,デミ助を完成させるためにあと手を加えないといけないのはブレーキ関連。
既に上記のアルファさんからRIGIDブランドでパッドやシューはリリースされてますが,おとーさんはまだABSをキャンセルした状態を経験してないので,まずはこれを試してみようと思います。もしABSをキャンセルして走るなんてことになったら,ブレーキのセッティングも大きく変わってくるでしょうしね。
今回,ショップの社長からは「FFやし,いずれはエンジンマウントも変えた方がええやろなぁ」とご指摘をいただきました(既にこれもアルファさんからリリース済み)。あと,個人的に純正のクラッチのフィーリングがどうしてもいただけない(デミ助で唯一気に入らないところ)ので,どこかのメーカーから強化クラッチが出たら,できるだけ速やかに交換したい...
ま,もうヘソクリの残高がゼロ!なので現実には当分どこもいじれませんがね ヽ(´ー`)ノ
...というか,今後一番の課題はG6シリーズ出場のための嫁許可だったりして...
誰かプロの技で何とかしてもらえませんでしょうか...ウチの嫁様のアライメント... f(^-^;)
そっぽ向き過ぎっすよ,奥さん...
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あらあら?あらいめんと
つまんねータイトルつけんな!(読者の心の叫び)
先日から「LSD(デフ)組み込み」という競技車になる上で最も重要な"改造手術"を受けるために
まだ慣らし中なんでデフをガキガキいわすようなことはしてませんし,イニシャルも8kgで,不惑インテ号の20kg超と比べて全然可愛い数値ですから,正直ほとんど違いが分からないぐらいですけどね。イー! ま,ちょっとコーナーでステアがしっとり重めになったかな?程度。イー!
今回使用するLSDの中身は,CUSCOさんベースのMZタイプのLSDをRIGIDブランドで有名なショップ"アルファ"さんが味付けした「クスコLSD・アルファスペック」。イー!(いい加減にやめ)
不惑インテ号の時は同じCUSCO製のRSタイプのものを使ってたんで,全開で走行できるようになったら,今回のMZタイプとのフィーリングの違いなんかも楽しみですね。
さて。
今回デミ助がショップ入りしたのには他にも目的があって,その一つが正確な車両重量測定。
ちょっと前のdiaryでもいろいろインチキ語ってましたが,やはりここいらで一発キチンと体重測っておかないと,だったわけです。メーカーによってはカタログ重量と実重量と全然違うことあるらしいし,オプションなどで重量はどんどん変わってきますからね。
で,イキナリですが,今回のデミ助の体重測定の結果は「995kg」でした。
因みにガソリンはフルタンク(わざわざ携行缶持ってった),スペアタイヤ,車載工具,フロアマットなどは積載状態です。したがってこれらを細かく引き算しますと,なんとデミ助の本気走行状態での体重は「981.9kg」というほとんどカタログ値(980kg)通りの数字になりました(実はグローブボックスの中に地図やら何やらごちゃごちゃモノが入ってたので,これらを除けるとホントに980kgぴったりだったかも)。
要するに,ほとんど軽量化の余地なし f(^-^;)。
つーか,ヘタにこれ以上軽量化すると規定違反になっちゃうぐらい。
前述の通りまだ大した軽量化はしてないんですが,デミ助は"15C"というもともと軽量・簡素なグレードですし,あんまり重くなるオプションはつけてないので,こんなモンなんでしょうかね。一方で"SPORT"の方はだいぶ軽量化の余地があるということです。カタログ値通りだとすると20kgぐらい重量差がありますし,S1500規定ではエアコンは外しちゃダメなんで,それ以外のところで削らないといけませんね。
DEデミオで,特にグレード"15C"のクルマで競技参加を考えておられる方は,軽量化のし過ぎにご注意を。車両規定をよく読んで数字をしっかり確認してから,ね(しっかり牽制)。
さて。
今回のデミ助ショップ入りのもう一つの目的はアライメントの取り直し。
Sオーリンズは諸事情のため自宅ガレージにてDIY取り付けをしました(2/27のdiary参照)。
で,サスを交換して車高が下がりますと,ホイールアライメントが大きく変わってしまう,なんてことはみなさんよくご存知の通り。
※ よくご存知じゃない方のために...クルマの4輪はきっちり前進方向を向いているわけではなくって,それぞれ少しずつズレがあります。このズレが大きくなるとクルマが真っ直ぐ走りませんし,どこかがミリ単位でちょっとズレただけでも結構操縦性が大きく変わります。この4つのタイヤの「向き」のことをホイールアライメントといいます。サスを交換して車高が下がったりすると,サスの傾きや動く軸が変わって,このアライメントが純正の状態から大きく変わってしまうんですな。
通常,デミ助のような構造のサスで車高を下げると,例えばフロントで言えば,車高が下がった分,ハブの後側がタイロッドに引っ張られてハブ全体が前開きの状態になり,いわゆる「トー・アウト」になると言われてます。さらにここにキャンバーがネガティヴ方向に動く(いわゆる「ネガ・キャン」)影響が加わるわけですが,実際に車高を下げた人のレポートでも,新型デミオは車高を下げるとすごいフロント・トー・アウトになる,ってことでした。
ところが,Sオーリンズを装着した直後のデミ助を自作簡易アライメントスケール(笑)で測ると,フロントは左右トータルでなんと9mmものトー・イン。
あらあら? 何で?
何でか知らんが,何度測り直しても間違いなく大幅なトー・イン。
因みにリアも4mmのトー・イン。しかも走らせるとステアのセンターがだいぶズレとる。
で,フロントはタイロッドをキコキコ回してだいたいトー・ゼロになるように調整。
途中で間違って反対方向に回し,あり得ない数字を出して卒倒したりするのはもうお約束。
デミ助のリアサスは固定式で,トーもキャンバーもどうにも調整できないので,サスの取り付けを少し緩めて,トー・ゼロになるようにおまじないを唱えながら押したり引いたりしてみる(笑)。
で,それ以上どうにもできないリアは放っておいて,さらに,ステアのセンターがド真ん中にくるように,試走をしながらフロントのトーをあれこれ微調整しますが,これがどうにもならん。
ちょっと走ってはコンビニの駐車場に入り,またちょっと走ってはホームセンターの駐車場に入り,ってな具合で,周囲の「何しとんねん,このオヤジ」という冷たい視線を感じながら,スパナとモンキーを手にタイロッドをちびちび回し続ける男43歳,普段は中間管理職,なのだった。
...で,とりあえず暫定セッティング(というほどのものでもない)を出して,これで某南コースを走ってきたわけですが,これだと直進性をトーでごまかしてるので,トータル1-2mmのトー・インになってて,しかもまだステアのセンターが微妙に(角度にして5°ぐらい)ズレたままで気持ち悪いのよね。いや,ちゃんと走るので大丈夫っちゃ大丈夫なんですけど。
で,もともとデフが入った時点できっちりアライメントをとってもらうことにしてたので,ちょうど今回のショップ入りでちゃんとしたテスターにかけてもらったわけです。
するとですな。
リアの方はやはり結構トー・インになってますが,キャンバーも含めて左右の数字はきれいにそろっててスラスト角もゼロですし,これはこれで良し,と。デミ助は軽いFF車なので,リアはフロントのジャマさえしなければOKですし,他にタイヤの空気圧やショックの段数でもいろいろ調整できますから,まぁいいでしょ。
で,問題のフロントの方はというと,入庫時トーはわずかにトー・インで狙った通りの数字になってたんですが,キャンバーの左右差が大きく,これがステアの微妙なセンターずれにつながってたのではないかと思われ。これはなかなか素人計測ではわかりませんでした。
で,これをメンバーの取り付けなどを含めてちゃんと修正してもらって(これも素人には絶対できないプロの技),きっちりトー・ゼロにしてセンターも合わせてもらいました。
ショップからの帰りは今話題の「新名神」で帰って来たんですが,1週間ぶりに乗るデミ助のステアリング,もう完璧っすよ! センターもばっちり直ったし,その直進性ってば,手放したまま10分ぐらい走ってもまだ真っ直ぐ走ってるぐらい(ウソです)。ステアをすっと切った時のヨーの立ち上がりはさらにスムースになり,まさに競技車として仕上がってきた感じです。
さあ,デミ助を完成させるためにあと手を加えないといけないのはブレーキ関連。
既に上記のアルファさんからRIGIDブランドでパッドやシューはリリースされてますが,おとーさんはまだABSをキャンセルした状態を経験してないので,まずはこれを試してみようと思います。もしABSをキャンセルして走るなんてことになったら,ブレーキのセッティングも大きく変わってくるでしょうしね。
今回,ショップの社長からは「FFやし,いずれはエンジンマウントも変えた方がええやろなぁ」とご指摘をいただきました(既にこれもアルファさんからリリース済み)。あと,個人的に純正のクラッチのフィーリングがどうしてもいただけない(デミ助で唯一気に入らないところ)ので,どこかのメーカーから強化クラッチが出たら,できるだけ速やかに交換したい...
ま,もうヘソクリの残高がゼロ!なので現実には当分どこもいじれませんがね ヽ(´ー`)ノ
...というか,今後一番の課題はG6シリーズ出場のための嫁許可だったりして...
誰かプロの技で何とかしてもらえませんでしょうか...ウチの嫁様のアライメント... f(^-^;)
そっぽ向き過ぎっすよ,奥さん...
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