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2008年 > 3月12日
不惑インテ号 VS デミ助
んなモン,タイムで勝負にならないのは分かりきったことですがね(笑)。
実は先日,以前よく不惑インテ号で走りに行っていた某南コースに,初めてデミ助を連れて行ったんですよ。
デミ助で本格的なコースを走るのは初めてなので,もう,わくわくモン (*'-')。
結局,何のカンの言っても,これまで峠で軽く流す程度にしか走ってないので,デミ助が本気で走った時にどれくらいのパフォーマンスを見せてくれるのかすっごい楽しみ。
因みに,中部地区戦のS1500クラスとN2クラスのトップタイムを比べると,コースにもよりますが,だいたいタイム差が7-9秒ってとこ。非常にレベルの高い地区戦のトップドラさん達ですから,両クラスでドライバーさんの腕に大きな差はないとすると,だいたいこれはN2クラスのDC2インテグラとS1500クラスのクルマとの車両によるタイム差と考えていいはず。
ここからごく単純に考えると,不惑インテ号の時のタイムから7-9秒ぐらい引いたタイムがデミ助の目標タイム,ってことになる。ここは結構直線の長いコースだし,まだデミ助にはデフ(LSD)が入ってないことを考えると,とりあえず9秒落ちで良しとするか。
まあそれ以前に,本格的に走った際のデミ助の挙動に自分が慣れないといけないし,半年以上のブランクを埋めるべくリハビリもしないといけないし...( ̄ー ̄;)
ということで,ボチボチ走り始めたわけですが。
まず1コーナー。
様子見ってこともあるけど,不惑インテ号のブレーキポイントのはるかに手前でブレーキ開始。
にもかかわらずいきなりABS発動し,カカカカカカ・・・という機械的な振動を感じつつインを大きく外してだっさいコーナリング。
で,2コーナー。
あれ?遠い。1-2コーナー間ってこんなに距離あったっけ?(要するにすごい遅い)。
しかもギアが合わん。1速では明らかに吹け切るので2速でコーナーに入るもトルクバンドをかなり外れてる感じ(タコ見てないの)。
で,今度は低速でインについてだらだら回り,アウト側の縁石目がけて立ち上がりますが,何かタイヤがざざざーとか言ってるし。全然加速しないし。
...まあ,フロントは3部山ネオバだし,デフ入ってないし。さすがにトラクション逃げるか。
で,しばしのストレート。
お,遅い!
これはトンボの方が速いのではないか。
2速でベタ踏みしてるのに,なかなか3・4コーナーが近づいてこない。
不惑インテ号の時には,2コーナーから立ち上がるとあっという間に3・4コーナーだったのに,缶コーヒー一口飲んで,ぷはあぁ〜,って一息入れられそうなぐらい間がある。
って言ってる間にやっと3コーナーに到着。結局ストレートエンドでも3速に入らず。
ここも念のため超・早めにブレーキングを開始しますが,4コーナーに回りこんでいく途中,ブレーキの踏力を強めたところでABS様が御発動。カカカカカ・・・というブレーキの振動に合わせてフロントタイヤがゴゴゴゴゴ・・・と断続的にアウトに逃げて行き,信じられないような恥ずかしいラインで4コーナーを回ります。
しかも立ち上がりでスロットルをガン!と踏み込んだら,タイヤがざざざざざざ・・・
全然前に進みません。
思わず「ワハハハハ!」と笑いながらS字に入ります (´∀`)
ところが。
ストレートでは遅いデミ助が,S字に入るや否や,妙に活き活き走るではないか。
つーか,コーナリング速いよこのクルマ!
左,右とGがスムースに切替わるこの快感は不惑インテ号とまさに一緒。これはやはりSオーリンズ効果なんでしょうね。突っ込みでABS作動しない限りきっちりラインをトレースできます。
もちろん縁石をまたぎながらラフにスロットルを開けるとタイヤが空転してクルマが前に出ませんが,このへんはサスではなくノーマルデフの限界。
アドバンコーナーは2速のままで突っ込み。
ここは前に出るコーナーではなく耐えるコーナー。ここでもSオーリンズが粘っていい仕事をしてくれます。リアをわずかに出しながら何とかラインに乗せてヘアピンに。
ここまでで,クルッと回ってスロットルをドン!っていうのでは全然ダメっぽいことが分かったので,ヘアピンはできるだけアウト・イン・アウトでコーナリングスピードを落とさないようにスムースに走ろうとしますが,それでも,2速だと明らかにトルクバンドから外れるっぽいので丁寧に1速に落とし,そしてスロットルを踏んだ途端にまたフロントタイヤがざざざざざざ・・・ (;´д⊂)
なかなかうまく前に進みません。
スペアのドラシャなどはまだ入手していないので,シケインの縁石は遠慮がちに脇をかすめさせていただきますが,ここもSオーリンズがうまく踏ん張ってくれて,スムースにGを切り返して最終コーナーに向かいます。
で,最終コーナー。
ここも2速で回るか1速で回るか悩みつつ,とりあえず1速に落としてインベタでコーナリング。と思ったら今度はABS様の再登場。ごごごごご・・・とラインが外にふくらみます。
せめて,立ち上がりで丁寧に丁寧にスロットルを開けますが...
またしてもフロントタイヤがざざざざざざ・・・
2速に上げてもざざざざざざ・・・ (;´д⊂)
そしてタイムは...不惑インテ号の約12秒落ち!
わっはっはっは! 全然ダメぢゃん...ヽ(;´Д`)ノ
「まあ,まだSオーリンズが入っただけですから...」
「デフもブレーキもノーマルだし,フロントのネオバは3部山だし...」
「そもそも,ここを走るの約1年ぶりだし...ぶつぶつ...」
とか,デミ助のせいにしつつ,自分でいろいろ言い訳しますが,動揺は隠せない(笑)。
ストレートが遅い。これはまあ,エンジンのパワーを考えれば仕方ない。
しかし,やはりSオーリンズのアシは素晴らしく,特にコーナリング初期のヨーの立ち上がり具合,Gをじわーっと溜めていくような場面や,Gを左右に切り返すような場面のスムースさは,同じSオーリンズを装着してた不惑インテ号と全く互角。
っつーか,車体が軽い分,本当に「敏捷」とか「軽快」という形容にピッタリの動きをしてくれるので,コーナリングの楽しさは不惑インテ号より上かも。間違いなく「コーナリングマシン」ですよ,このクルマ。小さくてもしっかりMAZDAスピリッツが生きてます。
しかし一度ABSが発動すると,制動距離がかえって延びてしまい,ステアの反応性も落ちて,狙ったラインから確実に外れてしまう。ABSが発動しないようなスムースなブレーキング,あるいは発動しても何とか車体をインに追い込めるようなラインを身に着けないといけないけど,ABS付き車両で競技をするのが初めてというおとーさんには,これが全くできていない。
また,立ち上がりでスロットルをラフに開けてるので,ノーマルデフ+フロント3部山ネオバの現状ではすぐにトルクが逃げてしまって前に進んでない。これも,これまでずっとSタイヤで走ってきてるので,ラジアルタイヤの縦横それぞれのグリップ限界というのが全く分かってないせい。
よーするにデミ助の限界というよりドライバーがだめぽということ。ドライバーが「乗れてない」ってこと。いかに自分がこれまでSタイヤのグリップとハイパワーVTECの恩恵に依存していたかってことを思い知りました。
いささか落ち込んで,こ,これではいけない! と,立て続けに走ろうとしますが,こういう時に限ってクルマが大渋滞(泣)。結局1時間で5本ほどしか走れず。
まあ,その中で徐々に走りを修正し,最終ラップでやっとこさ不惑インテ号の約9秒落ちのタイムに到達。ぎりぎりで目標に達しましたがね...でも遅い。同じコースを走る白デミオさんには3秒チギられてました。
・・・・・・
今回,不惑インテ号とデミ助で同じコースを走り比較して分かったこと。
デミ助は,直線は遅いですが,素晴らしいコーナリングマシンです。これは間違いない。
ただ,こいつを乗りこなすためには,ABSのクセをつかむこと,限られたパワーを有効に生かすためラジアルタイヤの縦のグリップを的確につかむこと,コーナリングの半径よりもコーナリングスピードを生かすようなスムースなコーナリングを身に着けること,こういったことが必要になるっぽい。
何とか腕を磨いてデミ助のポテンシャルを最大限に引き出した走りができるようになりたい。
で,帰りにショップに寄って,LSD装着のためにデミ助を預けて参りました。
これでタイムが3秒縮まるか!?(結局はクルマ頼みなのね)
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不惑インテ号 VS デミ助
んなモン,タイムで勝負にならないのは分かりきったことですがね(笑)。
実は先日,以前よく不惑インテ号で走りに行っていた某南コースに,初めてデミ助を連れて行ったんですよ。
デミ助で本格的なコースを走るのは初めてなので,もう,わくわくモン (*'-')。
結局,何のカンの言っても,これまで峠で軽く流す程度にしか走ってないので,デミ助が本気で走った時にどれくらいのパフォーマンスを見せてくれるのかすっごい楽しみ。
因みに,中部地区戦のS1500クラスとN2クラスのトップタイムを比べると,コースにもよりますが,だいたいタイム差が7-9秒ってとこ。非常にレベルの高い地区戦のトップドラさん達ですから,両クラスでドライバーさんの腕に大きな差はないとすると,だいたいこれはN2クラスのDC2インテグラとS1500クラスのクルマとの車両によるタイム差と考えていいはず。
ここからごく単純に考えると,不惑インテ号の時のタイムから7-9秒ぐらい引いたタイムがデミ助の目標タイム,ってことになる。ここは結構直線の長いコースだし,まだデミ助にはデフ(LSD)が入ってないことを考えると,とりあえず9秒落ちで良しとするか。
まあそれ以前に,本格的に走った際のデミ助の挙動に自分が慣れないといけないし,半年以上のブランクを埋めるべくリハビリもしないといけないし...( ̄ー ̄;)
ということで,ボチボチ走り始めたわけですが。
まず1コーナー。
様子見ってこともあるけど,不惑インテ号のブレーキポイントのはるかに手前でブレーキ開始。
にもかかわらずいきなりABS発動し,カカカカカカ・・・という機械的な振動を感じつつインを大きく外してだっさいコーナリング。
で,2コーナー。
あれ?遠い。1-2コーナー間ってこんなに距離あったっけ?(要するにすごい遅い)。
しかもギアが合わん。1速では明らかに吹け切るので2速でコーナーに入るもトルクバンドをかなり外れてる感じ(タコ見てないの)。
で,今度は低速でインについてだらだら回り,アウト側の縁石目がけて立ち上がりますが,何かタイヤがざざざーとか言ってるし。全然加速しないし。
...まあ,フロントは3部山ネオバだし,デフ入ってないし。さすがにトラクション逃げるか。
で,しばしのストレート。
お,遅い!
これはトンボの方が速いのではないか。
2速でベタ踏みしてるのに,なかなか3・4コーナーが近づいてこない。
不惑インテ号の時には,2コーナーから立ち上がるとあっという間に3・4コーナーだったのに,缶コーヒー一口飲んで,ぷはあぁ〜,って一息入れられそうなぐらい間がある。
って言ってる間にやっと3コーナーに到着。結局ストレートエンドでも3速に入らず。
ここも念のため超・早めにブレーキングを開始しますが,4コーナーに回りこんでいく途中,ブレーキの踏力を強めたところでABS様が御発動。カカカカカ・・・というブレーキの振動に合わせてフロントタイヤがゴゴゴゴゴ・・・と断続的にアウトに逃げて行き,信じられないような恥ずかしいラインで4コーナーを回ります。
しかも立ち上がりでスロットルをガン!と踏み込んだら,タイヤがざざざざざざ・・・
全然前に進みません。
思わず「ワハハハハ!」と笑いながらS字に入ります (´∀`)
ところが。
ストレートでは遅いデミ助が,S字に入るや否や,妙に活き活き走るではないか。
つーか,コーナリング速いよこのクルマ!
左,右とGがスムースに切替わるこの快感は不惑インテ号とまさに一緒。これはやはりSオーリンズ効果なんでしょうね。突っ込みでABS作動しない限りきっちりラインをトレースできます。
もちろん縁石をまたぎながらラフにスロットルを開けるとタイヤが空転してクルマが前に出ませんが,このへんはサスではなくノーマルデフの限界。
アドバンコーナーは2速のままで突っ込み。
ここは前に出るコーナーではなく耐えるコーナー。ここでもSオーリンズが粘っていい仕事をしてくれます。リアをわずかに出しながら何とかラインに乗せてヘアピンに。
ここまでで,クルッと回ってスロットルをドン!っていうのでは全然ダメっぽいことが分かったので,ヘアピンはできるだけアウト・イン・アウトでコーナリングスピードを落とさないようにスムースに走ろうとしますが,それでも,2速だと明らかにトルクバンドから外れるっぽいので丁寧に1速に落とし,そしてスロットルを踏んだ途端にまたフロントタイヤがざざざざざざ・・・ (;´д⊂)
なかなかうまく前に進みません。
スペアのドラシャなどはまだ入手していないので,シケインの縁石は遠慮がちに脇をかすめさせていただきますが,ここもSオーリンズがうまく踏ん張ってくれて,スムースにGを切り返して最終コーナーに向かいます。
で,最終コーナー。
ここも2速で回るか1速で回るか悩みつつ,とりあえず1速に落としてインベタでコーナリング。と思ったら今度はABS様の再登場。ごごごごご・・・とラインが外にふくらみます。
せめて,立ち上がりで丁寧に丁寧にスロットルを開けますが...
またしてもフロントタイヤがざざざざざざ・・・
2速に上げてもざざざざざざ・・・ (;´д⊂)
そしてタイムは...不惑インテ号の約12秒落ち!
わっはっはっは! 全然ダメぢゃん...ヽ(;´Д`)ノ
「まあ,まだSオーリンズが入っただけですから...」
「デフもブレーキもノーマルだし,フロントのネオバは3部山だし...」
「そもそも,ここを走るの約1年ぶりだし...ぶつぶつ...」
とか,デミ助のせいにしつつ,自分でいろいろ言い訳しますが,動揺は隠せない(笑)。
ストレートが遅い。これはまあ,エンジンのパワーを考えれば仕方ない。
しかし,やはりSオーリンズのアシは素晴らしく,特にコーナリング初期のヨーの立ち上がり具合,Gをじわーっと溜めていくような場面や,Gを左右に切り返すような場面のスムースさは,同じSオーリンズを装着してた不惑インテ号と全く互角。
っつーか,車体が軽い分,本当に「敏捷」とか「軽快」という形容にピッタリの動きをしてくれるので,コーナリングの楽しさは不惑インテ号より上かも。間違いなく「コーナリングマシン」ですよ,このクルマ。小さくてもしっかりMAZDAスピリッツが生きてます。
しかし一度ABSが発動すると,制動距離がかえって延びてしまい,ステアの反応性も落ちて,狙ったラインから確実に外れてしまう。ABSが発動しないようなスムースなブレーキング,あるいは発動しても何とか車体をインに追い込めるようなラインを身に着けないといけないけど,ABS付き車両で競技をするのが初めてというおとーさんには,これが全くできていない。
また,立ち上がりでスロットルをラフに開けてるので,ノーマルデフ+フロント3部山ネオバの現状ではすぐにトルクが逃げてしまって前に進んでない。これも,これまでずっとSタイヤで走ってきてるので,ラジアルタイヤの縦横それぞれのグリップ限界というのが全く分かってないせい。
よーするにデミ助の限界というよりドライバーがだめぽということ。ドライバーが「乗れてない」ってこと。いかに自分がこれまでSタイヤのグリップとハイパワーVTECの恩恵に依存していたかってことを思い知りました。
いささか落ち込んで,こ,これではいけない! と,立て続けに走ろうとしますが,こういう時に限ってクルマが大渋滞(泣)。結局1時間で5本ほどしか走れず。
まあ,その中で徐々に走りを修正し,最終ラップでやっとこさ不惑インテ号の約9秒落ちのタイムに到達。ぎりぎりで目標に達しましたがね...でも遅い。同じコースを走る白デミオさんには3秒チギられてました。
・・・・・・
今回,不惑インテ号とデミ助で同じコースを走り比較して分かったこと。
デミ助は,直線は遅いですが,素晴らしいコーナリングマシンです。これは間違いない。
ただ,こいつを乗りこなすためには,ABSのクセをつかむこと,限られたパワーを有効に生かすためラジアルタイヤの縦のグリップを的確につかむこと,コーナリングの半径よりもコーナリングスピードを生かすようなスムースなコーナリングを身に着けること,こういったことが必要になるっぽい。
何とか腕を磨いてデミ助のポテンシャルを最大限に引き出した走りができるようになりたい。
で,帰りにショップに寄って,LSD装着のためにデミ助を預けて参りました。
これでタイムが3秒縮まるか!?(結局はクルマ頼みなのね)
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