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2008年 > 1月17日
デミ助軽量化作戦
年明け早々からお仕事がゲロ忙しくって本当にゲロ吐きそうになってるおとーさん。
当然ながら,仕事帰りにデミ助とちょっと道草...なんてヒマも体力もありません。
もういきなりバテバテっすよ。こんなんで1年もつのか? 心配になります。
まあデミ助の方も,まだSオーリンズの足ができてこないのと,2月ごろ発売予定のLSDの購入・工賃用にヘソクリを温存しておかないといけないため,特にイジるところもなく相変わらず素ノーマルの状態。あまり無理をさせず,通勤の行き帰りにノーマル状態を楽しむ程度の運転にしときましょう。
S1500クラスが今年のシリーズから繰り上げ導入されるかも,という話も一時出てたようですが,JMRC近畿さんに確認・働きかけをするタイミングを逸してしまってるうちに話が流れてしまったみたいで,結局当初の予定通り2009年度からの導入になったとのこと。
まあ,全て予定通りということで,焦る必要はなし。今年はG6シリーズなどJAF公式戦以外のシリーズや練習会にスポット参加しながらボチボチ,クルマを作って行きましょう。
ところがですな。
競技車を作る上で,どうしてもこの時期にやっておかないといけない作業というのがあるんですよ。お金を出してショップに頼めば他のシーズンにもできないことはないが,DIYでやるとするとこの厳寒の季節に限る,という作業。
...それは,ご存知メルシート剥がし。
クルマの床には通常,フロアマットがひいてあって,その下にはフロアカーペットがくまなく張られています。そこまではみなさんが目にするところですが,そのフロアカーペットをひっぺがすと,剥き出しのフロアの鉄板の上に,ゴムのようなプラスチックのようなアスファルトのような樹脂が分厚く塗ってある。これがメルシート(メルコートともいう)。
このメルシートは車内の防音や断熱のために重要な役割をしているのですが,車種によっては結構フロアにたっぷり塗ってあるので,無視できない重さになるんですよ。これを全部とっぱらうと10kgぐらいの軽量化になる。
兄ちゃん,硬派の競技車にゃ,防音も断熱も不要なんだよ。
俺のこの魂の叫びを聞け! 燃える瞳を見よ!
...ということで軽量化のためにこのメルシートを剥がしたいんですが,これが難物。
熱で軟らかくして,あるいは溶剤で溶かして剥がそうとするとベタベタしてしまって,とても剥がせるもんじゃない。一番いいのは,冷やしてカチカチの状態にしてから叩いてバリバリ割って強引に剥がして行く方法。
季節なんかには関係なくドライアイスを大量に使って作業してしまうツワモノもいるそうですが(おとーさんの友人にも1名),ここはやはり自然の摂理にしたがって厳冬の季節にコツコツ作業するのがCO2削減にも良いでしょう(笑)。
しかし,とにかくやたらと引っぺがして軽くすればいいってモンでもない。
競技車を作るにもルールってモンがある。「車両規定」ってヤツが。
デミ助にしても,そりゃ速くするためには極力軽いにこしたことはないけど,車両規定で許される範囲を超えて軽量化しちゃったらルール違反。
メルシートなんてうっかり剥がしてしまって,後で「軽杉プププ (´з`)」つっても,元に戻すことはできない。しかもこんなモノ剥がしてしまった日にゃ,もう他の部品を純正に戻して「修復歴無しの極上モノですぜ,ダンナ ( ̄ー ̄)」なんて言って中古車屋さんに売ろうとしてもゼッタイ信じてもらえない。まあデミ助は最後までずっと乗るつもりだからいいんだけど。
ということでメルシート剥がしを決行するかどうかを決めるためにも,デミ助の各所の重量を測ってみることにしました。個人計量ですから誤差はあると思いますが...すると,
こんな計測結果になりました。
※一部に修正アリ,次回のdiaryを参照のこと(2008 Jan 31 追記)
左の列は外したり交換しちゃったりするパーツ。つまり軽量化分。真ん中は代わりに装着したり重くなる分のパーツ。一番右端の列がそのプラスマイナスの差分。
純正のバッテリーが11.7kgと結構重いので,これを大型2輪用のバッテリーに替えるだけで7kg以上の軽量化になり,タイヤ+ホイールがどうしても重くなる分を十分チャラにしてくれます。
最近はスペアタイヤを廃止して無理やりカタログ重量値を下げてるクルマもありますが,デミオはバカ正直に重いタイヤをリアに載せてるので,これと車載ジャッキなどリア回りの付属品を下ろすだけでなんと14kgもの軽量化になります。これも,純正OPTエアロ(小2の娘の勧めで装着)やタワーバー装着で重量が増える分を十分埋め合わせてくれます。
※この部分修正アリ,次回のdiaryを参照のこと(2008 Jan 31 追記)
メルシート剥がしなどの思い切った軽量化をしなくても既に合計-13.3kgのマイナス。
競技で走る時には当然わざとガソリンがある程度減った状態で走ります。ガソリン残15リットルで走るとして,(タンク容量41リットル−15リットル)×ガソリンの比重でだいたい18〜20kgぐらい軽量化した状態で出走することになる。
これらを併せて,出走状態で-31〜33kgの軽量化。
実は,これでもう車両規定で認められるギリギリの軽量化になってしまうんですよ。
ということは,メルシートは剥がさなくてもOK。
っつーか,剥がしたら軽量化し過ぎで規定違反じゃん(汗)
リアのワイパーも軽量化のために外そうかと思ってたんですが,これも外さなくてもOK。
もちろん,足回りやLSDがフルに入った時点で一度きっちり車両重量を測ってもらおうと思ってます。今よりも若干重くなることが予想されますし,最初の重量がカタログ重量通りとは限りませんから。でも,おそらく大幅な軽量化は不要と思われます。これは"15C"という軽いグレードを選んだ恩恵ですね。"SPORT"に比べるとフォグもガセット補強も入ってないけど,軽いぞ!
ということで,今後ロールゲージ組んだりしない限り,メルシートやフロアカーペット撤去のような大掛かりな(後戻りできない)軽量化はしなくても済みそうでホッとしました。後はとりあえず2月にSオーリンズの足回りができるのとCUSCOのLSD発売を待つばかりです。
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デミ助軽量化作戦
年明け早々からお仕事がゲロ忙しくって本当にゲロ吐きそうになってるおとーさん。
当然ながら,仕事帰りにデミ助とちょっと道草...なんてヒマも体力もありません。
もういきなりバテバテっすよ。こんなんで1年もつのか? 心配になります。
まあデミ助の方も,まだSオーリンズの足ができてこないのと,2月ごろ発売予定のLSDの購入・工賃用にヘソクリを温存しておかないといけないため,特にイジるところもなく相変わらず素ノーマルの状態。あまり無理をさせず,通勤の行き帰りにノーマル状態を楽しむ程度の運転にしときましょう。
S1500クラスが今年のシリーズから繰り上げ導入されるかも,という話も一時出てたようですが,JMRC近畿さんに確認・働きかけをするタイミングを逸してしまってるうちに話が流れてしまったみたいで,結局当初の予定通り2009年度からの導入になったとのこと。
まあ,全て予定通りということで,焦る必要はなし。今年はG6シリーズなどJAF公式戦以外のシリーズや練習会にスポット参加しながらボチボチ,クルマを作って行きましょう。
ところがですな。
競技車を作る上で,どうしてもこの時期にやっておかないといけない作業というのがあるんですよ。お金を出してショップに頼めば他のシーズンにもできないことはないが,DIYでやるとするとこの厳寒の季節に限る,という作業。
...それは,ご存知メルシート剥がし。
クルマの床には通常,フロアマットがひいてあって,その下にはフロアカーペットがくまなく張られています。そこまではみなさんが目にするところですが,そのフロアカーペットをひっぺがすと,剥き出しのフロアの鉄板の上に,ゴムのようなプラスチックのようなアスファルトのような樹脂が分厚く塗ってある。これがメルシート(メルコートともいう)。
このメルシートは車内の防音や断熱のために重要な役割をしているのですが,車種によっては結構フロアにたっぷり塗ってあるので,無視できない重さになるんですよ。これを全部とっぱらうと10kgぐらいの軽量化になる。
兄ちゃん,硬派の競技車にゃ,防音も断熱も不要なんだよ。
俺のこの魂の叫びを聞け! 燃える瞳を見よ!
...ということで軽量化のためにこのメルシートを剥がしたいんですが,これが難物。
熱で軟らかくして,あるいは溶剤で溶かして剥がそうとするとベタベタしてしまって,とても剥がせるもんじゃない。一番いいのは,冷やしてカチカチの状態にしてから叩いてバリバリ割って強引に剥がして行く方法。
季節なんかには関係なくドライアイスを大量に使って作業してしまうツワモノもいるそうですが(おとーさんの友人にも1名),ここはやはり自然の摂理にしたがって厳冬の季節にコツコツ作業するのがCO2削減にも良いでしょう(笑)。
しかし,とにかくやたらと引っぺがして軽くすればいいってモンでもない。
競技車を作るにもルールってモンがある。「車両規定」ってヤツが。
デミ助にしても,そりゃ速くするためには極力軽いにこしたことはないけど,車両規定で許される範囲を超えて軽量化しちゃったらルール違反。
メルシートなんてうっかり剥がしてしまって,後で「軽杉プププ (´з`)」つっても,元に戻すことはできない。しかもこんなモノ剥がしてしまった日にゃ,もう他の部品を純正に戻して「修復歴無しの極上モノですぜ,ダンナ ( ̄ー ̄)」なんて言って中古車屋さんに売ろうとしてもゼッタイ信じてもらえない。まあデミ助は最後までずっと乗るつもりだからいいんだけど。
ということでメルシート剥がしを決行するかどうかを決めるためにも,デミ助の各所の重量を測ってみることにしました。個人計量ですから誤差はあると思いますが...すると,
外すパーツ | 重量(kg) | 装着パーツ | 重量(kg) | 差分(kg) |
---|---|---|---|---|
14インチホイール+タイヤ | 13.1(1輪) | CE28N+RE01R(16インチ) | 14.2(1輪) | +4.4(4輪) |
純正シート+レール | 18.2 | バケット+レール | 15.2 | -3.0 |
純正ステア+エアバッグ | 2.4 | ナルディ+ボス | 1.2 | -1.2 |
純正バッテリー | 11.7 | 2輪用バッテリー | 4.4 | -7.3 |
(スペアタイヤ) | (8.4) | ― | ― | (-8.4) |
(車載ジャッキ+工具) | (2.8) | ― | ― | (-2.8) |
リアトノカバー | 1.6 | ― | ― | -1.6 |
リアラゲッジマット | 1.2 | ― | ― | -1.2 |
― | ― | 純正OPTエアロ | 6.0 | +6.0 |
― | ― | Fタワーバー | 1.8 | +1.8 |
合計 | -98.7(4輪) | 合計 | +85.4(4輪) | -13.3 |
こんな計測結果になりました。
※一部に修正アリ,次回のdiaryを参照のこと(2008 Jan 31 追記)
左の列は外したり交換しちゃったりするパーツ。つまり軽量化分。真ん中は代わりに装着したり重くなる分のパーツ。一番右端の列がそのプラスマイナスの差分。
純正のバッテリーが11.7kgと結構重いので,これを大型2輪用のバッテリーに替えるだけで7kg以上の軽量化になり,タイヤ+ホイールがどうしても重くなる分を十分チャラにしてくれます。
最近はスペアタイヤを廃止して無理やりカタログ重量値を下げてるクルマもありますが,デミオはバカ正直に重いタイヤをリアに載せてるので,これと車載ジャッキなどリア回りの付属品を下ろすだけでなんと14kgもの軽量化になります。これも,純正OPTエアロ(小2の娘の勧めで装着)やタワーバー装着で重量が増える分を十分埋め合わせてくれます。
※この部分修正アリ,次回のdiaryを参照のこと(2008 Jan 31 追記)
メルシート剥がしなどの思い切った軽量化をしなくても既に合計-13.3kgのマイナス。
競技で走る時には当然わざとガソリンがある程度減った状態で走ります。ガソリン残15リットルで走るとして,(タンク容量41リットル−15リットル)×ガソリンの比重でだいたい18〜20kgぐらい軽量化した状態で出走することになる。
これらを併せて,出走状態で-31〜33kgの軽量化。
実は,これでもう車両規定で認められるギリギリの軽量化になってしまうんですよ。
ということは,メルシートは剥がさなくてもOK。
っつーか,剥がしたら軽量化し過ぎで規定違反じゃん(汗)
リアのワイパーも軽量化のために外そうかと思ってたんですが,これも外さなくてもOK。
もちろん,足回りやLSDがフルに入った時点で一度きっちり車両重量を測ってもらおうと思ってます。今よりも若干重くなることが予想されますし,最初の重量がカタログ重量通りとは限りませんから。でも,おそらく大幅な軽量化は不要と思われます。これは"15C"という軽いグレードを選んだ恩恵ですね。"SPORT"に比べるとフォグもガセット補強も入ってないけど,軽いぞ!
ということで,今後ロールゲージ組んだりしない限り,メルシートやフロアカーペット撤去のような大掛かりな(後戻りできない)軽量化はしなくても済みそうでホッとしました。後はとりあえず2月にSオーリンズの足回りができるのとCUSCOのLSD発売を待つばかりです。
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