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2008年 > 3月21日
自作簡易あらいぬんとテスター
前回のdiaryでちらっと書きましたが,おとーさんはちょいちょい自分でアライメント測って調整したりしてます。いや,競技やってる人ならそういう人が当たり前,よね?
ただ,4輪それぞれをきっちり測ろうとすると,車体にぐるっと一回りタコ糸を張って,その糸とホイールの距離を測ったりするんですが,そこまでやるのも面倒くさいし,かといっていちいちショップに持ち込むのもお金かかってしゃーないし...
ということで,競技やってるビンボーなオッチャン達は,みんなそれぞれ自分なりのアライメント測定方法を工夫してたりします。
実は前回のdiaryで書いた,おとーさんの使ってる自作品についてちょっとご質問をいただいたりしましたので,しょーじき,大したモノではない,というか,めっちゃ恥ずかしいモノですが,ここでご披露したします(Tさん,ありがとうございます)。みなさん笑ってやって下さい。
で,まず,おとーさん愛用,自作簡易あらいぬんとテスターはこれ↓
※ あまりにも貧相...とてもアライメントテスターとは呼べません(笑)。
だからあらいぬんとテスター ( ̄ー ̄)
ヤフオクなんかのぞいてみると,よく「簡易アライメントテスター」なるものが出品されてます。あれなんかホームセンターで売ってるような簡単な素材を使ってうまく作ってると思いますが,1セット5000-6000円ぐらいの結構いい値段つけてるんですよね。
どうせトーぐらいしか自分では調整しない(できない)し,あそこまでいかなくっても似たようなモン自分で作れるだろ,とみんな一度は考えると思うんですが,いざホームセンター行って材料集めようとすると,案外,素材が高かったり,いい寸法のものがなかったり...
...と悩んでいたところに,近所のホームセンターでいい素材を見つけました。
「アルフレーム」というアルミのDIY用パイプ素材です。発売元はADFさんという大阪の会社。
アルミの角パイプとプラスチックのジョイントを組み合わせて棚とかスタンドとかいろいろなモノを作れまっせ,という商品ですが,ストレートがしっかり出てて,強度もそれなりにあるし,曲がりにくそうだし,何より安い。
適当な長さのパイプをそろえて,プラハンでジョイント打ち込んで,高さ調節付きのゴム足を付けて,ハイ,できあがり。簡単。
...ところがですな,実は,一つ一つのパーツは数10円〜数100円なんですが,全部合わせると思ったよりも高くついて,結局総額5000円近くになってしまいました。ヤフオクに出てるテスターと大して値段変わらん(笑)。どちらを買うか,あなたのDIY魂の強さ次第(笑)。
で,使い方ですが。前輪のトー測定を例に。
つーか,トーしか測れませんが(笑)。
何せ,あらいぬんとテスターですから。
まず,ハンドル真っ直ぐの状態で,クルマをきちんと水平に置きます。
自宅ガレージでやる場合は,一度水準器などできちんと水平を確認しておいた方がいいかもしれません。明らかに傾いてる場合は,タイヤの下に何かをかませるなどして補正を。
まあ,トーだけ測る分にはそんなに神経質になることもないかもしれませんが。
んで,左右のタイヤの空気圧をそろえます。
左右に別サイズのタイヤを履いたりしてるヘンタイさんは,とりあえず同じサイズ,同じ残り山のタイヤを履かせて下さいね(笑)。
で,次にこのあらいぬんとテスターを左右前輪の両脇に設置します。
パイプが真っ直ぐ,タイヤの前後に同じ当たり方になるように置くわけです。以前はパイプにゴム足をつけてタイヤではなくてホイールにきちんと当たるようにしてたんですが,クルマに載せてる間にこのゴム足がしょっちゅうモゲちゃうので,今はゴム足は撤去してタイヤに直接当てて測ってます。いいんです。あらいぬんとテスターですから。
そして,ストッパーの付いたメジャーと大型クリップを用意。
だいたい車体の横幅ぐらいの長さを引き出してストッパーをかけ,その先端を下の写真のようにクリップであらいぬんとテスターのパイプに止めます。
この時にメジャーがタイヤの前のトレッド面に軽く接触するぐらいに固定するようにね。
※ こんなカンジ。ピンボケですまぬ。
ちゃんと固定できたら,もう一方のタイヤのところへ行き,メジャーが軽くタイヤの前のトレッド面と接触するぐらいの位置で引っ張って,パイプのところの目盛を読む,と。
※ 引っ張りすぎると向こう側のパイプがズレちゃうよ(当たり前)。
その数字をどこかにメモっておいて,今度は同じタイヤの後ろ側で同じことをするだけです。
で,その前後の数字を比べると,だいたいトー・インになってるかアウトになってるかが分かる,とこういうわけ。タイヤの前後トレッド幅の差を簡易測定してるわけね。
でもこの数字はホイールの最大外径の部分でキチンと測ってるわけじゃないから,この前後差のミリ数がそのままトー・インのミリ数になるんじゃないことにご注意。あくまで目安よ。実際のトーの数字を出そうと思ったら,測定点からホイール中心までの距離を測ってホイール半径と合わせて計算しないとダメだから。
あと,今のデミ助のように車高を落としてると,タイヤの後ろ側を測る時にメジャーが排気系のどっかに干渉して,実際よりも大きい数字が出たりします。そういう場合はメジャーが干渉しないように,パイプの下側で測定するようにします。
※ こんなカンジでパイプの下側にメジャーを固定。
※ もちろんこっち側もパイプの下側で数字を読むのよ。
あくまであらいぬんとテスターですから,トーしか測れませんし,精度も大したことはありませんが,メジャーを直接タイヤにガムテープで貼り付けて測定したりするよりはだいぶお手軽に正確に測れます。実際これまでおとーさんがこれで測って計算したトーの数字は,プロがちゃんとした機械で測った数字とほとんど誤差ありませんでした(少なくとも誤差1mm程度なので十分実用には耐えます)。
セッティングを出したり,ハンドルのセンターを出すために,走ってはタイロッドを回し,また走っては回し,なんて時にはこういう道具があると非常に便利ですよ。軽いし,案外丈夫だし,場所もとりません。あなたのクルマのトランクにもお一つい・か・が? ( ̄ー ̄)
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自作簡易あらいぬんとテスター
前回のdiaryでちらっと書きましたが,おとーさんはちょいちょい自分でアライメント測って調整したりしてます。いや,競技やってる人ならそういう人が当たり前,よね?
ただ,4輪それぞれをきっちり測ろうとすると,車体にぐるっと一回りタコ糸を張って,その糸とホイールの距離を測ったりするんですが,そこまでやるのも面倒くさいし,かといっていちいちショップに持ち込むのもお金かかってしゃーないし...
ということで,競技やってるビンボーなオッチャン達は,みんなそれぞれ自分なりのアライメント測定方法を工夫してたりします。
実は前回のdiaryで書いた,おとーさんの使ってる自作品についてちょっとご質問をいただいたりしましたので,しょーじき,大したモノではない,というか,めっちゃ恥ずかしいモノですが,ここでご披露したします(Tさん,ありがとうございます)。みなさん笑ってやって下さい。
で,まず,おとーさん愛用,自作簡易あらいぬんとテスターはこれ↓
※ あまりにも貧相...とてもアライメントテスターとは呼べません(笑)。
だからあらいぬんとテスター ( ̄ー ̄)
ヤフオクなんかのぞいてみると,よく「簡易アライメントテスター」なるものが出品されてます。あれなんかホームセンターで売ってるような簡単な素材を使ってうまく作ってると思いますが,1セット5000-6000円ぐらいの結構いい値段つけてるんですよね。
どうせトーぐらいしか自分では調整しない(できない)し,あそこまでいかなくっても似たようなモン自分で作れるだろ,とみんな一度は考えると思うんですが,いざホームセンター行って材料集めようとすると,案外,素材が高かったり,いい寸法のものがなかったり...
...と悩んでいたところに,近所のホームセンターでいい素材を見つけました。
「アルフレーム」というアルミのDIY用パイプ素材です。発売元はADFさんという大阪の会社。
アルミの角パイプとプラスチックのジョイントを組み合わせて棚とかスタンドとかいろいろなモノを作れまっせ,という商品ですが,ストレートがしっかり出てて,強度もそれなりにあるし,曲がりにくそうだし,何より安い。
適当な長さのパイプをそろえて,プラハンでジョイント打ち込んで,高さ調節付きのゴム足を付けて,ハイ,できあがり。簡単。
...ところがですな,実は,一つ一つのパーツは数10円〜数100円なんですが,全部合わせると思ったよりも高くついて,結局総額5000円近くになってしまいました。ヤフオクに出てるテスターと大して値段変わらん(笑)。どちらを買うか,あなたのDIY魂の強さ次第(笑)。
で,使い方ですが。前輪のトー測定を例に。
つーか,トーしか測れませんが(笑)。
何せ,あらいぬんとテスターですから。
まず,ハンドル真っ直ぐの状態で,クルマをきちんと水平に置きます。
自宅ガレージでやる場合は,一度水準器などできちんと水平を確認しておいた方がいいかもしれません。明らかに傾いてる場合は,タイヤの下に何かをかませるなどして補正を。
まあ,トーだけ測る分にはそんなに神経質になることもないかもしれませんが。
んで,左右のタイヤの空気圧をそろえます。
左右に別サイズのタイヤを履いたりしてるヘンタイさんは,とりあえず同じサイズ,同じ残り山のタイヤを履かせて下さいね(笑)。
で,次にこのあらいぬんとテスターを左右前輪の両脇に設置します。
パイプが真っ直ぐ,タイヤの前後に同じ当たり方になるように置くわけです。以前はパイプにゴム足をつけてタイヤではなくてホイールにきちんと当たるようにしてたんですが,クルマに載せてる間にこのゴム足がしょっちゅうモゲちゃうので,今はゴム足は撤去してタイヤに直接当てて測ってます。いいんです。あらいぬんとテスターですから。
そして,ストッパーの付いたメジャーと大型クリップを用意。
だいたい車体の横幅ぐらいの長さを引き出してストッパーをかけ,その先端を下の写真のようにクリップであらいぬんとテスターのパイプに止めます。
この時にメジャーがタイヤの前のトレッド面に軽く接触するぐらいに固定するようにね。
※ こんなカンジ。ピンボケですまぬ。
ちゃんと固定できたら,もう一方のタイヤのところへ行き,メジャーが軽くタイヤの前のトレッド面と接触するぐらいの位置で引っ張って,パイプのところの目盛を読む,と。
※ 引っ張りすぎると向こう側のパイプがズレちゃうよ(当たり前)。
その数字をどこかにメモっておいて,今度は同じタイヤの後ろ側で同じことをするだけです。
で,その前後の数字を比べると,だいたいトー・インになってるかアウトになってるかが分かる,とこういうわけ。タイヤの前後トレッド幅の差を簡易測定してるわけね。
でもこの数字はホイールの最大外径の部分でキチンと測ってるわけじゃないから,この前後差のミリ数がそのままトー・インのミリ数になるんじゃないことにご注意。あくまで目安よ。実際のトーの数字を出そうと思ったら,測定点からホイール中心までの距離を測ってホイール半径と合わせて計算しないとダメだから。
あと,今のデミ助のように車高を落としてると,タイヤの後ろ側を測る時にメジャーが排気系のどっかに干渉して,実際よりも大きい数字が出たりします。そういう場合はメジャーが干渉しないように,パイプの下側で測定するようにします。
※ こんなカンジでパイプの下側にメジャーを固定。
※ もちろんこっち側もパイプの下側で数字を読むのよ。
あくまであらいぬんとテスターですから,トーしか測れませんし,精度も大したことはありませんが,メジャーを直接タイヤにガムテープで貼り付けて測定したりするよりはだいぶお手軽に正確に測れます。実際これまでおとーさんがこれで測って計算したトーの数字は,プロがちゃんとした機械で測った数字とほとんど誤差ありませんでした(少なくとも誤差1mm程度なので十分実用には耐えます)。
セッティングを出したり,ハンドルのセンターを出すために,走ってはタイロッドを回し,また走っては回し,なんて時にはこういう道具があると非常に便利ですよ。軽いし,案外丈夫だし,場所もとりません。あなたのクルマのトランクにもお一つい・か・が? ( ̄ー ̄)
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