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2011年 > 4月20日
近況報告
みなさまお久しぶりでございます。
アンタ誰? とか言うなかれ(笑)。
今年初めてのdiaryですが,もう「明けまして...」なんて言ってる時節じゃないですよね(汗)。気が着いたら春になり,モータースポーツシーズンも始まり,もう桜も散っちゃいました。
「ずっと更新してないね」「もうサイト止めるの?」なんてメールもいただきました(汗)。
止めませんよ!
ちょっと忙しかっただけですってば。
ということで,今年もどうぞこの冴えないオッサンにお付き合いよろしくお願いします。
・・・・・・
さて,あらためて東日本大震災で被災された方々,ご家族や関係者の方々には心からお見舞い申し上げます。
尊い人命が多数失われ,家屋や財産も全て流されてしまった方が多い中,こんなことを言うのは不謹慎かもしれませんが,クルマ好きの人間として今回とても衝撃的だったのは,たくさんの,本当にたくさんのクルマが,まるでオモチャのように押し合いへし合い濁流に流されて行く映像でした。
車内に人が乗ったまま流されて行ったクルマもたくさんあったでしょう。
中に人が乗っていないクルマでも,そこにはドライバーさんやご家族の大切なモノやたくさんの思い出が,その人の「生活」が乗っていたはず。
なす術も無く押し流されて行くたくさんのクルマは,まさに人間の命や平和な日常生活の象徴であり,おとーさんにはクルマ達が涙を流し悲鳴を上げながら濁流にのまれていったように見えて,それ以上ニュースや動画を正視できませんでした...
津波から逃げる際,クルマに乗っていたために命を落とされた,そういうケースもあるでしょう。でも小さな軽自動車がピストン輸送で近所のたくさんのお年寄りの命を救った,そういうケースもあったように聞きました。復興に際しても,最も重要なのはクルマによる物品の輸送です。良くも悪くもクルマは,人類が作り出した機械群の中で最も普段の生活に密接につながった人間の「伴侶」の一つです。
今回人間は大自然から,というか「地球」から,極めて手痛い攻撃を食らいました。ただ,普段人間の方も地球に対して極めて酷い攻撃を加えていることを忘れてはいけませんよね。そしてそこに我々の生活の伴侶である「クルマ」が決して少なからず絡んでいることも。
今回のことでも示されているように,人間一人一人の存在は地球規模で見れば極めてちっぽけなもので,クルマ一台一台の存在も同様です。ただ人間とクルマのセットを日本全土で加算すると,そしてそれが世界全体で積み重なると,決して無視できない影響を地球に与えることになります。
ただ,それでも,私たちはクルマに乗ります。
生活に必要なものでもありますし,何よりクルマが好きだから。
それだけに,私たちクルマ好きの人間こそが,これまで以上にクルマと地球の関係を意識して,普段の運転の中からも競技活動の中からも「何か」を発信していかねばならないのでしょう。漫然とクルマに乗るのではなく,それぞれがその「何か」にそって行動していくべきなのでしょう。そういう一見全然関係の無い個人の地味な行動も,少しずつ復興の後押しになるのではないかとおとーさんは信じてます。
・・・・・・
で,オマエは何をやってるのかというと...毎日ひたすら真面目にお仕事してます(笑)。
おかげさまでクリニックの業績も順調に伸びて...と,必ずしもそうはいえない経営状況なんですが,まあウチの業界では,1月分の収入の大半が3月に振り込まれ,2月の収入の大半が4月に振り込まれ,という風に常に2ヶ月遅れの計算になる上,1月2月は毎年業績が落ち込む時期なんで,それを折り込み済みとすればまだ開業時の長期予想をかなり上回る業績。でも「やっぱり,そう甘くはないな」というのが開業後半年経った実感です。
また,こういう仕事をしていると,ケースによって色々こっちがイヤな思いをしたり辛い思いをしたりすることもあります。すごく凹まされることもあります。いくら主治医ががんばっても全てが順調に行くわけではありません。
ただ,独立してしまうと全てが自分の裁量内,自分の目の届く範囲内。良いことも悪いこともだいたい自分の手元で起承転結します。以前の大きな職場のようにワケの分からないことに振り回され,ワケの分からないことでイライラしたりカッカさせられたりすることはありません。そう,例えて言うと,ちょうど巨大なハイテクターボ車を乗りこなせなかった人間がシンプルなコンパクトスポーツに乗り換えたような気分。絶対的なスピードは出ませんが,小回りが利いてコントロール性は抜群。
そういう意味では,ストレスやプレッシャーは多々ありますが,ここ10年ぐらい絶えて久しくなかった「仕事が面白い」という感覚を日々感じながら仕事をしています。ありがたいことです。
その上さらに気分が良いのは,「自分がサイフを握っている」という事実。昨年の退職時のdiaryにも書きましたが,おとーさんも勤め人だった頃は給料は全て銀行振込み,嫁様にメインバンクの通帳とカードを握られてしまえば,月々何がしかのお小遣いで嫁様にシッポを振らざるを得ない,主従の逆転した悲しい存在でした。
ところが今や事業の経理は全ておとーさんの手元にあり,レセプト請求や保険関連,ローンの管理,テナント料,経費の会計など全部おとーさんが自分でやってます(もちろん税理士さんも頼んでますが)。このへんの計算は素人である嫁さんには全く分からない世界。そして事業の収益から生活費を家計の口座に振り込むのはおとーさん。「お小遣い」は何と!おとーさんが嫁さんにあげるものになりました。
聞け,万国の労働者!
我が革命は成れり!
この「Project 不惑」を最初の頃から読んで下さってた方は,かつてこんなdiaryがあったのを覚えておられるかもしれません。あの頃はいくらがんばってバトルしてもおとーさんが家計の主導権を握ることはできませんでしたが,今は,嫁様に家計用の通帳とカードを持たせたまま合法的に(笑)権力を奪還することができました。
嫁様もきっと今になって「あれ? 何かおかしいぞ」と気づいてるとは思いますが,そこはおとーさん,これまで長年培ってきた家庭内政治テクニックを発揮,嫁様がぼんやりしてるうちに既得権益をしっかり囲み込んでしまいましょう(笑)。
もちろん嫁様が仕事を手伝ってくれてる分,これまで以上にしっかり家事も分担しますし,お肩もみ,お腰もみ,その他もみなど,嫁様を大事にしてますよ。トランプの「大革命」みたいに「再革命」を起こされないようにね!
・・・・・・
と,まあ,こんなカンジで楽しくも忙しい仕事仕事の日々。
クルマに触れる時間は激減しましたし,まだ復帰の目処も立ちませんが,決してジムカーナを止めようなどとは思ってません。今年の7〜8月の地区戦に何とか復帰すべく既に少しずつ再始動していますが,そのへんの話はまた後日に。
今年度の全日本ジムカーナには大きな変化が起こってます。中途半端な車両規定のため昨年まで少数派だったPNクラスでしたが,タイヤサイズの変更がOKになり,さらにラジアルタイヤ使用になったため一気に参加台数が増え,Nクラスと変わらない盛況ぶりです。特にPN1クラスはデミオ,スイスポに加えフィットやヴィッツも走る「そこいらのスーパーの駐車場のような」賑やかなクラスになりました。
昨年4月の全日本の優勝者インタビューで,「ラジアルタイヤでもちゃんと全日本レベルのジムカーナができることを見てもらえたと思います」なんて生意気なことを言ってたオッサンが若干1名いましたが(笑),Sタイヤ履いたバリバリのスポーツカーじゃなくっても,普通のお買い物クルマが当日履いてきたラジアルタイヤで全日本に出られる時代がやっと来たんだなと感無量です。
あれから1年,今週末はまた名阪で全日本が開かれます。
おとーさんはもちろん走れません。
でもこの目で,変わりつつある日本のジムカーナをしっかり見てこようと思ってます。
僕達はずっとラジアルタイヤで走り続けてきた...
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近況報告
みなさまお久しぶりでございます。
アンタ誰? とか言うなかれ(笑)。
今年初めてのdiaryですが,もう「明けまして...」なんて言ってる時節じゃないですよね(汗)。気が着いたら春になり,モータースポーツシーズンも始まり,もう桜も散っちゃいました。
「ずっと更新してないね」「もうサイト止めるの?」なんてメールもいただきました(汗)。
止めませんよ!
ちょっと忙しかっただけですってば。
ということで,今年もどうぞこの冴えないオッサンにお付き合いよろしくお願いします。
・・・・・・
さて,あらためて東日本大震災で被災された方々,ご家族や関係者の方々には心からお見舞い申し上げます。
尊い人命が多数失われ,家屋や財産も全て流されてしまった方が多い中,こんなことを言うのは不謹慎かもしれませんが,クルマ好きの人間として今回とても衝撃的だったのは,たくさんの,本当にたくさんのクルマが,まるでオモチャのように押し合いへし合い濁流に流されて行く映像でした。
車内に人が乗ったまま流されて行ったクルマもたくさんあったでしょう。
中に人が乗っていないクルマでも,そこにはドライバーさんやご家族の大切なモノやたくさんの思い出が,その人の「生活」が乗っていたはず。
なす術も無く押し流されて行くたくさんのクルマは,まさに人間の命や平和な日常生活の象徴であり,おとーさんにはクルマ達が涙を流し悲鳴を上げながら濁流にのまれていったように見えて,それ以上ニュースや動画を正視できませんでした...
津波から逃げる際,クルマに乗っていたために命を落とされた,そういうケースもあるでしょう。でも小さな軽自動車がピストン輸送で近所のたくさんのお年寄りの命を救った,そういうケースもあったように聞きました。復興に際しても,最も重要なのはクルマによる物品の輸送です。良くも悪くもクルマは,人類が作り出した機械群の中で最も普段の生活に密接につながった人間の「伴侶」の一つです。
今回人間は大自然から,というか「地球」から,極めて手痛い攻撃を食らいました。ただ,普段人間の方も地球に対して極めて酷い攻撃を加えていることを忘れてはいけませんよね。そしてそこに我々の生活の伴侶である「クルマ」が決して少なからず絡んでいることも。
今回のことでも示されているように,人間一人一人の存在は地球規模で見れば極めてちっぽけなもので,クルマ一台一台の存在も同様です。ただ人間とクルマのセットを日本全土で加算すると,そしてそれが世界全体で積み重なると,決して無視できない影響を地球に与えることになります。
ただ,それでも,私たちはクルマに乗ります。
生活に必要なものでもありますし,何よりクルマが好きだから。
それだけに,私たちクルマ好きの人間こそが,これまで以上にクルマと地球の関係を意識して,普段の運転の中からも競技活動の中からも「何か」を発信していかねばならないのでしょう。漫然とクルマに乗るのではなく,それぞれがその「何か」にそって行動していくべきなのでしょう。そういう一見全然関係の無い個人の地味な行動も,少しずつ復興の後押しになるのではないかとおとーさんは信じてます。
・・・・・・
で,オマエは何をやってるのかというと...毎日ひたすら真面目にお仕事してます(笑)。
おかげさまでクリニックの業績も順調に伸びて...と,必ずしもそうはいえない経営状況なんですが,まあウチの業界では,1月分の収入の大半が3月に振り込まれ,2月の収入の大半が4月に振り込まれ,という風に常に2ヶ月遅れの計算になる上,1月2月は毎年業績が落ち込む時期なんで,それを折り込み済みとすればまだ開業時の長期予想をかなり上回る業績。でも「やっぱり,そう甘くはないな」というのが開業後半年経った実感です。
また,こういう仕事をしていると,ケースによって色々こっちがイヤな思いをしたり辛い思いをしたりすることもあります。すごく凹まされることもあります。いくら主治医ががんばっても全てが順調に行くわけではありません。
ただ,独立してしまうと全てが自分の裁量内,自分の目の届く範囲内。良いことも悪いこともだいたい自分の手元で起承転結します。以前の大きな職場のようにワケの分からないことに振り回され,ワケの分からないことでイライラしたりカッカさせられたりすることはありません。そう,例えて言うと,ちょうど巨大なハイテクターボ車を乗りこなせなかった人間がシンプルなコンパクトスポーツに乗り換えたような気分。絶対的なスピードは出ませんが,小回りが利いてコントロール性は抜群。
そういう意味では,ストレスやプレッシャーは多々ありますが,ここ10年ぐらい絶えて久しくなかった「仕事が面白い」という感覚を日々感じながら仕事をしています。ありがたいことです。
その上さらに気分が良いのは,「自分がサイフを握っている」という事実。昨年の退職時のdiaryにも書きましたが,おとーさんも勤め人だった頃は給料は全て銀行振込み,嫁様にメインバンクの通帳とカードを握られてしまえば,月々何がしかのお小遣いで嫁様にシッポを振らざるを得ない,主従の逆転した悲しい存在でした。
ところが今や事業の経理は全ておとーさんの手元にあり,レセプト請求や保険関連,ローンの管理,テナント料,経費の会計など全部おとーさんが自分でやってます(もちろん税理士さんも頼んでますが)。このへんの計算は素人である嫁さんには全く分からない世界。そして事業の収益から生活費を家計の口座に振り込むのはおとーさん。「お小遣い」は何と!おとーさんが嫁さんにあげるものになりました。
聞け,万国の労働者!
我が革命は成れり!
この「Project 不惑」を最初の頃から読んで下さってた方は,かつてこんなdiaryがあったのを覚えておられるかもしれません。あの頃はいくらがんばってバトルしてもおとーさんが家計の主導権を握ることはできませんでしたが,今は,嫁様に家計用の通帳とカードを持たせたまま合法的に(笑)権力を奪還することができました。
嫁様もきっと今になって「あれ? 何かおかしいぞ」と気づいてるとは思いますが,そこはおとーさん,これまで長年培ってきた家庭内政治テクニックを発揮,嫁様がぼんやりしてるうちに既得権益をしっかり囲み込んでしまいましょう(笑)。
もちろん嫁様が仕事を手伝ってくれてる分,これまで以上にしっかり家事も分担しますし,お肩もみ,お腰もみ,その他もみなど,嫁様を大事にしてますよ。トランプの「大革命」みたいに「再革命」を起こされないようにね!
・・・・・・
と,まあ,こんなカンジで楽しくも忙しい仕事仕事の日々。
クルマに触れる時間は激減しましたし,まだ復帰の目処も立ちませんが,決してジムカーナを止めようなどとは思ってません。今年の7〜8月の地区戦に何とか復帰すべく既に少しずつ再始動していますが,そのへんの話はまた後日に。
今年度の全日本ジムカーナには大きな変化が起こってます。中途半端な車両規定のため昨年まで少数派だったPNクラスでしたが,タイヤサイズの変更がOKになり,さらにラジアルタイヤ使用になったため一気に参加台数が増え,Nクラスと変わらない盛況ぶりです。特にPN1クラスはデミオ,スイスポに加えフィットやヴィッツも走る「そこいらのスーパーの駐車場のような」賑やかなクラスになりました。
昨年4月の全日本の優勝者インタビューで,「ラジアルタイヤでもちゃんと全日本レベルのジムカーナができることを見てもらえたと思います」なんて生意気なことを言ってたオッサンが若干1名いましたが(笑),Sタイヤ履いたバリバリのスポーツカーじゃなくっても,普通のお買い物クルマが当日履いてきたラジアルタイヤで全日本に出られる時代がやっと来たんだなと感無量です。
あれから1年,今週末はまた名阪で全日本が開かれます。
おとーさんはもちろん走れません。
でもこの目で,変わりつつある日本のジムカーナをしっかり見てこようと思ってます。
僕達はずっとラジアルタイヤで走り続けてきた...
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