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11年目の真実


んな,たいそうなタイトルをつけるようなことでもありませんが (笑)

行ってまいりました。11年ぶりのジムカーナ。


感想は......すんごい楽しかった━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!!

で,早速のレポートです。


今回の練習会は名阪スポーツランドCコースで行われる,行きつけのショップ主催のジムカーナ練習会です。午前から午後までずっと同じコースをただひたすら走りこみます。予定としては午前・午後各10本。とはいえ,そんなに走ったらタイヤが何本あっても足りませんし,前述のごとく,おとーさんは門限がありますので,午前だけ走らせてもらうことになってます。


とりあえず今回の目標をあらかじめ立てました。

まあ,ジムカ走るの10年...いや,11年ぶりだしなあ...FFでジムカ走るのは初めてだし...クルマ壊したらデビューしないうちからもう引退だしなあ...

っつーことで,
  1. クルマを壊さず笑顔で家まで無事に帰りつく
  2. 競技車の乗り方を思い出す
  3. FF車の感覚をつかむ
とにかくこれが今回の目標。タイム云々ではなく,それ以前の問題だし。

そのため,あえて前半の数本はSタイヤを使わずノーマルタイヤで走ること,セッティングはあれこれいじらず,終始柔らかめのコントロールしやすいセッティングで,特にリアの限界を低めに設定すること,としました。とにかくラクに楽しく走れるように,っつーコンセプトですな。


しかーーし。

やっぱし,できればいいタイム出したいよね。せっかく計時つきの練習会なんだし。

っつーことで,タイム的には以下の2つの目標をかかげました。
  1. Sタイヤを履く以上,ノーマルタイヤのインテR(DC2)には絶対負けないこと
  2. N2クラス ミドル戦現役選手の1-2sec落ちにつけること

ま,11年ぶりなんだし,セッティングもセッティングなんで,今日はこれが達成できればもう十分。欲がない,と言うより弱気ですな(笑)。


・・・・・・


さあて,前夜。

なかなか眠れないんじゃないかという心配とは裏腹に夜9時から爆睡し,当日の朝4時半にはスッキリ目が覚めました。家族が起きないようにそっと身支度して,星が煌く中を南へ走り出します。途中のコンビニで,今回一緒に走るU氏(P車仕様のインプ乗り)と,おなじくお仕事関係で知り合った友人I氏と合流(彼もインプ乗り),名阪スポーツランドへ向かいます。


ゲートに着いたのはちょうど6時過ぎ。
空いてるパドックにクルマを入れ,まずはCコースを見渡してみます。


.....広くなったなぁ。これが第一印象。

昔はCコースというとコースの左右を土手が取り囲んでいて,スピードが乗るわりにちょっとミスると土手に埋まるというイメージが強かったけど,向かって左側の山がキレイになくなり,コースがガバっと広げられています。臆病者のおとーさんにはこの方がずっといいカンジです。


しかし今日のコースには禁断のサイドターンがあります。
しかも単なる180°ではなく,270°(;´д⊂)

試走してるオフィシャルのクルマですら,ミスってます。パイロンのすぐ近く,ちょうどイヤなところに段差があってかなり回りにくそうな所です。何でこんな所にパイロンが生えてるの(泣)。

※後に分かったことですが,ここ数年はこの場所にパイロンを置くのがCコース定番のコース設定らしいです。



...まあ,泣いてても仕方ないので,準備を進めます。

しかし11年ぶりなもんで,何をどうするべきなのか手順を全く忘れてます。ええっと,まず荷物を全部下ろしてだな...とりあえずタイヤはノーマルのままで...いや,空気圧を調整しないとな...いやいや,サイドの調整が先だ...いやいやいや,シートベルトの位置を調整しないと...いやいやいやいや,バッテリーのプラス端子を固定しないと...要するにパニック(笑)。


U氏やI氏に手伝ってもらいようやっと準備完了。慣熟歩行へ。今後のイメトレのためにコースの写真をとりながら歩いたものでコースを1周しかできず,あっという間に出走時間に。


さあ,いよいよ11年ぶりの復帰第1本目。

U氏に同乗してもらいますが,緊張のあまり手に力が入らずフニャフニャです。

スロットルを煽る足もヘナヘナ状態で膝が笑ってます。おもわず3000回転ぐらいでクラッチつないで走り出してしまったり。

あっという間に迫るイトウ工業コーナー(第1コーナー)。

思い切りギアを鳴かしながらシフトを1速にブチ込み,オニギリ*に向けており返す。

オニギリの中のS字を抜けて新設コースへ。
...さすが熟成の3分山ノーマルタイヤ。まるっきりグリップしまへん。

小さい島回り,大きい島回りを経てもう一度バックストレートへ。

...もう,ずーっとタイヤ鳴ってます。リアがずーっとすべってます。ドリ車ですか?このクルマ(笑)。

今度はオニギリへ行かず,松ちゃんコーナーから新コースへ。

一番奥のヘアピンを回って,最終コーナーへ。

と思いきや,最終コーナー外側に生えているパイロンを右に270°回る。

...さあ,鬼門のサイドターン。回れよ...回れよ...回れよ...えいっ!回れっ!

...回った。すんごいハデに(笑)。

そしてホームストレートに帰って来て終わり。


うーん,あっけなく1本目終わりました。別にミスコースもしませんでしたし,スピンもしませんでしたし(ドリドリはしましたが),クルマも壊れませんでした。サイドターンもド下手ですが一応回りました。

1本走り終わるとグッと気がラクになります。なーんだ,イケるじゃん。どんどんいってみよー。


しかし,2本目もタイヤが全然グリップせず,特に新設コース部分はずーっと前後輪とも滑りながら斜めになって走ってるカンジ。奥のヘアピンでも気がついたらカウンター切ってます(笑)。いくらなんでもこれでは滑りすぎ。D1じゃないんだからね。ショップの社長にも「せっかくやし,もったいないからSタイヤで走りや」と言われ,3本目にして早くもSタイヤに履き替えです。


しかしSタイヤにすると今度はサイドターンがまったく回れなくなってしまいました。U氏がキレイに270°を決めるのを尻目に悪戦苦闘です。通りかかった社長にあれこれアドバイスをもらうも,いざパイロンの手前まで行くと頭真っ白で,気がついたらまた左足がクラッチ踏んでます(泣)。こうなると,もうダメですね。考えれば考えるほど悩みが深まっていきます。


しかしここでI氏が途中発表のタイムを見てきてくれて,サイドをしくじっててもそれほどひどいタイムではないことが判明。そうだ,今日は楽しく走れればそれでいいんだ,ということを思い出してちょっと元気が出てきます。


この時点でおとーさんのタイムはだいたい1分10秒台。

今回の参加者の中には中部地区戦で表彰台の常連であるインテRさんがいて,だいたい1分06-07秒のタイムを出してます。結局この人が1分05秒台の中盤を出して午前の部のオーバーオールでした。この人は,まあ,別格

問題はノーマルタイヤのインテRに負けてないかどうかですが...午前の部には該当する方がお二人おられましたが,どうにか逃げ切ってました(汗)。1分11秒台まで詰められてましたがね...


そして今回のもう一つの目標は,ミドル戦現役の方達のタイムにどのくらい近づけるか。

ええ,もう,この日のためにちゃんとお名前と戦績をチェックさせてもらってましたとも(笑)...で,タイムを見させてもらうと,だいたい1分07-09秒台で走ってらっしゃる。

うーーん。もちろん差はあるけど,こちらはサイドを思いっきりしくじって失速してることを考えると,思ったほど差が開いてないような...とにかく1分09秒台の前半に入れば,今日の目標は達成だ(うーん,安易な目標設定 --笑)。


後半のセッションでも,とにかくサイドターンを決められるようにいろいろ試してみますが,どうしてもダメ。タイム自体は1分10秒台前半でジリジリ上がってはいるんですが。その後エンジンブローのトラブルがあって,コース上のオイル処理などで時間がかかり,10本の予定が9本になりそうとのことで,9本目はサイドターンを捨ててグリップで大回りすることに。


きっちり5000回転でクラッチを合わせ,まずまずのスタート。

イトウ工業コーナーもS字も無難に無難に。

タイヤがたれてきてるのと,もともとフロントも柔らかめのセッティングなので,島回りや外周への脱出ではかなりアンダーが出ますが,リアがついてきてくれることを信じて,気にせず踏む。

新コースへのつながりも無難に行き,奥のヘアピンを回っていよいよパイロン。

サイドは引かずにグリップで回るつもりでしたが...ちょっとだけ引く...でもやっぱりダメ。

まあ,とにかく無難に無難に行きましたが,これまでよりは失敗は少なめ。

で,タイムは......何とか1分09秒台前半に入りました (;´д⊂)
トップの別格様からは約4秒落ち。ミドル戦現役の方達からは約1-2秒落ち。


まあ,11年ぶりで,大甘のセッティングでこれならおとーさん自身は大満足です。当初の目標はだいたい達成できましたし...うーーん,我ながら前向きな性格だ(笑)。


次回は11月の後半に同じく名阪スポーツランドで開催される練習会に出る予定...嫁さんの機嫌次第だけど(泣)。今度はもう少しセッティングを詰めて,サイドターンも決まるように...なってたらいいんだけどなぁ f(^-^;)

それより,早くどこかクラブに入ってライセンスとり直さなきゃ...


※オニギリ:名阪スポーツランドCコースの一部分。オニギリ形,つまり三角形の中州をコースが取り囲む形になっており,その真ん中をS字コーナーが走っている。妙に縁石が高かったり,ヘンなバンクがついてたりして,結構走りにくい。Cコース名物の一つ。



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