さよなら公式戦 〜2012近畿地区戦最終戦〜
爽やかな秋晴れの季節になりましたね。
各地のジムカーナもそろそろシリーズ終盤を迎えている頃と思います。
衰退しつつあるジムカーナ界の起死回生策として鳴り物入りで始まった全日本ジムカーナのPNクラスも今年で4年目を迎え,お買物車中心のクラスであるPN1クラスは今年も大いに賑わいました。
今シーズンはカタログスペックで頭一つ抜けている新型スイスポの独壇場になってしまい,他のお買物車が駆逐されてしまうのではないかという危惧もありましたが,他の車種のドライバーの奮闘のおかげで,今のところそういった事態にはなっていません。来シーズンもいろいろな車種のお買物車の熱い戦いを見たいところです。
しかし今シーズンのPN1クラスには昨年までと明らかに違った動きが出てきました。それはタイヤの選択です。
PNクラスの使用タイヤはみなさんご存知の通り「タイヤを1周する縦溝がなければいけない」という規則になってますが,縦溝の有無以外は,パターンやコンパウンドなどについては全く不問です。日本国内のタイヤについてはこの縦溝規則でいわゆるSタイヤを上手く除外することができるのですが,海外製のタイヤにはこの規則にひっかからないSタイヤ...どころか「縦溝はあるけど実はほとんどスリック」というえげつないタイヤがあることは分かっていました。
それでも昨シーズンまでは不文律というか,紳士協定のような雰囲気があって誰もそんな馬鹿なタイヤは使わなかったのですが,今年のシーズンからはとうとうこのタイヤを持ち込んでくる選手がちらほら現れました。
もちろん国産のラジアルタイヤとは別次元の競技用タイヤですから戦いには有利でしょう。ただ明らかにPNクラス創設の理念からはかけ離れてますよね。誰でも安い値段で簡単に手に入るタイヤじゃないですし。
いやいや,選手の方を批難するつもりはありませんよ。全日本ですから何が何でも勝たなきゃならないっていう人もいるでしょうし,その人その人によっていろいろ事情もあるでしょう。問題があるのはむしろそういう規則でしょうから。
ただ,そういうタイヤを使う人が出てきたことについて,おとーさん個人は非常にガッカリしました。とってもとってもガッカリしました。たとえどんな規則であっても全日本っていうところは違う,そんなタイヤは誰も使わない,みなジムカーナの将来を真剣に心配してるんだ,って勝手に思い込んでましたから。まあ勝手に理想化して憧れてただけなんですけど。
でも今回のことでそんな勝手な憧れを木っ端微塵に打ち砕かれた思いがします。これは今後タイヤ規程が変わったとしてももう払拭されるものではありません。タイヤのことだけではありません。他にもいろいろ聞きたくないような噂も耳にしましたし...
2005年の3月に不惑インテ号に乗って近畿地区ミドル戦に約10年ぶりに復帰。そこからおとーさんは,間に活動休止期間を挿みながらもずっと近畿のジムカーナ公式戦に挑戦し続けてきました。その挑戦の先にはもちろん「全日本」という存在が常に光り輝いていたわけです。
50歳になる前に全日本にレギュラーで出られるぐらいの選手になりたい,っていうのがそもそもの自分の目標でしたし,このサイト,このプロジェクトの究極の到達点でした。
ところが最近,気がついたら自分の中で「全日本」がもう以前ほど輝かなくなってきていました。
そして,全日本につながっていくヒエラルキーの下流である近畿の公式戦にも,日常生活のいろいろなモノを削って挑戦するほどの魅力が感じられなくなっていました。
さらに,そこにきてこの自分自身の目を蔽いたくなるような低迷ぶり。ま,普通走るのイヤになるよね,これじゃ(笑)。
他にも,ここに内容は書けませんがジムカーナ公式戦の裏の世界で非常にイヤな思いをしました。おとーさんは比較的温厚な人間だと自分では思いますが(笑),それでも男として人間として絶対に許せない思いをしました。
今年の春の時点でもう近畿の公式戦は金輪際走るまいと思ってましたが,それでも「走らないといけない」という気持ちもありましたし,スカラーシップをもらってる以上は「契約」ですから走り続ける義務もありますし,何とかシーズン終盤まで近畿の地区戦を走り続けてきました。
その中で,このdiaryの中でさんざん書いてきたように,勝てなくても楽しめるようにはなってきましたし,自己満足も上手になりました。でも根本的なところで自分のやってることに意義を感じられなくなってきたら,「楽しむ」ことには限界があります。
また,これまでずっとジムカーナ公式戦しか目に入らない状態で走り続けてきましたが,ふと見回したら他にも楽しそうな自動車競技や走行会はいっぱいあるじゃないですか。
クルマは義理や義務感で走るモンじゃない。
もっと自分が楽しめるところに走りに行こう。
...いろは坂から帰って来た頃から,そう決心していました。
ということで,近畿のジムカーナ公式戦を走るのは今回の地区戦最終戦がラストになります。
もちろんクルマ遊びは止めませんが,今後は別のイベント,別のカテゴリーで走ります。
あ,でも姫路シリーズには出るかもしれない(笑)...それと,台数が足りなくってクラス成立が危ないとかの事態があれば公式戦を走ることは絶対ないとは言いませんが...そういう事態には当分はならないでしょう。
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爽やかな,とっても爽やかな10月の秋晴れの下,2012年ジムカーナ近畿地区戦の最終戦が名阪スポーツランドCコースで行われました。おとーさんにとってもこれまでの8年間の挑戦を締めくくる本当の「最終戦」です。
朝は4時半に起きて5時に家を出ます。阪奈道路を抜け,朝靄にかすむ奈良市街を走るうちに東の空から夜が明けてきます。パドックに着いたら6時過ぎ。抜けるような青い空にぽつんと下弦の月が浮かんでます。
ジムカーナを完全に止めるわけじゃないけど,このCコースでこうやって朝日を浴びながら地区戦ドライバーとして走行準備をするのもこれで最後かと思うと感慨深いものがあります。
今回もまた,先月の前戦からただの一度もスポーツ走行をしていないブッツケ本番...というより前戦からこのクルマに乗ったのが2-3回,距離にして10kmも乗ったかどうか。たぶん一度も3000rpm回転以上回してない。もちろんタイヤは履きっぱ,スペアのシャフトも工具類も全部後に載せたまま。Cコース自体も5月から半年近く一度も走ってません。
でも,何度も書きますが,こういう「普段乗りの愛車」で「たまの週末にぶらっと走りに来る」のが今の自分の求めているジムカーナのスタイルなので,他人がどれだけ練習しようと,どれだけ入念にクルマをセッティングして来ようと,気にしないで自分のやり方を貫くだけです。それで勝てなきゃ「しょーがない」っていうだけ。
車検の後で短い試走がありますが,ここで少しでもクルマの動きを思い出すべく必死で限界まで攻めます。しかしロガーで確認すると全く踏めてない,全く乗れてない。まあ仕方ないよね。天才じゃない限りそれが当然。でも自分がいかに乗れていないかは確認できました。
発表されたコースは,前半,後半とも島の間をうねうね行ったり来たりのテクニカルセクションを,中盤の外周高速コーナリングで繋いだような構成。そしてゴール直前に左の360度ターン。自分にとっての「最終戦」にふさわしい攻め甲斐,走り甲斐のあるコースです。このオニギリの中の狭いところを走るコース大好きだ!!これまで8年間やってきたことを全てこのコースにぶちまけてやろうじゃないか。
とはいえ,お天気の心配はなくコースの難易度が高いため間違いなく2本目勝負になるでしょう。まだ運転のカンが全く戻っていない1本目はあまり無茶はせず「練習走行」のつもりで行きます。2本目に自分の全てを出すつもりで。
コース後半の入り口,S字を曲がった後の狭いゲート状のパイロンシケインは,1速で入るか2速で入るかが悩ましいところです。1速に落とすとどうしても車速は落ちますし,2速で突っ込むとシケインを抜けた後が伸びません。慣熟でもこのあたりを重点的に歩きますが答えは出ません。しかし他のクラスの走りを見てるうちに「2速で行ける!」という確証が得られました。むしろこういう高速スラロームがかつての自分の得意技だったはず。さあ,もう迷いはないぞ。
1本目のスタートに向けて緊張感は高まってきますが,もうさすがに「勝とう」という気持ちは微塵もないため,高鳴る胸の鼓動を「おお,緊張しとるしとる」と自分で楽しむ余裕があります(笑)。
そんな何だか結構ニコニコした心境で,さあスタート!
しかし,やっぱりリラックスし過ぎててもいけませんね。
走り出してすぐの狭い1速区間で何を思ったのか左手足が勝手に2速にシフトしてる...
自分で「何でやねん!」とツッコミ入れますがもう遅い。当然ながら大失速。後で区間タイム見たらおとーさんが前半区間はダントツのビリですよ。
それでもめげず,今の自分のベストを尽くすべく右足に力をこめます。外周区間のあたりからやっとエンジンがかかってきた感じで走りのカンが戻って来ます。
件のパイロンゲートは覚悟を決めて2速で突っ込み。左リアあたりがパイロンをヒットしていないか心配でしたが黄旗は上がらず。ホッとしながらもステアを右に左に薙ぎ払い,最後の360度に向かって必死の全力疾走を続けます。
そして最後の左360。
無理にギリギリまで突っ込まず,少し早めに1速に落としてアプローチ。
先月の前戦からただの一度もサイドターンをしていないため,コースの最後で温まりまくったリアがちゃんとロックしてくれるか心配でしたが1発目の入りのサイドは無事にロック。デミ助の車体がぐりんとパイロンを巻き込み始めます。
しかし予想よりも早い時点でリアがグリップを取り戻し始めたようで旋回速度が落ちてきます。やむを得ず,いったんサイドを下して2発目を引き直して何とか360度回り切りました。180度×2みたいなターンになっちゃったけどまあいいか。1か月ぶりのターンなんだから回っただけでも上出来上出来。
ターンを無難に立ち上がり,全身に心地よい疲労感を感じながらゴール!
タイムも非常に無難な数字。上位2人がコースアウトとターン失敗で沈んだため1本目の暫定順位は6台中3位ですが,トップとはまるまる2秒の差が開いてます。わははは,いくらなんでも遅過ぎるだろ(笑)。
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いつもならここでガックリきたりカッカきたりするところですが,これまでの「勝たねばならない」「勝てるはず」という呪縛からやっと解き放たれ,っつーか絶対勝てないんだし,勝たなくってもいいんだし,ここでこうやって走ってるだけでもオッサンよくやってるよ,という心境に至っているため,心は秋空のようにとっても爽やか。
デミオ無頼君と若武者F君とデミオ乗り3人でべらべら馬鹿話をしながら慣熟を歩いていても楽しい楽しい。いつもたいてい怖い顔してコース路面とにらめっこしながら一人で歩いてますが,慣熟歩行ってこんなに楽しかったんだと改めて思った。
さあ,2本目。
気がついたら今日のこの2本目が自分とデミ助にとって近畿公式戦のラストランじゃん。
しかし肝心のドライバーさん,何か鼻歌でも出そうなリラックスぶり。こんなに肩の力抜けてていいのか(笑)。
でも,まあ「気合を入れて走らなければいけない」っていう規則があるわけじゃなし,気合を入れたら勝てるっていうわけでもない。勝ち負けはもう捨てたんだから,精一杯走って,結果的にそれが楽しければ,自分が満足できる走りであれば,それでよし。違う?
とにかくこの8年間の集大成,っていえるぐらい楽しく走ろう。せっかくのラストランなんだから,後で悔しくって歯ぎしりするような走りだけはすまい。
最後のスタートラインにデミ助をつけます。デミ助,お前もご苦労さんやったね。
エアコンを切り,運転席以外のウインドーを開けます。バックミラーを邪魔にならないようにあっち向けます。左右の腕をステアの上で軽く動かしてウォームアップします。いつもやってることですが一つ一つの動作が「これが最後なんだな」っていう気持ちを徐々に高めます。あれ? 何だかちょっと目がウルウルしてきてる?
前走車がコース後半に向かって行きます。スターターがこちらを振り返り,3...2...1...スタートフラッグがぱあっと翻って,わざと一呼吸入れてからさあスタート!
さあ,行け! デミ助!
1本目で2速に入れちゃったところは気を付けて...ってゆーか1本目は何でこんなところで2速に入れてしまったのかやっぱり謎なんですけど(笑)。
クルマの姿勢を積極的に動かして早め早めに向きを変え,少しでも踏めるところでは床までスロットルを踏み抜く。突っ込み過ぎず,でもヌルくならずタイトなラインで。hirobot師匠が一緒に慣熟を歩きながら何度も何度も教えてくれたことが蘇ります。
これまで何度も何度も走った,この上でいろいろなライバルと競り合ってきたイトウ工業コーナーの縁石。お別れの気持ちもこめて,これ以上乗れないっていうぐらい深く乗って小回りでギリギリ回ります。さようなら。今度来る時は別のイベントで走ってるからね。
いろんな人の顔が浮かびます。AZUR星人さん,野宿師匠,taroアニキ,bingさん,クラブ員のみんな,思えばいろんな人からいろんなことを教わりながらここまで来ました。でも教わったのは速さを究めることではなく,走る楽しさを究めることだったんだと今は分かります。
奥の直角コーナーはスロットルを戻さず踏みっきりで。コースぎりぎりまでデミ助を振り回し,S字を抜けてパイロンゲートも2速のままでステアを左右にぶん回してクリア。
よーし,行けたぞ! そうだこれが不惑おとーさんの高速コーナリングだ。今となっては決して近畿最速ではないけど,この年齢で,この生活状況で,ぶっつけ本番で,このコーナリングは誰にもできまい。いいのよ,自分の心の中で最速ならば。
汗だくでハアハアいいながらコース後半を必死で走り切り,さあ最後の最後の左360度。
思えば8年間ずっとサイドターンには苦しんできた。不惑インテ号でもそうだったし,このデミ助でも。いったい何本のドラシャをあの世に送ったことか。このラストランのまた最後に360度を持ってきたのはジムカーナの女神様の課した卒業試験か? 今もこの地に彷徨うドラシャ達の霊の呪いか?
路面にはラバーがべったり載り,リアタイヤはこれでもかというぐらい温まってます。ターンとしては非常に難度の高い状態。現に他のクラスのクルマが何台もここを回れずバックギアを使ってます。
2速スロットル全開の状態からブレーキに踏み替え,ぐう〜っと踏力をコントロールしながら1速にシフトダウンしてパイロンにアプローチ。エンブレで車速が落ちてくる勾配にステアを合わせて切り込みながらサイドをがつん! ぐりーんと旋回に入るデミ助の車体。
しかしやはり路面が「重い」感じで旋回速度は上がりません。1本目のように途中でリアのグリップが戻ってくるのは必至。しかしそんなことを思う間もなく左手が勝手に動いて2発目,3発目のサイドを引いてました。よーし,よくやった左手!(笑)
デミ助の車体はぐりぐりぐり〜んと旋回を保ち,左ドアミラーのすぐ近くにパイロンの頭が見え続けてる状態でゴール方向に向きます。さあ,早くトラクションを,などと考える暇もなくもう右足はフルスロットルになってます。よくやった右足!(笑)
いやいや,そんなに上手なターンではありません。でも間違いなく今の自分にできる最高のターンだったと思います。どう? 女神様,見てくれた? そして幾多の壊れたドラシャ達,これで成仏してくれよ〜
結果は1本目より1.3秒アップ。特に前半区間のタイムは1秒短縮してトップに0.3秒差の2位,優勝したやまもっちゃんのタイムを上回ってる。後半は4位のタイムですが地味にタイムは縮めました。前半後半合わせてもトップまでちょうど1秒のところまで追いつきました。
しかし順位は...前半のどこか...いや本当にどこか全然分からないどこかで脱輪をとられ,ペナルティ5秒加算で終了。結局6台中5位のブービーでした。ここ数戦,ずっとリザルトに大文字の「D」がついてますが,別にプロジェクトDとか言いませんから(笑)。
ゴール後は全身汗だく。2本目のタイムは沈没確定ですが,まだ1本目のタイムで暫定3位だったため車検場にいったん呼ばれます。
デミ助を停め,ラジエーターファンの手動スイッチを入れ,メットを脱ぎ,ドアを開けてクルマを降りようとしたら,いてててて痛い痛い,足と...肩まで筋肉が攣ってるぅ!
仕方なくもう一度どっとバケットに身体を投げ出します。
心地よい疲労感...というにはちょっとハード過ぎる疲労感とフルバケットに包まれながら,心にぐーっとこみ上げて来るものと向き合います。それはもちろん悔しさとかではなく,満足感? 安堵感? 感謝? いや「感動」かな。
もう決して勝てはしないし,シリーズチャンピオンなんかも全く無縁。でもこうやって全日本レベルの連中と一緒に走れてはいるし,いざとなれば身体が勝手に反応して360度ターンぐらいはやってくれる。オッサン,あんたよくやってるよ。上手になったじゃないか。ここまでよく来たよ。
そして今の1本,どうだ,楽しかったろ。とうとうやったぜ。とうとうできるようになった。勝敗を微塵も意識せず純粋に楽しみながら走ること。病的な負けず嫌いなためこれまでなかなかできなかったこと。最後の最後にやっとできるようになった。
その後すぐ,1本目で下位に沈んでいた次ゼッケンの無頼君が2位に上がってきて車検場から押し出されます。はい,さようなら〜,さあ,涙を拭って自分のパドックに帰ろう。
しかしそこには惨めな気持ちはありません。
全日本で勝った時のような,堂々と胸を張りたい気持ち。
さあ凱旋だ。自分で自分に拍手を送ろう。
※すっかり陽の傾いたパドック。1台1台片付けの終わったクルマから家路に着いて行きます。
...さよなら近畿公式戦。
・・・・・・
2005年の3月に不惑インテ号に乗って近畿地区ミドル戦に約10年ぶりに復帰。そこから,間に活動休止期間を挿みながらもずっと近畿のジムカーナ公式戦に挑戦し続けてきました。
いろいろな人のおかげもあって,何度か表彰台のてっぺんに立つことができましたし,幸運にも全日本の大舞台で優勝することもできました。
「さあこれから」という時にクラッシュしてしまったり,子供が受験期で走れなくなってしまったりして,とうとうシリーズタイトルには無縁なままでしたが,仕事も家庭も超忙しい中年のオッサンとしてはよくがんばったと思います。
特に今シーズンは,ライバル達のレベルが上がっているのに自分はどんどん走る機会が減ってレベルダウンするという苦しいシーズンになりました。
それでも,もがき苦しみながら走ってきたことは決して無駄ではありませんでした。
今回の最後の1本,全日本レギュラーレベルのライバルを相手に,ぶっつけ本番のオッサンが走ってトップまで1秒差にこぎ着けました。そして何より,心から楽しんで走ることができるようになりました。
これまでお世話になったいろいろな方や,ジムカーナの女神様にお礼を言いたい気持ちです。
ありがとうございます。
不惑おとーさんのジムカーナ公式戦への挑戦はこれで終わりです。
が,クルマを降りるつもりはさらさらありません。プロジェクト不惑の第2章はこれから。まだまだまーだ走り続けますよ。
クルマは楽しい。
走ることは楽しい。
さあ,これからどこをどうやって走るか...もう既におとーさんの頭の中はいろいろな計画でいっぱいです(笑)。もう今からワクワクして寝れねーよ!