home > diary menu > 2010年 > 11月30日

TEAM WIZARD OF SLALOM 練習会


ごぶさたしております。
季節はどんどん巡り,秋は足早に過ぎ去って辺りは既に冬景色。
寒くなってきましたがみなさまいかがお過ごしですか?


このdiaryの更新は,これまでで初めて3ヵ月お休みをいただきました。これまで不惑インテ号がクラッシュした時でさえ1ヶ月以上お休みすることのなかったこのdiaryなんですが,さすがに一から自分で事業を始めるとなるといろいろなことでいっぱいいっぱいになってしまい,時間は結構あったのに全く更新の筆がとれませんでした。

ただ,おかげさまで事業は最初から非常に順調で,この分だと予想よりも早めに目標を達成できそうです。


何の目標かって?
決まってるじゃありませんか。

ジムカーナ実戦復帰の目標ですよ(笑)。


自分の中では「だいたい退職前と同じぐらいの月収になったら実戦復帰」と決めてるんですが,当初の予測では早くてもそこまで開業後1年はかかるだろうと読んでました。もちろんお金の出入りの形態が勤め人とは全く違いますので,実収入ではなく計算上の手取り額ですよ。

ところが,今のペースで順調に行けば来年の夏ごろには既にこのラインに達するかもしれない...うひひひひ¥¥¥¥¥(お金を数える音)。

しかしまあ世の中そうはうまく行きません(笑)。捕らぬ狸の皮算用。好事魔多し。
ヘンな欲を出さず,これまで通り真面目にコツコツやって行きましょう。

そもそもこの実戦復帰計画,嫁様の了解はまだ得ておりません。これが一番の難題か(汗)。


・・・・・・

職場が自宅から10分ほどのところになってしまった上,朝は嫁さんの運転するクルマで一緒に出勤,帰りは一人で終バスに乗って帰ってくるという生活のため,デミ助に乗る機会は激減してしまいました。

なるべく理由をつけてはデミ助に乗ろうとしますがそれでも週1-2回30分がいいところ。以前のように通勤の行き帰りで毎日毎日2時間乗り倒してたのとは大違いです。

参加が許される練習会や実戦の数が圧倒的に少ないおとーさんにとって,普段の通勤時の基礎練習時間こそがライバルに対して唯一のアドバンテージでしたが,これじゃもうどうにもならない。ドライビングの腕も退化する一方。


ほとんどクルマを運転しない日々...数ヶ月前までのおとーさんには考えもできなかったことですが,人間というのは意外に適応力があるもので,別にクルマを運転しないからといって体調を崩すわけでもなく,イライラして気がヘンになるわけでもなく(笑),何となく普通に日々を送れてしまうもんですね。

でもさすがに心のどこかに寂しい気持ちが溜まっているんでしょうか,やたらとクルマの夢を見ます。ただただクルマに乗ってどこかに行こうとしてる夢もあるし,もろジムカーナしてる夢も見ます。因みに一番よく夢に出てくるのはやっぱり名阪Cコースですな(笑)。


そんな「何だかなー」な日々を送っていたおとーさんに,久々にデミ助をしっかり運転する機会がめぐってきました。時は11月23日,勤労感謝の日。場所は大阪湾の舞洲。おとーさんが生意気にも代表を務めるクラブ,TEAM WIZARD OF SLALOMが久々に主催する練習会です。



※受付風景。ももさん,180さん,寒い中お疲れさまです〜


今回おとーさんはオフィシャルとして参加してますから,あくまで練習会の司会・進行が第一の役目。ただその合間を見て「試走」として2本だけマジ走行させてもらいました。

ああ,アクセルを床まで踏み込むなんて何ヶ月ぶりだろ。

ハデにホイールスピンしながらパチンコ玉のように飛び出すデミ助。
そしてお決まり,スタートしてすぐ最初のパイロンで思いっきりスピン(笑)。

どわーっはっはっはっはあーーーー!!!(≧▽≦) ←ヘルメットの奥で大爆笑している

その後もタイムなんて気にせず思い切りデミ助を振り回します。


楽しい。
限りなく楽しい。
世の中にこれ以上楽しいことがあるのか。

自分の身体にぴったり合ったバケットに深々と収まり,自分の手に吸い付くように馴染んだステアリングを握る。足を自然に伸ばせばそこにペダルが位置している。まさに自分の身体の延長にデミ助の車体が拡がっている。

これぐらいスロットルをあおればこれぐらい回転が上がる,これぐらいブレーキペダルに踏力をかければこれぐらい荷重が前に行く,そしてこれぐらいステアを切り込めば車体がこれぐらい旋回する...ああ,そうだ,こんなカンジだ。こんなカンジだったんだ。コーナーをクリアするたびに,手が,足が,身体が,愛車とシンクロする感覚を思い出します。

「人馬一体」とよく言うけれど,もちろんおとーさんはまだそんな域には達していないけれど,でもクルマという乗り物を自分の思う通りに(100%でなくても)動かせた時,クルマが自分の身体になったような,自分がクルマの一部になったような一体感を感じることは確か。

そして走り終わった後の何とも形容しがたいハアハア(;´Д`)な達成感。まるでナニの後にも似た心地良い満足感と脱力感(笑)。

何故だ。何故「走り」はこんなに楽しいんだ...???


2本目はちょっとタイムを狙ってみましたが,そういう時に限って光電管が風で倒れる罠(笑)。まあでも,まともに計測されててもまともなタイムだったかどうかは疑問。今回参加して下さってたS1500メンバーにチギられて凹むのがオチだったかもしれない(汗)。


もちろんオフィシャルとしての仕事もがんばりました。

特にがんばったのはスターター( ゚ー゚)尸。

練習会っていうとスタートもテキトーで「ハイ勝手にスタートしてね〜」っていうカンジのことが多いけど,おとーさんは練習会でも手を抜かない。本番と全く同じようなスタイルで,ちゃんとスタートの練習ができるように気合入れてがんばりました。おかげで次の日,脇腹が筋肉痛起こしてましたけどね>どんだけ運動不足やねん!

ただ,スターターをやりながらも倒れたパイロンを直しに走り回ったため何度も光電管を横切ってしまい,計時をして下さってたT内さんにごっつい迷惑をかけました>すいません;


練習会が無事に終わって,日が暮れてきてもあの「楽しさ」の余韻が残ります。
楽しいクルマ談義のネタは尽きません。
結局舞洲を後にしたのはもう真暗になる時間でした。


※無頼デミオとデミ助のツーショット。いつか表彰台で1-2を狙いたいね。



※久々にお目にかかる野宿先生のCR-X。全日本チャンプ車両の風格が漂います。


・・・・・・

やっぱりクルマの運転は楽しい。

しばらくクルマの運転から離れていただけに,モータースポーツの一番基本的なところを再確認することができました。

勝っても負けても,速くても遅くても,やっぱりクルマの運転は楽しいんだ。

公式戦シリーズに参戦して必死で結果を追い求めているとつい忘れてしまう素朴な感情。クルマを運転すること自体がとっても楽しいことなんだ。目を三角にしてシャカリキにタイムを削ろうとも,冷汗を流しながらパイロンと格闘しようとも,決して忘れてはいけない。クルマに乗ってるだけでも僕達は幸せなはずなんだ。


...最後になりましたが今回当クラブの練習会をサポートして下さったカートップ大阪さん,ニシオガレージさん,チーム・ランチボックスとT内さん,ありがとうございました。寒い中を参加して下さったみなさん,ありがとうございました。


さあ,明日もお仕事がんばろう!(笑)


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