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2010年 > 5月23日
それから
あの全日本での勝利からもう1ヶ月になるんですね。
早いモンです。
4月のあの大会は2010年全日本シリーズの第2戦でしたが,先週の週末には既にもう宮城県の菅生にて次のシリーズ第3戦が行なわれています。
全日本をレギュラーで追ってる人たちは,あんな大変な2日間を1ヶ月経つか経たないかのうちにまた戦ってるんですね。しかも全国あちこちに遠征しながら...すごいです。おとーさんの体力と財力では絶対に不可能です(汗)。
かくしておとーさんは分相応に自分の戦場,近畿地区戦に戻っていくわけです(笑)。
それがおとーさんの「それから」です。
とはいえ,全日本での勝利をそのままにしておくわけにはいきません。そう,勝って兜の何とやら。ちゃんと自分の走りを振り返って,反省すべきところを反省,少しでも次の戦いに生かすようにしないと。
ということで,いろいろな方に撮ってもらったビデオはもちろん,ロガーのデータをしっかり解析して自分の走りを振り返ってみました。
まず1本目。
当日の朝は,4月下旬だというのに霜で辺りが真っ白になるほどの冷え込みでした。お天気は良く路面温度は徐々に上がってきてましたが,全体の中でも5番目の出走ということで,1本目の出走時はまだまだ超低温路面でした。
スタートすぐのイトウ工業コーナーはリアがグリップせずいきなり大オーバーになってしまうことを警戒してやや直線的なラインで入りました。ただ,ビデオを見るとタイヤが全く鳴っておらず,やや抑え過ぎの感あり。
ただ,2本目ではこの最初のコーナー,思い切ってリアを出しながら突っ込んだものの,その分,半月回りで詰まってしまってその後の小さい島回りまであまり加速できず,1本目と全くタイム差はありませんでした。だから1本目も結果オーライかもしれません。
その後,「小さい島を左回り→パイロンを左270度旋回」の左1.5回転ですが,進入はそれなりに入っているものの,270度は明らかにオーバーランですね。突っ込み過ぎてかなり大回りになってます。一番離れてる部分でパイロンからおよそ2.5メートル離れてるって...ヘタ過ぎやろ!(笑)。
2本目はこの部分,もうちょっとうまく処理できてますが,1本目とボトムのスピードは変わりません。1本目はオーバーランしてる分だけで0.5〜0.6秒ロスしてますね。ターンの上手なドライバーとそうでないドライバーとでは「パイロン1本で1秒差がつく」と言われますが,まさにそんなカンジですね。
さてその後,もう1回左回り,今度は真ん中の島を大きく回る部分。ここは1本目の方がコンパクトに小さく回ってます。しかし2本目と比べて脱出速度はほとんど変わらないので,稼ぐことができたのは走行距離がわずかに短かった分,0.4秒程度でしょうか。
・・・・・・
そして1本目はこの後,大きな失敗をしています。
そう,オニギリを折り返すところ,ワイパーが動いてたところです(笑)。
進入でがんばり過ぎてフロントがロック。予想よりも制動距離が伸びてコーナーに突っ込んでしまい,「おっとっと」という感じで慌ててステアを切り足したところで左手がワイパースイッチに当たってしまいワイパー作動(笑)。
どうにか車体がうまく向きを変えてくれた...と思った瞬間に視界を黒いものがさーっと往復したのでビックリしましたよ(笑)。ワイパーだと気づいた瞬間に自分でも「プッ」と笑いそうになりましたがね "( ´,_ゝ`)"。
ロスになるししばらくそのままにしとこうか,すぐにスイッチ切ろうか,一瞬考えました。また,スイッチを切る瞬間にもワイパーのスイッチはステアの右側だったか左側だったか,スイッチレバーは上に動かすんだったか下に動かすんだったか,一瞬迷いました。というのもウチの家庭車はゴルフ・トゥーランなのでワイパーが右側で,スイッチレバーを上に動かして作動なんですよ。日常的に両方のクルマに乗ってると,いつもワイパーを最初に動かす際には右だったか左だったか上だったか下だったか一瞬迷うようになってしまってて,この時も迷いました。
ま,そんなこんなで大きくタイムロス...自分では2-3秒ぐずぐずしてたような感覚だったんですが,車載ビデオで見ると,あれ? ワイパーが作動して一瞬後にはすぐスイッチ切ってますね...ステアリング戻す途中で...ロガーで見てもこの部分でのタイムロスは0.8秒。
何だか不思議なカンジです。自分の頭の中ではいろいろ思考過程があったはず,短くても2-3秒は経過してるはず,それなのにビデオで見てもロガーで見ても経過時間はコンマ数秒。
※よろしければ実際にご確認下さい。動画開始から1/3ぐらいの部分です。
この不思議な体験について,後からいろいろ考えてみました。
この部分は確かに失敗してるんですが,この時の走り自体は,これまでのジムカーナ人生の中で3本の指に入るぐらい気持ちの入った,気合の入った,「乗れてる」走りでした。ひょっとするとおとーさん,軽い「ゾーン」に入ったような状態だったのかもしれませんね。だからいつもよりも知覚や思考の時間分解能が高くなってたのかも,かも,しれません(笑)...
ま,ゾーンだか何だか知りませんが(笑),いずれにせよこの部分で0.8秒もロスしたことは確か。反省モードの続きに行きましょう。
コースはこの後,イトウ工業コーナーに逆走して行き,ギャラリー席の前で件の「逆Z字」を描き,最終コーナー方面へ向かいます。
逆Z字は,自分では結構イケたように思ってたんですが,ギャラリー席からのビデオで見るとダメダメですね。最初の左コーナーはサイドが不発で結果的にべたべたのグリップで入ってます。折り返す右ターンは何とかサイドターンになってますが,パイロンから1メートルぐらい離れたところで回ってます。最初に同じパイロンを左に回った時の2.5メートルよりはマシですが(笑),佐川選手なんかこれをパイロンまで5cmぐらいの距離でフル加速しながら回って行きますから,同じ全日本を走っていても全然別物,比較にもなりませんな。
それと2本目はこの部分,1本目とは逆に,入りの左ターンはサイドが決まって,返しの右がべたべたグリップになってます。これらをロガーで細かく比較すると,右ターンは1本目と2本目で全く変わらないのに,入りの左ターンはグリップの1本目の方がボトムのスピードが5km/hほど速いんですね。これはタイム的には意外に大きな差となり,ここだけで2本目と比べ1秒近く稼いでます。ロガーで1本目と2本目を比較すると,コースのこの部分まではずっと2本目の方が速いのに,この部分で完全に同じタイムになってます。
加速しながらきっちりターンを決められる人だったらいいのですが,おとーさんのようなターン下手は,サイドターンにこだわらずグリップでぐりぐり走る方が結果的に速い,ということがここでも証明されているようです。いや,この時はサイドが不発だっただけなんですが〜(笑)。
旧・最終コーナの折り返しは,1本目のラインの方がコンパクトでわずかに速い。1本目と2本目を比較すると,ここで初めて1本目の方が0.1秒,先に出てます。中間計測ラインでも2本目はわずかにタイムダウンというアナウンスがありました。1本目はこの後,大きなミスなく外周を走り切ってゴールしてます。
・・・・・・
これに対して2本目。
途中までは1本目と比較して書いた通り。逆Z字の入りの部分でサイドターンにこだわりリアを出したものの次のパイロンまでをうまく加速できず失速。それまで1本目より速かったのに,マージンを吐き出してしまいました。そして中間計測では1本目よりわずかにタイムダウン。
しかしストレートを3速全開で突っ切ってイトウ工業コーナーに入る部分,思い切って縁石をショートカット,コースの外側いっぱいまですっ飛びながらそれでもスロットルを踏んだ努力は報われており,再び1本目と全く同タイム・同トップスピードで外周の直角コーナーに突っ込んだ!
しかし。
路面温度が30℃も上がっていればタイヤのタレ具合も違います。この時点でコースを1分以上走っておりミドル戦ならもうすぐゴールというところ。フロントタイヤは若干タレが入ってました。
コーナーを曲がってGを残したままアウトいっぱいに立ち上がるところ。ロガーで見ると1本目とちょうど全く同じ車速,横Gなんですが,1本目ではコース内にギリギリ納まった車体が今度はぐんぐんアウトに出て行きます。慌ててステアを右に切り足してるのが車載ビデオでばっちり確認できました(汗)。
何とかフロントは縁石の縁のギリギリのところで土俵内に踏みとどまったようですが,横Gが1Gを超えてるところで急にステアを切り足したので左リアがアウトに流れてしまい,こいつが縁石から外にポロっと落ちてしまったようです。そしてさらにこの左後輪がコース内に戻る際に縁石にひっかかってしまい,タコってスロットルを戻さざるを得ませんでした。
何とかすぐに体勢を整えS字に入る手前でまたスロットルを踏んで加速に入ってるのは我ながらよくがんばってるなと思いますが,この時点で車速が15km/hも落ちてしまったらもうダメです。みるみる1本目との差が広がって,結局1.7秒もタイムダウンする結果になってます。
もう一ついけないのは,最後のパイロンを引っかける部分で必要以上に車速を落としていること。このために最後の立ち上がりが鈍く,最後の最後でまた1本目との差がコンマ数秒広がることになっている。決して力を抜いたわけじゃないけど,最後まで攻めきらないとダメでしょ!
・・・・・・
そんなこんなで,勝ったとはいえ,反省点はいっぱい。
サイドターンの精度が低過ぎ。素人丸出し。
ブレーキングの見極めが甘い。ロックさせるわ,ワイパー動かすわ(笑)。
そして,タイヤのタレを読めていなかった。
最後の最後で詰めが甘い。
...やはり,まだまだこのプロジェクトは終われませんね。
いつの日かラジアルタイヤを履いたデミオが全日本をレギュラーのクラスで走れる日が来るまで(いや別にそこまでデミオにこだわらなくてもいいんだけど),そして自分がそこに本当の「全日本ドライバー」として参加できるまで,まだまだ止められません。
今週末は地区戦@鈴鹿南です。
さあ,自分の本来の仕事場でキッチリ仕事をできるかどうか。これからがおとーさんの正念場。
今年出られる地区戦はあと2つか3つ。秋になったら活動休止ですからね。
エリカ様似の女神様をもう一度,二度,微笑ませることはできるのか。
がんばれ,がんばれ,おっさん,がんばれ。
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それから
あの全日本での勝利からもう1ヶ月になるんですね。
早いモンです。
4月のあの大会は2010年全日本シリーズの第2戦でしたが,先週の週末には既にもう宮城県の菅生にて次のシリーズ第3戦が行なわれています。
全日本をレギュラーで追ってる人たちは,あんな大変な2日間を1ヶ月経つか経たないかのうちにまた戦ってるんですね。しかも全国あちこちに遠征しながら...すごいです。おとーさんの体力と財力では絶対に不可能です(汗)。
かくしておとーさんは分相応に自分の戦場,近畿地区戦に戻っていくわけです(笑)。
それがおとーさんの「それから」です。
とはいえ,全日本での勝利をそのままにしておくわけにはいきません。そう,勝って兜の何とやら。ちゃんと自分の走りを振り返って,反省すべきところを反省,少しでも次の戦いに生かすようにしないと。
ということで,いろいろな方に撮ってもらったビデオはもちろん,ロガーのデータをしっかり解析して自分の走りを振り返ってみました。
まず1本目。
当日の朝は,4月下旬だというのに霜で辺りが真っ白になるほどの冷え込みでした。お天気は良く路面温度は徐々に上がってきてましたが,全体の中でも5番目の出走ということで,1本目の出走時はまだまだ超低温路面でした。
スタートすぐのイトウ工業コーナーはリアがグリップせずいきなり大オーバーになってしまうことを警戒してやや直線的なラインで入りました。ただ,ビデオを見るとタイヤが全く鳴っておらず,やや抑え過ぎの感あり。
ただ,2本目ではこの最初のコーナー,思い切ってリアを出しながら突っ込んだものの,その分,半月回りで詰まってしまってその後の小さい島回りまであまり加速できず,1本目と全くタイム差はありませんでした。だから1本目も結果オーライかもしれません。
その後,「小さい島を左回り→パイロンを左270度旋回」の左1.5回転ですが,進入はそれなりに入っているものの,270度は明らかにオーバーランですね。突っ込み過ぎてかなり大回りになってます。一番離れてる部分でパイロンからおよそ2.5メートル離れてるって...ヘタ過ぎやろ!(笑)。
2本目はこの部分,もうちょっとうまく処理できてますが,1本目とボトムのスピードは変わりません。1本目はオーバーランしてる分だけで0.5〜0.6秒ロスしてますね。ターンの上手なドライバーとそうでないドライバーとでは「パイロン1本で1秒差がつく」と言われますが,まさにそんなカンジですね。
さてその後,もう1回左回り,今度は真ん中の島を大きく回る部分。ここは1本目の方がコンパクトに小さく回ってます。しかし2本目と比べて脱出速度はほとんど変わらないので,稼ぐことができたのは走行距離がわずかに短かった分,0.4秒程度でしょうか。
・・・・・・
そして1本目はこの後,大きな失敗をしています。
そう,オニギリを折り返すところ,ワイパーが動いてたところです(笑)。
進入でがんばり過ぎてフロントがロック。予想よりも制動距離が伸びてコーナーに突っ込んでしまい,「おっとっと」という感じで慌ててステアを切り足したところで左手がワイパースイッチに当たってしまいワイパー作動(笑)。
どうにか車体がうまく向きを変えてくれた...と思った瞬間に視界を黒いものがさーっと往復したのでビックリしましたよ(笑)。ワイパーだと気づいた瞬間に自分でも「プッ」と笑いそうになりましたがね "( ´,_ゝ`)"。
ロスになるししばらくそのままにしとこうか,すぐにスイッチ切ろうか,一瞬考えました。また,スイッチを切る瞬間にもワイパーのスイッチはステアの右側だったか左側だったか,スイッチレバーは上に動かすんだったか下に動かすんだったか,一瞬迷いました。というのもウチの家庭車はゴルフ・トゥーランなのでワイパーが右側で,スイッチレバーを上に動かして作動なんですよ。日常的に両方のクルマに乗ってると,いつもワイパーを最初に動かす際には右だったか左だったか上だったか下だったか一瞬迷うようになってしまってて,この時も迷いました。
ま,そんなこんなで大きくタイムロス...自分では2-3秒ぐずぐずしてたような感覚だったんですが,車載ビデオで見ると,あれ? ワイパーが作動して一瞬後にはすぐスイッチ切ってますね...ステアリング戻す途中で...ロガーで見てもこの部分でのタイムロスは0.8秒。
何だか不思議なカンジです。自分の頭の中ではいろいろ思考過程があったはず,短くても2-3秒は経過してるはず,それなのにビデオで見てもロガーで見ても経過時間はコンマ数秒。
※よろしければ実際にご確認下さい。動画開始から1/3ぐらいの部分です。
この不思議な体験について,後からいろいろ考えてみました。
この部分は確かに失敗してるんですが,この時の走り自体は,これまでのジムカーナ人生の中で3本の指に入るぐらい気持ちの入った,気合の入った,「乗れてる」走りでした。ひょっとするとおとーさん,軽い「ゾーン」に入ったような状態だったのかもしれませんね。だからいつもよりも知覚や思考の時間分解能が高くなってたのかも,かも,しれません(笑)...
ま,ゾーンだか何だか知りませんが(笑),いずれにせよこの部分で0.8秒もロスしたことは確か。反省モードの続きに行きましょう。
コースはこの後,イトウ工業コーナーに逆走して行き,ギャラリー席の前で件の「逆Z字」を描き,最終コーナー方面へ向かいます。
逆Z字は,自分では結構イケたように思ってたんですが,ギャラリー席からのビデオで見るとダメダメですね。最初の左コーナーはサイドが不発で結果的にべたべたのグリップで入ってます。折り返す右ターンは何とかサイドターンになってますが,パイロンから1メートルぐらい離れたところで回ってます。最初に同じパイロンを左に回った時の2.5メートルよりはマシですが(笑),佐川選手なんかこれをパイロンまで5cmぐらいの距離でフル加速しながら回って行きますから,同じ全日本を走っていても全然別物,比較にもなりませんな。
それと2本目はこの部分,1本目とは逆に,入りの左ターンはサイドが決まって,返しの右がべたべたグリップになってます。これらをロガーで細かく比較すると,右ターンは1本目と2本目で全く変わらないのに,入りの左ターンはグリップの1本目の方がボトムのスピードが5km/hほど速いんですね。これはタイム的には意外に大きな差となり,ここだけで2本目と比べ1秒近く稼いでます。ロガーで1本目と2本目を比較すると,コースのこの部分まではずっと2本目の方が速いのに,この部分で完全に同じタイムになってます。
加速しながらきっちりターンを決められる人だったらいいのですが,おとーさんのようなターン下手は,サイドターンにこだわらずグリップでぐりぐり走る方が結果的に速い,ということがここでも証明されているようです。いや,この時はサイドが不発だっただけなんですが〜(笑)。
旧・最終コーナの折り返しは,1本目のラインの方がコンパクトでわずかに速い。1本目と2本目を比較すると,ここで初めて1本目の方が0.1秒,先に出てます。中間計測ラインでも2本目はわずかにタイムダウンというアナウンスがありました。1本目はこの後,大きなミスなく外周を走り切ってゴールしてます。
・・・・・・
これに対して2本目。
途中までは1本目と比較して書いた通り。逆Z字の入りの部分でサイドターンにこだわりリアを出したものの次のパイロンまでをうまく加速できず失速。それまで1本目より速かったのに,マージンを吐き出してしまいました。そして中間計測では1本目よりわずかにタイムダウン。
しかしストレートを3速全開で突っ切ってイトウ工業コーナーに入る部分,思い切って縁石をショートカット,コースの外側いっぱいまですっ飛びながらそれでもスロットルを踏んだ努力は報われており,再び1本目と全く同タイム・同トップスピードで外周の直角コーナーに突っ込んだ!
しかし。
路面温度が30℃も上がっていればタイヤのタレ具合も違います。この時点でコースを1分以上走っておりミドル戦ならもうすぐゴールというところ。フロントタイヤは若干タレが入ってました。
コーナーを曲がってGを残したままアウトいっぱいに立ち上がるところ。ロガーで見ると1本目とちょうど全く同じ車速,横Gなんですが,1本目ではコース内にギリギリ納まった車体が今度はぐんぐんアウトに出て行きます。慌ててステアを右に切り足してるのが車載ビデオでばっちり確認できました(汗)。
何とかフロントは縁石の縁のギリギリのところで土俵内に踏みとどまったようですが,横Gが1Gを超えてるところで急にステアを切り足したので左リアがアウトに流れてしまい,こいつが縁石から外にポロっと落ちてしまったようです。そしてさらにこの左後輪がコース内に戻る際に縁石にひっかかってしまい,タコってスロットルを戻さざるを得ませんでした。
何とかすぐに体勢を整えS字に入る手前でまたスロットルを踏んで加速に入ってるのは我ながらよくがんばってるなと思いますが,この時点で車速が15km/hも落ちてしまったらもうダメです。みるみる1本目との差が広がって,結局1.7秒もタイムダウンする結果になってます。
もう一ついけないのは,最後のパイロンを引っかける部分で必要以上に車速を落としていること。このために最後の立ち上がりが鈍く,最後の最後でまた1本目との差がコンマ数秒広がることになっている。決して力を抜いたわけじゃないけど,最後まで攻めきらないとダメでしょ!
・・・・・・
そんなこんなで,勝ったとはいえ,反省点はいっぱい。
サイドターンの精度が低過ぎ。素人丸出し。
ブレーキングの見極めが甘い。ロックさせるわ,ワイパー動かすわ(笑)。
そして,タイヤのタレを読めていなかった。
最後の最後で詰めが甘い。
...やはり,まだまだこのプロジェクトは終われませんね。
いつの日かラジアルタイヤを履いたデミオが全日本をレギュラーのクラスで走れる日が来るまで(いや別にそこまでデミオにこだわらなくてもいいんだけど),そして自分がそこに本当の「全日本ドライバー」として参加できるまで,まだまだ止められません。
今週末は地区戦@鈴鹿南です。
さあ,自分の本来の仕事場でキッチリ仕事をできるかどうか。これからがおとーさんの正念場。
今年出られる地区戦はあと2つか3つ。秋になったら活動休止ですからね。
エリカ様似の女神様をもう一度,二度,微笑ませることはできるのか。
がんばれ,がんばれ,おっさん,がんばれ。
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