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お受験


みなさま,明けましておめでとうございます。

って,遅すぎるわ! (゜o゜(☆○=(-_- )ゲシッ

まあ,何はともあれ,今年もどうぞProject不惑をよろしくおねがいします。


・・・・・・

いやー,実は今,息子の「お受験」で大変なんすよ。

現在やっと2校目の発表が終ったところ。

でも本命〜第2志望あたりが今度の週末から来週前半にかけて4日連続であるので,これからが本番です。あ〜,もういい加減にしてくれ。胃が痛い (;´д⊂)。
っつーか,いったいいくつ受けるねん!(6校?) 受験料高いがな!


元々おとーさん自身は小学校も中学校も高校も,なんと大学まで近所の公立校に行きましたから(決して「国立」とかではない)非常に安上がりな人間です。親も貧乏公務員でしたから,中学進学の時点で「お受験」なんて全く別世界の話でした。いや,金銭的な問題ではなく,成績的に別世界の話だったわけだが。わははは。

実はmy嫁さんも高校まで公立で大学だけ私立というパターン。おとーさんと同じく小学校の時点では「お受験」なんて別世界の出来事だったそうです。

ですからして,不惑家では「お受験」なんて数年前まで全く考えておりませんでした。
っつーか,子供の受験で親が目の色変えて必死になってるのを見ると,密かに「アホか。なんちゅー過保護や」とすら思っておりました(失礼;)。


ところが,時は流れ,時代は移り変わり。

おとーさんや嫁さんのような団塊ジュニアのベビーブーム世代とは違って,現代は極端な少子化の時代。昔は「親はなくとも子は育つ」というか,どんどん産んで,親がガンガン仕事してる間に子供は「はい,勝手に育ってね」っていうカンジが強かったけど,今は少ない数の子供を,両親だけじゃなくジジババまで寄ってたかって徹底的に「育てる」っていう過保護な世の中。

学校に関しても,昔と比べて私学志向が非常に高いようで(地方や地域にもよるとは思いますが),少なくともおとーさんが住んでる所のご近所では,小学6年生の半数以上が(実際に進学するかどうかは別として)何がしかの私学をお受験しているっぽい。ええ〜っ!マ,マジ?

こうなってくると,「ウチは断固,公立志向ですから」なんて言ってられない。別に近所の公立の中学がそんなに荒れてるってわけでもないんですけどね。


ウチのおバカ息子も,「公文式は飽きた」とか生意気言いやがって,友達が通ってる近所の塾に自分も行き始めたのが小学3年の頃。それがだんだん周囲に感化されて,4年生の頃には「私立の中学に行きたい!」とか言い出しました。

「バカヤロー,私立なんか行かんでええわい!塾なんか辞めちまえ!」と最初は両親そろって反対しましたが,本人が熱心に「行きたい」と言うものを無下に止めることもできず。志望校の学園祭や見学会などについて行くうちに結局,親の方が説得されてしまいました(情けねー)。

塾に一緒に行ってる彼の親友も当然中学受験をするわけだし,前述のようなご近所の雰囲気もあるし,「お前だけは絶対公立行けや」というほど公立の中学に魅力があるわけでもないし。


ところがねえ,えらそうなことは言ってても子供は子供。
勉強してても集中力が続かない。
勉強のやり方もデタラメ。
基本的なこと分かってないのに,いきなり応用問題やるからできない。
いつも同じパターンで計算ミスとかしてるのに自覚なし。

本人は一端の受験生気取りで「○○の出題傾向は...」とか利いた風なことを講釈してるけど,お前,全然それ以前の問題やろ,というカンジで。

傍で見てると歯痒くってしょうがないわけなんですよ。
おとーさんも大学受験の時に同じようなところで苦労してたから(笑)。
やっぱり父子って似たような頭の構造してるのね ( ̄ー ̄;)。


いや,放っておけばいいんですよ。
自分が勝手に私立に行きたいって言ってるんですから。
勝手にやらせときゃいい。
失敗しても本人の責任っすよ。

でもね...
息子がつまづいてる所が,かつて自分も同じようにつまづいた所で,しかもこのままつまづいてると間違いなく第1志望校には入れない,ってなるとね,放っておけないんですよ。
親バカですね。親バカから「や」をとったら単なる「おバカ」ですね(意味不明)。

...ということで,結局おとーさんが理科や算数のコーチしないといけなくなってくるんですよ。何年か前まで子供の受験で必死になってる他所の親の姿見て笑ってたクセにね。

っつーか,分からんわ! こんなややこしい受験問題!
社会と国語は嫁さんに任せた!


・・・・・・

それでもまあ,彼が自分で求めたこととはいえ,この歳でこんなに勉強してるのは不憫。

だって,おとーさんの6年生時代なんて,野球があってドッジボールがあって野球があってドリフがあって,また野球があってドッジボールがあって,みたいな毎日。「勉強」なんて日常生活のどこを見渡してもそのかけらすらなかった。学校の日常の宿題すら全然やらず,親にも先生にも怒られてばっかし。まあその分,大きくなってから浪人の1年間で死ぬほど,本当に死ぬほど勉強しないといけなかったわけですが(生意気にも志望が国公立のi学部でしたから)。

大学受験でおとーさんが味わった地獄を,彼は前倒しで経験してる,と,そういう風に考えれば,結局は同じことなんですがね...オトコが一人前になるためには必ずどこかで地獄を越えないといけないってこと。


ということで,あと10日間あまり,おとーさんは息子の地獄に付き合います。
傍から見たらバカみたいに見えると思いますが,まだ6年生ですからね。これを越えるためにはちょっとばかりオヤジの力が要るでしょう。母親ではなく。
もし越えられなかったら...その時もオヤジの力が要るでしょう。きっと。

どっちに転ぶにせよ,息子の近くにいてやりたいと思います。
クルマのことはしばらくお休みです。





...といいつつ,昨日こっそりクルマの下にもぐってドラシャ換えてたクソオヤジ! (´з`)y-〜


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