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2009年 > 2月28日
大阪湾で海老を切ってみる
もう2月も終わりっすね。
3月15日のミドル開幕戦まで2週間となりました。
開幕戦の申し込みは3月5日必着なので,早く現金書留を送らないといけないのですが,クラッチ交換で資金が尽き,嫁様からお小遣をもらわないと申し込みもできない有様。
またそういう時に限って嫁様がなかなか小遣いをくれやがらない。
しかし,こんなに毎日泣きそうになりながら働いて得た給料なのに,何で嫁さんに小遣いもらうのに頭下げて「ありがとう (;´д⊂)」って言わないといけないのか。
間違ってる,何かが間違ってる (*・д・)σ。
ま,それはともかく。
クラッチ&カバーをEXEDYの強化品に替えて,クラッチがスパスパ切れるようになっだデミ助。本当に気持ちのいいクルマに仕上がりました。もうほとんどこのまま開幕戦に突入OK...なんですが,あと少しだけ確認しておかないといけないことがある。
...その一つが,海老(ABS=アンチロックブレーキシステム)のこと。
デミオの海老は作動タイミングが早く,ブレーキング中にちょっと段差で前輪が跳ねでもしたら,別にロックさせてもいないのにカッカッカッカッカッカッと作動して,制動距離が延びてしまう。さらに,いったん海老が作動してしまうと舵も効きにくくなるし,コーナリング中であれば接線方向のベクトルが大きくなりアンダーになってクリップを外してしまう可能性大。
デミオ本体の素性がいいだけに,このバカ海老の評判はすこぶる悪く,デミオで競技をする人はちょっと細工してこの海老を切る(作動しないようにする)のが主流になってます。
他の車種では海老を切らずに走ってる人も多いということで,おとーさんも最近までずっと海老を切らずに走ってきたんですが,切ってみた方がタイムを詰められる可能性があるなら,それを試してみない手はない。
一方で海老を切ることで生じる副作用もあって,それはブレーキバランスがリア寄りになってしまうこと。長く横Gのかかるコーナリング中にブレーキを踏み足したりすると,荷重の抜けたリアが簡単にロック,ブレークしてしまう。サイドターン対策としてリアに強化ブレーキシュー(デミオのリアブレーキはドラム式)を入れてる場合なんかはこれがさらに顕著になってしまう。
ただ,おとーさんは以前不惑インテ号に乗ってる時,サイドターンがなかなか決まらないためリアにWINMAX最強のメタルパッドを入れてて,かなりリアよりのブレーキバランスで平気で某南コースとか走り回っていた人。不惑インテ号にゃもちろん海老なんて最初からついてないよ。だからリアよりのブレーキバランスには何とか対応できないこともないんじゃないかなぁ...
ま,何事も自分でやってみないと分からない。
...ということで,海老にちなんで大阪湾ということもないのですが(笑),大阪湾岸某所にて海老を切った状態で走りこんで来ました。
普通に海老あり,海老カット,海老にプラスしてEBD(ブレーキバランスの自動調整機能)もカット,の3条件で走ってタイムも比べてみる。コースは前半高速コーナリング+後半テクニカル。
普通に海老ありの条件は,これまで走り慣れてるので,まあ走れないことはありません。ただ,肝心なところで海老がフル作動してコントロールを失ってしまわないように,やはりだいぶ手前から探り探りのブレーキになってしまう。ブレーキをもっと詰められる余地はあります。ただ海老が作動してしまった時のダメージは大きいので,この状態ではあまり冒険できません。
ということでリア回りにちょいちょいっと細工。海老カットを試してみます。
ちゃんと海老の警告ランプが点灯していることを確認して。
お,いいねこれ。
ブレーキを詰めても海老は顔を出しませんから思い切って冒険できます。
ところがこの海老だけ切った状態だと,時々「???」という状態になります。
Gをためながらぐーっと回り込んで行くようなコーナーの頂点付近,ここでリアがちょっと出てクルマの向きが変わって欲しい,ってところで,何故かリアが出ずにフロントが突如ロックしてズササーっとアンダーになってしまう。助手席に人を乗せてこれをやった日にゃ,外側のパイロン直行でしたよ(汗)。
思うにこれ,EBDが悪さしてるんじゃないでしょうか? おとーさん,EBDというものをよく理解してないんですが,どうもリアがわずかにロックした瞬間にCPUが介入してフロントに制動を強制配分し,そのためにフロントがロックしてしまっている感じ。海老ONの状態よりはマシですが,これでは攻められません。
ということで,さらにリア回りに小細工をして,このEBDもキャンセルした状態にします。
すると,「これこれ,これだよ〜。これでやっと普通 (^-^)」という感じ。
確かに,ラフに突っ込みブレーキするとテールが出ますが,ここはリアにも16インチ195幅のタイヤを履いてる強みか,唐突にすっ飛ぶという感じはなく,十分コントロール範囲内です。むしろブレーキングでリアを動かしやすくなり,これまでは海老のせいでできなかった,ブレーキングでリアを流してパイロンを鋭角に処理することが可能になりました。
このままの状態でリアの(ショックの)減衰をさらに落としたり,エア圧を3.2kぐらいまで上げたり,いろいろやってみますが,リアは結構安定していて,不惑インテ号で最もリア寄りのブレーキバランスで走ってた時よりもよほど安定感がある。
よーし,これで行くぞ!
決定です。
この仕様で鈴鹿南を走ったことがないのは不安ですが,ま,仕方ない。
15日開幕戦の前日にはちゃんと「前日練習会」が開かれているのですが,この土曜日はお仕事のため絶対に参加不可能。ま,仕方ない。
無理をせずに楽しくやるのがおとーさんの目標のはず。
あと開幕までにデミ助で準備することはバッテリーとエアクリだけ。
2輪用のバッテリーだとデミ助は車重が980kgのホントぎりぎりになってしまうので,本番ではもう少し重い目のドライバッテリーを使う予定です。デミオの車重に関してはアルファさんが計測した車両(グレード:15C)がカタログ値の980kgを大きく切ってることが話題になってますが(車両規則で満タン車重がカタログ値を切ったらアカンことになってます),デミ助はエアロとかごちゃごちゃオプションを着けてるので,実測(@ファインアート)で980kgちょいなんです。
また,エアクリも,デミオレースで有名なDO.ENGINEERINGさんのitg製(試作)フィルターを使わせていただくことになりました。お値段はちょい高い目ですが,装着して純正と何も変わらなければ替える意味はありません。このフィルター,絶対にいいモノのはずなので,しっかりモニターしたいと思ってます。乞うご期待!
...っつーか,ホントに,もう,お金ありません。
やっぱ無理してるな... ( ̄ー ̄;)
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大阪湾で海老を切ってみる
もう2月も終わりっすね。
3月15日のミドル開幕戦まで2週間となりました。
開幕戦の申し込みは3月5日必着なので,早く現金書留を送らないといけないのですが,クラッチ交換で資金が尽き,嫁様からお小遣をもらわないと申し込みもできない有様。
またそういう時に限って嫁様がなかなか小遣いをくれ
しかし,こんなに毎日泣きそうになりながら働いて得た給料なのに,何で嫁さんに小遣いもらうのに頭下げて「ありがとう (;´д⊂)」って言わないといけないのか。
間違ってる,何かが間違ってる (*・д・)σ。
ま,それはともかく。
クラッチ&カバーをEXEDYの強化品に替えて,クラッチがスパスパ切れるようになっだデミ助。本当に気持ちのいいクルマに仕上がりました。もうほとんどこのまま開幕戦に突入OK...なんですが,あと少しだけ確認しておかないといけないことがある。
...その一つが,海老(ABS=アンチロックブレーキシステム)のこと。
デミオの海老は作動タイミングが早く,ブレーキング中にちょっと段差で前輪が跳ねでもしたら,別にロックさせてもいないのにカッカッカッカッカッカッと作動して,制動距離が延びてしまう。さらに,いったん海老が作動してしまうと舵も効きにくくなるし,コーナリング中であれば接線方向のベクトルが大きくなりアンダーになってクリップを外してしまう可能性大。
デミオ本体の素性がいいだけに,このバカ海老の評判はすこぶる悪く,デミオで競技をする人はちょっと細工してこの海老を切る(作動しないようにする)のが主流になってます。
他の車種では海老を切らずに走ってる人も多いということで,おとーさんも最近までずっと海老を切らずに走ってきたんですが,切ってみた方がタイムを詰められる可能性があるなら,それを試してみない手はない。
一方で海老を切ることで生じる副作用もあって,それはブレーキバランスがリア寄りになってしまうこと。長く横Gのかかるコーナリング中にブレーキを踏み足したりすると,荷重の抜けたリアが簡単にロック,ブレークしてしまう。サイドターン対策としてリアに強化ブレーキシュー(デミオのリアブレーキはドラム式)を入れてる場合なんかはこれがさらに顕著になってしまう。
ただ,おとーさんは以前不惑インテ号に乗ってる時,サイドターンがなかなか決まらないためリアにWINMAX最強のメタルパッドを入れてて,かなりリアよりのブレーキバランスで平気で某南コースとか走り回っていた人。不惑インテ号にゃもちろん海老なんて最初からついてないよ。だからリアよりのブレーキバランスには何とか対応できないこともないんじゃないかなぁ...
ま,何事も自分でやってみないと分からない。
...ということで,海老にちなんで大阪湾ということもないのですが(笑),大阪湾岸某所にて海老を切った状態で走りこんで来ました。
普通に海老あり,海老カット,海老にプラスしてEBD(ブレーキバランスの自動調整機能)もカット,の3条件で走ってタイムも比べてみる。コースは前半高速コーナリング+後半テクニカル。
普通に海老ありの条件は,これまで走り慣れてるので,まあ走れないことはありません。ただ,肝心なところで海老がフル作動してコントロールを失ってしまわないように,やはりだいぶ手前から探り探りのブレーキになってしまう。ブレーキをもっと詰められる余地はあります。ただ海老が作動してしまった時のダメージは大きいので,この状態ではあまり冒険できません。
ということでリア回りにちょいちょいっと細工。海老カットを試してみます。
ちゃんと海老の警告ランプが点灯していることを確認して。
お,いいねこれ。
ブレーキを詰めても海老は顔を出しませんから思い切って冒険できます。
ところがこの海老だけ切った状態だと,時々「???」という状態になります。
Gをためながらぐーっと回り込んで行くようなコーナーの頂点付近,ここでリアがちょっと出てクルマの向きが変わって欲しい,ってところで,何故かリアが出ずにフロントが突如ロックしてズササーっとアンダーになってしまう。助手席に人を乗せてこれをやった日にゃ,外側のパイロン直行でしたよ(汗)。
思うにこれ,EBDが悪さしてるんじゃないでしょうか? おとーさん,EBDというものをよく理解してないんですが,どうもリアがわずかにロックした瞬間にCPUが介入してフロントに制動を強制配分し,そのためにフロントがロックしてしまっている感じ。海老ONの状態よりはマシですが,これでは攻められません。
ということで,さらにリア回りに小細工をして,このEBDもキャンセルした状態にします。
すると,「これこれ,これだよ〜。これでやっと普通 (^-^)」という感じ。
確かに,ラフに突っ込みブレーキするとテールが出ますが,ここはリアにも16インチ195幅のタイヤを履いてる強みか,唐突にすっ飛ぶという感じはなく,十分コントロール範囲内です。むしろブレーキングでリアを動かしやすくなり,これまでは海老のせいでできなかった,ブレーキングでリアを流してパイロンを鋭角に処理することが可能になりました。
このままの状態でリアの(ショックの)減衰をさらに落としたり,エア圧を3.2kぐらいまで上げたり,いろいろやってみますが,リアは結構安定していて,不惑インテ号で最もリア寄りのブレーキバランスで走ってた時よりもよほど安定感がある。
よーし,これで行くぞ!
決定です。
この仕様で鈴鹿南を走ったことがないのは不安ですが,ま,仕方ない。
15日開幕戦の前日にはちゃんと「前日練習会」が開かれているのですが,この土曜日はお仕事のため絶対に参加不可能。ま,仕方ない。
無理をせずに楽しくやるのがおとーさんの目標のはず。
あと開幕までにデミ助で準備することはバッテリーとエアクリだけ。
2輪用のバッテリーだとデミ助は車重が980kgのホントぎりぎりになってしまうので,本番ではもう少し重い目のドライバッテリーを使う予定です。デミオの車重に関してはアルファさんが計測した車両(グレード:15C)がカタログ値の980kgを大きく切ってることが話題になってますが(車両規則で満タン車重がカタログ値を切ったらアカンことになってます),デミ助はエアロとかごちゃごちゃオプションを着けてるので,実測(@ファインアート)で980kgちょいなんです。
また,エアクリも,デミオレースで有名なDO.ENGINEERINGさんのitg製(試作)フィルターを使わせていただくことになりました。お値段はちょい高い目ですが,装着して純正と何も変わらなければ替える意味はありません。このフィルター,絶対にいいモノのはずなので,しっかりモニターしたいと思ってます。乞うご期待!
...っつーか,ホントに,もう,お金ありません。
やっぱ無理してるな... ( ̄ー ̄;)
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