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2008年 > 1月8日
雪の朝(あした)
みなさま,遅ればせながら,明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いしますです。
昔よくいましたよねえ,ほら。
冬休み終って,3学期が始まった頃にひょっこり年賀状送ってくるヤツ。
「新年,明けましておめでとうございます」,ってオマエ年が明けてから何日経っとるねんっ!っていうヤツ。
あ,それ,私のことですか。そうですね。ごめんなさい。さようなら。
...じゃなくて。
この2年ほどはお正月を自宅で迎えたおとーさんでしたが,今年は飛騨方面のスキー場でもってホワイト・クリスマスならぬホワイト元日を迎えました。
12/30から1/1まで家族で2泊3日年越しスキーツアーっつーことで。
宿を予約した時点では,いくら飛騨方面とはいえ,お正月にはほとんど雪ないんとちゃうか,と心配しておりましたが,なんのなんの。12月30日,ちょうどスキー場に向かう日から大寒波襲来で,スキー場のだいぶ手前からがんがん雪が降り続き,高速すら完全に路面が真っ白。今回は嫁さんの愛車ゴルフに乗って行ったのでタイヤは全くのノーマル。チェーン履かないと走れません。
ちょ,ちょっとこれ雪降り過ぎじゃ... ( ̄ー ̄;)
午後遅くに宿についたため,30日は子供達と雪遊びするだけにして,スキーは31日に。
しかし子供達と宿の横の広場で雪合戦してる間にも雪はモリモリ降り積もり,あっという間にゴルフは雪に埋もれてしまっております。もともと50cmぐらいの深さやった積雪が,既に1m近くになっとるがな!
そして翌日。
家族でスキーしてる間もずっと雪は降り続いており,しばしば吹雪状態で視界がなくなるほど。
しかも気温は終日ずっと氷点下で,寒い寒い。
前にも書きましたが,おとーさん一家は数年前にはカナダで生活しとったんで,このぐらいの寒さは全然ヘーキだったはずなんですが,日本に帰国してはや数年,今やすっかり軟弱な大阪人に戻ってしまってるため,氷点下なんて,もう寒くって耐えられないっすよ。
そして宿に帰ってくると,クルマはとんでもないことになってます。
完全に雪に埋もれてしまって,どこに自分のクルマがあるのか分からない。
何だか雪がこんもり盛り上がってるこのあたりがウチのクルマかなあ,みたいな。
翌1月1日には帰路に就く予定だし,この時点でいったん「雪かき」してクルマをちゃんと掘り出しておこうかな,と,思ったんですけどね...寒いからボツ。とりあえず部屋に帰って早うコタツに入ろ...思えばここが運命の分かれ道でした。
大晦日の夜。
家族みんなでコタツに入って,ミカン食いながら紅白見て,オッサンは一人で焼酎飲んで...わざわざ飛騨まで来てやらなくてもいいような,極めて日常的な年越し風景が宿の一室で展開されている,その間にも雪は深々と降り積もっていたわけです。
そして次の日。お正月の朝。
何やら息苦しい夢から目を覚ましますとですな...
積雪2m弱!
高速も通行止め!
と,こうなるわけですよ。
宿の親父が重機でもって除雪してるので,宿の玄関から何とか外には出られますが,駐車場のあたりは雪の壁になっていて,どこがクルマかもよく分からない始末。
今日帰るという他のお客さんと協力して雪かきをしますが,クルマの停めてあるあたりに到達するだけですでに必死(笑)。
30分ぐらいかけて何とか我がゴルフにたどり着くも,そこからがさらに大変。
雪かきしてる間にも雪がどんどん積もるので,もう全身雪まみれで。
雪っていうのは身体にひっつく分,雨よりもずっとタチが悪いんですよね。
そしてこの「雪かき」っていう動作ほど腰に悪いモンはない。雪って結構重いんですよ。腰だけは妙に頑丈なおとーさんですが,でかい雪かき用のスコップで雪をすくっては投げすくっては投げしてるうち,さすがに腰がダル痛くなってくる。
いや,確かに,カナダに住んでる頃には毎日こうやって雪かきしてましたが,懐かしいなんて言ってる場合じゃない。
で,やっと掘り出したゴルフの上には大量の雪塊がのっかっているわけですよ。
しかも,気温が低いので車体やウインドーに雪が凍り付いてガリガリ。
こいつをはがすためについうっかりスコップでフロントガラスをガリガリやってしまい,フロントガラスが傷だらけになってしまって,激怒した嫁さんにスコップで頭をガリガリやられたっていう話はみんなには内緒だぞ。
ホントは1日の午前中も少し滑って帰るつもりでしたが,とてもじゃないけどそんな時間ないっすよ。早く帰らないとさらに雪が積もってトンデモないことになりそう。とりあえず帰りましょ。
ってゆーか,これ,無事に今日中に家に帰れるのか?
頭から血を流しながら(ウソ)荷物を詰め込み,何とか走り出したのはいいけど,大雪で高速が止まってるので,国道を延々数10km走って街まで下りて行かないといけない。
大阪人のくせに,これまで「雪道は平気」なんてナマイキ言ってたおとーさんでしたが,さすがにこの雪にはマイッタ。轍が深くって,ちょっとスピード出すとクルマがあさっての方向に飛んで行く。もちろん前輪にはちゃんとチェーン履いてるけど,リアはただのノーマルタイヤ。フロントがグリップしてても,今度はリアだけ全然言うこと聞かないであっち向いたりこっち向いたり。
それでも一人で好きなように走れるんならばこんなに楽しいドライブはないってなモン。ところがあいにく高速が止まってるから,1本しかない国道が大渋滞。周りにクルマがいっぱいいる状態でリアがぐりーんと回ったりしたら危険この上ない。
ということで,何時間も何時間も手に汗を握りながらスノードライブを堪能したおとーさんだったわけです。肩が凝ってしゃーないよ(汗)。
※これはやっと乗った東海北陸道ね。両サイドは雪壁です。
美濃のあたりでやっと雪がなくなり,チェーンを外して,クルコン使った横着ドライブに戻りましたが,名神に合流するあたりからまた雲行きが怪しくなり,空からしきりに降る白いものが路面を徐々に白っぽく変えて行きます。
をいをい,関が原でまたチェーン装着か? ( ̄ー ̄;)
...と思ってたら案の定,関が原から路面が真っ白になってしまい,ノーマルタイヤでも走れないことはないけど,ちょっと急ブレーキは踏みたくないなっていう状況に。後で人に聞いたら,彦根からこの辺りだけこの夕方の時間帯に大雪警報が出てたらしい(汗)。
それでも以前なら,これぐらいの雪道,ノーマルタイヤのままで走り切ったでしょう。
しかし,半年前ヘビーウェット路面でフロントタイヤのグリップを失って,その結果大事な大事な愛車を失った瞬間の記憶がおとーさんの脳裏にはまだ鮮明に焼きついてる。フロントタイヤがつつつーっと滑って行く感覚が,ホント身の毛がよだつほど恐ろしい(これって後遺症?)。
ハイ,良い子はおとなしくチェーンを履きましょう (´ー`)ノ
...ということでいったん外したチェーンをまた履きます(またかよー)。
今回持参しているのは,ジャッキアップやクルマの移動なしにすぐ履ける,っていうのがウリの新しいゴムチェーンですが,ちっとも「すぐ」履けない。またしても降るしきる雪の中でため息をつきながらフェンダー内に腕を突っ込んで悪戦苦闘の末やっと装着します。
しかししばらく走って彦根を越えるとまた路面に雪はなくなってしまい,チェーン履いたままでは走れない状態に。
今度はまたアレを外すのかよ...トホホ (;´д⊂)
仕方なくトイレ休憩をかねてSAに入りますが...
クルマを下りて,チェーンを外そうとして驚いた!
左フロントのチェーンが消えている...つまり既にどっかで外れてしまって,ない。
ぎゃぼーん!
のだめ風に叫んでみたのはいいのだが,後ろを走ってたクルマに迷惑かけなかっただろか,とか,このチェーン高かったのに,とか,ちゃんと装着してたのに何で外れたんだろう,とか,っつーかチェーン外れてるのに気が着かんのか俺,とか,その後はクルマ運転しながらももう落ち込みまくりですよ 。・゚・(つД`)・゚・。
ということで。
まあ,無事に家にたどり着いたわけですが...
クルマは傷だらけになるわ,雪かきで腰痛くなるわ,長時間の雪道ドライブで肩は凝るわ,チェーンは片一方だけなくなるわ...とまあ,散々なお正月だったわけですよ。
何だか前途多難な予感...今年は平穏無事に過ごしたいのにねえ。
まあ,傷だらけになったのが嫁さんのゴルフで,おとーさんのデミ助でなかったのは不幸中の幸いであったことよ...
...と書いている今この瞬間,う,後ろから殺気が... ((((゜Д゜;))))
ぎゃぼーーーっ!!!
(既に女難?)
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雪の朝(あした)
みなさま,遅ればせながら,明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いしますです。
昔よくいましたよねえ,ほら。
冬休み終って,3学期が始まった頃にひょっこり年賀状送ってくるヤツ。
「新年,明けましておめでとうございます」,ってオマエ年が明けてから何日経っとるねんっ!っていうヤツ。
あ,それ,私のことですか。そうですね。ごめんなさい。さようなら。
...じゃなくて。
この2年ほどはお正月を自宅で迎えたおとーさんでしたが,今年は飛騨方面のスキー場でもってホワイト・クリスマスならぬホワイト元日を迎えました。
12/30から1/1まで家族で2泊3日年越しスキーツアーっつーことで。
宿を予約した時点では,いくら飛騨方面とはいえ,お正月にはほとんど雪ないんとちゃうか,と心配しておりましたが,なんのなんの。12月30日,ちょうどスキー場に向かう日から大寒波襲来で,スキー場のだいぶ手前からがんがん雪が降り続き,高速すら完全に路面が真っ白。今回は嫁さんの愛車ゴルフに乗って行ったのでタイヤは全くのノーマル。チェーン履かないと走れません。
ちょ,ちょっとこれ雪降り過ぎじゃ... ( ̄ー ̄;)
午後遅くに宿についたため,30日は子供達と雪遊びするだけにして,スキーは31日に。
しかし子供達と宿の横の広場で雪合戦してる間にも雪はモリモリ降り積もり,あっという間にゴルフは雪に埋もれてしまっております。もともと50cmぐらいの深さやった積雪が,既に1m近くになっとるがな!
そして翌日。
家族でスキーしてる間もずっと雪は降り続いており,しばしば吹雪状態で視界がなくなるほど。
しかも気温は終日ずっと氷点下で,寒い寒い。
前にも書きましたが,おとーさん一家は数年前にはカナダで生活しとったんで,このぐらいの寒さは全然ヘーキだったはずなんですが,日本に帰国してはや数年,今やすっかり軟弱な大阪人に戻ってしまってるため,氷点下なんて,もう寒くって耐えられないっすよ。
そして宿に帰ってくると,クルマはとんでもないことになってます。
完全に雪に埋もれてしまって,どこに自分のクルマがあるのか分からない。
何だか雪がこんもり盛り上がってるこのあたりがウチのクルマかなあ,みたいな。
翌1月1日には帰路に就く予定だし,この時点でいったん「雪かき」してクルマをちゃんと掘り出しておこうかな,と,思ったんですけどね...寒いからボツ。とりあえず部屋に帰って早うコタツに入ろ...思えばここが運命の分かれ道でした。
大晦日の夜。
家族みんなでコタツに入って,ミカン食いながら紅白見て,オッサンは一人で焼酎飲んで...わざわざ飛騨まで来てやらなくてもいいような,極めて日常的な年越し風景が宿の一室で展開されている,その間にも雪は深々と降り積もっていたわけです。
そして次の日。お正月の朝。
何やら息苦しい夢から目を覚ましますとですな...
積雪2m弱!
高速も通行止め!
と,こうなるわけですよ。
宿の親父が重機でもって除雪してるので,宿の玄関から何とか外には出られますが,駐車場のあたりは雪の壁になっていて,どこがクルマかもよく分からない始末。
今日帰るという他のお客さんと協力して雪かきをしますが,クルマの停めてあるあたりに到達するだけですでに必死(笑)。
30分ぐらいかけて何とか我がゴルフにたどり着くも,そこからがさらに大変。
雪かきしてる間にも雪がどんどん積もるので,もう全身雪まみれで。
雪っていうのは身体にひっつく分,雨よりもずっとタチが悪いんですよね。
そしてこの「雪かき」っていう動作ほど腰に悪いモンはない。雪って結構重いんですよ。腰だけは妙に頑丈なおとーさんですが,でかい雪かき用のスコップで雪をすくっては投げすくっては投げしてるうち,さすがに腰がダル痛くなってくる。
いや,確かに,カナダに住んでる頃には毎日こうやって雪かきしてましたが,懐かしいなんて言ってる場合じゃない。
で,やっと掘り出したゴルフの上には大量の雪塊がのっかっているわけですよ。
しかも,気温が低いので車体やウインドーに雪が凍り付いてガリガリ。
こいつをはがすためについうっかりスコップでフロントガラスをガリガリやってしまい,フロントガラスが傷だらけになってしまって,激怒した嫁さんにスコップで頭をガリガリやられたっていう話はみんなには内緒だぞ。
ホントは1日の午前中も少し滑って帰るつもりでしたが,とてもじゃないけどそんな時間ないっすよ。早く帰らないとさらに雪が積もってトンデモないことになりそう。とりあえず帰りましょ。
ってゆーか,これ,無事に今日中に家に帰れるのか?
頭から血を流しながら(ウソ)荷物を詰め込み,何とか走り出したのはいいけど,大雪で高速が止まってるので,国道を延々数10km走って街まで下りて行かないといけない。
大阪人のくせに,これまで「雪道は平気」なんてナマイキ言ってたおとーさんでしたが,さすがにこの雪にはマイッタ。轍が深くって,ちょっとスピード出すとクルマがあさっての方向に飛んで行く。もちろん前輪にはちゃんとチェーン履いてるけど,リアはただのノーマルタイヤ。フロントがグリップしてても,今度はリアだけ全然言うこと聞かないであっち向いたりこっち向いたり。
それでも一人で好きなように走れるんならばこんなに楽しいドライブはないってなモン。ところがあいにく高速が止まってるから,1本しかない国道が大渋滞。周りにクルマがいっぱいいる状態でリアがぐりーんと回ったりしたら危険この上ない。
ということで,何時間も何時間も手に汗を握りながらスノードライブを堪能したおとーさんだったわけです。肩が凝ってしゃーないよ(汗)。
※これはやっと乗った東海北陸道ね。両サイドは雪壁です。
美濃のあたりでやっと雪がなくなり,チェーンを外して,クルコン使った横着ドライブに戻りましたが,名神に合流するあたりからまた雲行きが怪しくなり,空からしきりに降る白いものが路面を徐々に白っぽく変えて行きます。
をいをい,関が原でまたチェーン装着か? ( ̄ー ̄;)
...と思ってたら案の定,関が原から路面が真っ白になってしまい,ノーマルタイヤでも走れないことはないけど,ちょっと急ブレーキは踏みたくないなっていう状況に。後で人に聞いたら,彦根からこの辺りだけこの夕方の時間帯に大雪警報が出てたらしい(汗)。
それでも以前なら,これぐらいの雪道,ノーマルタイヤのままで走り切ったでしょう。
しかし,半年前ヘビーウェット路面でフロントタイヤのグリップを失って,その結果大事な大事な愛車を失った瞬間の記憶がおとーさんの脳裏にはまだ鮮明に焼きついてる。フロントタイヤがつつつーっと滑って行く感覚が,ホント身の毛がよだつほど恐ろしい(これって後遺症?)。
ハイ,良い子はおとなしくチェーンを履きましょう (´ー`)ノ
...ということでいったん外したチェーンをまた履きます(またかよー)。
今回持参しているのは,ジャッキアップやクルマの移動なしにすぐ履ける,っていうのがウリの新しいゴムチェーンですが,ちっとも「すぐ」履けない。またしても降るしきる雪の中でため息をつきながらフェンダー内に腕を突っ込んで悪戦苦闘の末やっと装着します。
しかししばらく走って彦根を越えるとまた路面に雪はなくなってしまい,チェーン履いたままでは走れない状態に。
今度はまたアレを外すのかよ...トホホ (;´д⊂)
仕方なくトイレ休憩をかねてSAに入りますが...
クルマを下りて,チェーンを外そうとして驚いた!
左フロントのチェーンが消えている...つまり既にどっかで外れてしまって,ない。
ぎゃぼーん!
のだめ風に叫んでみたのはいいのだが,後ろを走ってたクルマに迷惑かけなかっただろか,とか,このチェーン高かったのに,とか,ちゃんと装着してたのに何で外れたんだろう,とか,っつーかチェーン外れてるのに気が着かんのか俺,とか,その後はクルマ運転しながらももう落ち込みまくりですよ 。・゚・(つД`)・゚・。
ということで。
まあ,無事に家にたどり着いたわけですが...
クルマは傷だらけになるわ,雪かきで腰痛くなるわ,長時間の雪道ドライブで肩は凝るわ,チェーンは片一方だけなくなるわ...とまあ,散々なお正月だったわけですよ。
何だか前途多難な予感...今年は平穏無事に過ごしたいのにねえ。
まあ,傷だらけになったのが嫁さんのゴルフで,おとーさんのデミ助でなかったのは不幸中の幸いであったことよ...
...と書いている今この瞬間,う,後ろから殺気が... ((((゜Д゜;))))
ぎゃぼーーーっ!!!
(既に女難?)
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