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2007年 > 7月26日
15mmの夜
これまでにも何回か書いてますが,おとーさんが現在通勤や普段の足にしているのはMAZDAのアテンザ・スポーツワゴン23Sというワゴン車です。
大柄でゆったりしたステーションワゴンボディーに,トルクがあってそこそこ元気な2.3リッターNAエンジンをFFで搭載,ボディが重いのとホイールベースが長いのとで,あくまで高速ゆったりクルージング向きのクルマではありますが,峠やサーキットをがんがん攻めるっていうのでない限り,「スポーツワゴン」という名に恥じない程度の走りは十分してくれます。
何のカンの言いながらも,おとーさんは決してこのクルマ,嫌いではありません。ってゆーか,かなり好きかも(笑)。女性に例えると,不惑インテ号とはまた違って,ちょっとハイソでセレブで落ち着いた感じの若奥様ってイメージかなぁ(笑)。
アテンザというクルマはRX-8なんかと共に一時期新生マツダのイメージリーダーを担ってたクルマですから,スポーツ系のパーツも結構あちこちのメーカーから出されてます。もし,あのクラッシュに懲りてもう競技に復活するのはあきらめる...っていうんだったら,このワゴンをもうちょっと走れるようにあれこれ手を入れて,っていうのも結構楽しいかもしれない。
でも,おとーさんの目標はあくまで競技復帰。
目先の若奥様の クルマのために貴重なお小遣いを消費してる場合じゃない。
...ということで,このアテンザには可哀想なぐらい手をかけてないおとーさんなんですが。
ずっと以前,まだ嫁さんがメインで乗ってた頃に,カックンブレーキ対策にパッドを交換したぐらいで(しかもこれは家計から出費)。
ところが先日,たまたまエンジンオイルを見てみたら結構エゲツナイ汚れ方をしてる。
整備手帳を見ると,ありゃ,どうももう1年近く交換してないっぽい。距離は1万キロも行ってないけど。不惑インテ号の時にはまず同じオイルで3ヶ月・3000km以上走ることはなかったってのにえらい違いです f(^-^;)。
オイル交換ねえ...新型デミオの試乗ついでにディーラーに行ってもいいけど,ちょうど手許に以前何かの景品でもらった安物のオイルが余ってるので,とりあえずコレでも入れとこうかな。オイルの処理箱もまだストックあるし。
ということで初めて,ホントに初めて,ジャッキアップしたアテンザの下にもぐりました(前にブレーキパッド換えた時は,下にもぐらなくてもできたからね)。
いや,実はアテンザって,次期戦闘車両として検討中の「アクセラ」と,クルマの造りに共通した部分が多いって聞いたんで,一度下にもぐってジックリ見てみたかったという,そういう下心もあったんだけどね ( ̄ー ̄) v
ところが下にもぐるといきなり,全てを覆うでかいアンダーカバーに行く手を遮られます。
オイル交換の場合はアンダーカバーについてる小窓だけを外して交換できるらしいんですが,
「オレはオマエの全てが見たいんだぁ〜」
というスケベ心満開のおとーさんですから,
「ほぅら,痛くないからねぇ〜,怖くないからねぇ〜,オジさんはベテランだしとっても上手だからねぇ〜」とかいいながら,スケベな手つきで,余計なアンダーウェアー カバーは,全部 脱がせ とっぱらってしまいます。
そしてもう一度車体の下にもぐりこんで覗き込むおとーさんのエッチな両眼の前には,アテンザちゃんの下回りが生まれたままの姿でさらけ出されているわけです。
その光景を見た途端にね,もうね,鼻血どばぁー...なわけないですが(笑)。
それやったら「ベテラン」というより,若奥様に誘惑された「中学生」やんか(笑)。
さあ,好奇心の趣くまま「ええか?ええのんか?」とか言いながらあちこち触りまくる前に,とりあえずエンジンオイルを換えてしまいましょう。
見ると向かって右側の方に黒いオイルパン風の部分があってドレンがついてます。
エンジンの位置から見てえらく右寄りにありますが...あまり気にせず,ああここだな,と思って19mmのメガネでドレンボルトを緩め,オイル皿を下に置いてからボルトを外します。
どばーっと勢い良く流れ出す液体...
その時,おとーさんに一抹の不安が。
あれ? これ本当にエンジンオイル?
やけにシャバシャバしてるけど...色も,汚れてるからよく分からんけど,えらく赤っぽい...
これATFやんか! (ノ∀`;)
そうです,オイルパン風の外見にだまされてはいけません。これはATFのパンだったのです。っつーか普通そんなモノ間違えませんって(爆)。やはりベテランではなく素人中学生に決定。
興奮し過ぎて若奥様の大事な場所を間違えて...
...いや,だからもうそういう例えは止めにしれ (*'-')。
そういえばよく見ると確かにエンジンブロックの底がオイルパンの形状してる。色と材質はエンジン本体と同じモノで一続きになってて分かりにくいけど,ドレンもちゃんとついてる。
こっちがホンモノのオイルパンね。
...だってオートマ車の下にもぐるのすんごい久しぶりだったんだもん。そんな紛らわしいモノがあるなんて考えてなかったよ(←バカ)。
で...どうすんのよ,この抜いちまったATF f(^-^;)。
結構汚れてるので上から新品を入れて交換しちゃえば一番いいんですが...
よもや自分が間違ってATFを抜くなんてことは考えてないから,ATFの買い置きなんてあるわけない。不惑インテ号はもちろんMTだったから,ここ数年そんなモン買ったこともない。
近くのバックスに買いに行くかぁ...でもちょっと自転車や歩きで行く距離じゃない。
しかし若奥様はATFを抜かれて悶絶状態。マイクロロン処理でもしてない限りATFなしでオートマ車が動くとは思えん。っつーか,たぶんマイクロロン処理してても無理だろう ( ̄ー ̄;)。
しゃーない。もっかい戻そう。
ということで,間違って抜いたATFをそのまま何事もなかったかのようにレベルゲージの穴からまた流し込む極道オヤジ。うひゃひゃひゃ〜。幸いATFを受けたオイル皿は元々きれいにしてあったんで,そんなに異物の混入とかないでしょう。ないと思うよ。いや,ないんだよ。
う〜ん,ほとんど若奥様虐待。まるで団鬼六かスカト○系の世界。
そうか,最初からそういうプレイだったのね。「ほぅら,痛くないからねぇ〜,怖くないからねぇ〜,異物入ってないからねぇ〜」とかもう言いませんけど。縛りもロウソクも出ませんけど。
さあ,だいぶ遠回りして疲れましたが,やっとエンジンオイルの番になりました。
ガレージの外はもう陽が沈んで夜になりつつ。早く仕上げないと「いつまでガレージで遊んでんのよ! 子供達の宿題見てやってよ!」と,またmy嫁さんに怒られます。
さあ,今度はもう場所間違えないぞ!(最初から間違えるな)
それでもまた何度も場所を確認したうえで,やっとホンモノのオイルパンのドレンボルトを緩めにかかりますが。あれ? 17mmのメガネレンチじゃガバガバのスカスカ。
若奥様の...(略)
だからもういいって(笑)
じゃあ14mmなのかな,ということで14mmのメガネをかけますが,今度はボルトの頭の方がデカくてかからない。
?????( ・ω・)?????
国産車のオイル系のドレンボルトはたいてい12mmか14mmか17mmぐらいと思ってたし,たまに23mmとか四角頭とかはあったけど,こんな中途半端なサイズのボルトにはお目にかかったことがない。ええ,自分の腹回りは88cmっすけどね。
仕方なく16mmのプラグソケットを出してきてボルトにかけてみますが,これも微妙に緩い。
...ひょ,ひょっとして15mmっすか? 15mmなんて特殊なサイズは,メガネもソケットも,オープンエンドのスパナすら持ってないんですが ...f(^-^;)
そして...仕方なく,恐る恐るノギスで測ってみるとドレンボルトの頭の径は...
じゃじゃーん,やっぱり15mmやんか! (;´д⊂)
結局,15mmのレンチを求めてホームセンターまで走らなきゃならんのね...
モンキーで無理すると頭ナメそうだし...
仕方なくガレージをそっと抜け出して夜の街に走り出すおとーさんのテーマソングは,そう...
汚れたオイルで走りだすぅ〜♪
ドレンのサイズも分からぬままぁ〜♪
暗い夜の帳の中へ〜えぇぇ〜♪
嫁さんには悟られたくないと♪
タコメーターを見つめながら♪
メガネレンチを求め続けた15mmの夜ぅ〜♪ (字余り)
※ アテンザの初期モデルは,車体のいくつかの部分が,親会社のフォード車とそのまんま互換になってるために,ヘンなサイズになってるんだそうです。M/C後のモデルはドレンボルトもちゃんと国内サイズになってるらしいんですけどね。
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15mmの夜
これまでにも何回か書いてますが,おとーさんが現在通勤や普段の足にしているのはMAZDAのアテンザ・スポーツワゴン23Sというワゴン車です。
大柄でゆったりしたステーションワゴンボディーに,トルクがあってそこそこ元気な2.3リッターNAエンジンをFFで搭載,ボディが重いのとホイールベースが長いのとで,あくまで高速ゆったりクルージング向きのクルマではありますが,峠やサーキットをがんがん攻めるっていうのでない限り,「スポーツワゴン」という名に恥じない程度の走りは十分してくれます。
何のカンの言いながらも,おとーさんは決してこのクルマ,嫌いではありません。ってゆーか,かなり好きかも(笑)。女性に例えると,不惑インテ号とはまた違って,ちょっとハイソでセレブで落ち着いた感じの若奥様ってイメージかなぁ(笑)。
アテンザというクルマはRX-8なんかと共に一時期新生マツダのイメージリーダーを担ってたクルマですから,スポーツ系のパーツも結構あちこちのメーカーから出されてます。もし,あのクラッシュに懲りてもう競技に復活するのはあきらめる...っていうんだったら,このワゴンをもうちょっと走れるようにあれこれ手を入れて,っていうのも結構楽しいかもしれない。
でも,おとーさんの目標はあくまで競技復帰。
目先の
...ということで,このアテンザには可哀想なぐらい手をかけてないおとーさんなんですが。
ずっと以前,まだ嫁さんがメインで乗ってた頃に,カックンブレーキ対策にパッドを交換したぐらいで(しかもこれは家計から出費)。
ところが先日,たまたまエンジンオイルを見てみたら結構エゲツナイ汚れ方をしてる。
整備手帳を見ると,ありゃ,どうももう1年近く交換してないっぽい。距離は1万キロも行ってないけど。不惑インテ号の時にはまず同じオイルで3ヶ月・3000km以上走ることはなかったってのにえらい違いです f(^-^;)。
オイル交換ねえ...新型デミオの試乗ついでにディーラーに行ってもいいけど,ちょうど手許に以前何かの景品でもらった安物のオイルが余ってるので,とりあえずコレでも入れとこうかな。オイルの処理箱もまだストックあるし。
ということで初めて,ホントに初めて,ジャッキアップしたアテンザの下にもぐりました(前にブレーキパッド換えた時は,下にもぐらなくてもできたからね)。
いや,実はアテンザって,次期戦闘車両として検討中の「アクセラ」と,クルマの造りに共通した部分が多いって聞いたんで,一度下にもぐってジックリ見てみたかったという,そういう下心もあったんだけどね ( ̄ー ̄) v
ところが下にもぐるといきなり,全てを覆うでかいアンダーカバーに行く手を遮られます。
オイル交換の場合はアンダーカバーについてる小窓だけを外して交換できるらしいんですが,
「オレはオマエの全てが見たいんだぁ〜」
というスケベ心満開のおとーさんですから,
「ほぅら,痛くないからねぇ〜,怖くないからねぇ〜,オジさんはベテランだしとっても上手だからねぇ〜」とかいいながら,スケベな手つきで,余計なアンダー
そしてもう一度車体の下にもぐりこんで覗き込むおとーさんのエッチな両眼の前には,アテンザちゃんの下回りが生まれたままの姿でさらけ出されているわけです。
その光景を見た途端にね,もうね,鼻血どばぁー...なわけないですが(笑)。
それやったら「ベテラン」というより,若奥様に誘惑された「中学生」やんか(笑)。
さあ,好奇心の趣くまま「ええか?ええのんか?」とか言いながらあちこち触りまくる前に,とりあえずエンジンオイルを換えてしまいましょう。
見ると向かって右側の方に黒いオイルパン風の部分があってドレンがついてます。
エンジンの位置から見てえらく右寄りにありますが...あまり気にせず,ああここだな,と思って19mmのメガネでドレンボルトを緩め,オイル皿を下に置いてからボルトを外します。
どばーっと勢い良く流れ出す液体...
その時,おとーさんに一抹の不安が。
あれ? これ本当にエンジンオイル?
やけにシャバシャバしてるけど...色も,汚れてるからよく分からんけど,えらく赤っぽい...
これATFやんか! (ノ∀`;)
そうです,オイルパン風の外見にだまされてはいけません。これはATFのパンだったのです。っつーか普通そんなモノ間違えませんって(爆)。やはりベテランではなく素人中学生に決定。
興奮し過ぎて若奥様の大事な場所を間違えて...
...いや,だからもうそういう例えは止めにしれ (*'-')。
そういえばよく見ると確かにエンジンブロックの底がオイルパンの形状してる。色と材質はエンジン本体と同じモノで一続きになってて分かりにくいけど,ドレンもちゃんとついてる。
こっちがホンモノのオイルパンね。
...だってオートマ車の下にもぐるのすんごい久しぶりだったんだもん。そんな紛らわしいモノがあるなんて考えてなかったよ(←バカ)。
で...どうすんのよ,この抜いちまったATF f(^-^;)。
結構汚れてるので上から新品を入れて交換しちゃえば一番いいんですが...
よもや自分が間違ってATFを抜くなんてことは考えてないから,ATFの買い置きなんてあるわけない。不惑インテ号はもちろんMTだったから,ここ数年そんなモン買ったこともない。
近くのバックスに買いに行くかぁ...でもちょっと自転車や歩きで行く距離じゃない。
しかし若奥様はATFを抜かれて悶絶状態。マイクロロン処理でもしてない限りATFなしでオートマ車が動くとは思えん。っつーか,たぶんマイクロロン処理してても無理だろう ( ̄ー ̄;)。
しゃーない。もっかい戻そう。
ということで,間違って抜いたATFをそのまま何事もなかったかのようにレベルゲージの穴からまた流し込む極道オヤジ。うひゃひゃひゃ〜。幸いATFを受けたオイル皿は元々きれいにしてあったんで,そんなに異物の混入とかないでしょう。ないと思うよ。いや,ないんだよ。
う〜ん,ほとんど若奥様虐待。まるで団鬼六かスカト○系の世界。
そうか,最初からそういうプレイだったのね。「ほぅら,痛くないからねぇ〜,怖くないからねぇ〜,異物入ってないからねぇ〜」とかもう言いませんけど。縛りもロウソクも出ませんけど。
さあ,だいぶ遠回りして疲れましたが,やっとエンジンオイルの番になりました。
ガレージの外はもう陽が沈んで夜になりつつ。早く仕上げないと「いつまでガレージで遊んでんのよ! 子供達の宿題見てやってよ!」と,またmy嫁さんに怒られます。
さあ,今度はもう場所間違えないぞ!(最初から間違えるな)
それでもまた何度も場所を確認したうえで,やっとホンモノのオイルパンのドレンボルトを緩めにかかりますが。あれ? 17mmのメガネレンチじゃガバガバのスカスカ。
若奥様の...(略)
だからもういいって(笑)
じゃあ14mmなのかな,ということで14mmのメガネをかけますが,今度はボルトの頭の方がデカくてかからない。
?????( ・ω・)?????
国産車のオイル系のドレンボルトはたいてい12mmか14mmか17mmぐらいと思ってたし,たまに23mmとか四角頭とかはあったけど,こんな中途半端なサイズのボルトにはお目にかかったことがない。ええ,自分の腹回りは88cmっすけどね。
仕方なく16mmのプラグソケットを出してきてボルトにかけてみますが,これも微妙に緩い。
...ひょ,ひょっとして15mmっすか? 15mmなんて特殊なサイズは,メガネもソケットも,オープンエンドのスパナすら持ってないんですが ...f(^-^;)
そして...仕方なく,恐る恐るノギスで測ってみるとドレンボルトの頭の径は...
じゃじゃーん,やっぱり15mmやんか! (;´д⊂)
結局,15mmのレンチを求めてホームセンターまで走らなきゃならんのね...
モンキーで無理すると頭ナメそうだし...
仕方なくガレージをそっと抜け出して夜の街に走り出すおとーさんのテーマソングは,そう...
汚れたオイルで走りだすぅ〜♪
ドレンのサイズも分からぬままぁ〜♪
暗い夜の帳の中へ〜えぇぇ〜♪
嫁さんには悟られたくないと♪
タコメーターを見つめながら♪
メガネレンチを求め続けた15mmの夜ぅ〜♪ (字余り)
※ アテンザの初期モデルは,車体のいくつかの部分が,親会社のフォード車とそのまんま互換になってるために,ヘンなサイズになってるんだそうです。M/C後のモデルはドレンボルトもちゃんと国内サイズになってるらしいんですけどね。
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