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E気持ち? 〜2006年ミドル第2戦〜


つまらんタイトルですまんのぉ f(^-^;)


豪雨の開幕戦で初めて公式戦4位に入り,全日本の激しい戦いを見に行ってさらに気合が入ったおとーさん,実は,4/30のミドル第2戦をひかえてちょっと勘違いモードに突入。


「去年も中間タイムでは表彰台圏内に入ったことあるし,もうちょっとがんばれば次のミドル戦では何とか表彰台には上がれるかも,うまく行けば表彰台の真ん中にも立てるんじゃ...」


ええ,大きな勘違いですよ。言われなくたって分かってます f(^-^;)


世の中そんなに甘くありません。


甘くない現実 その1:
第1戦を欠場されていた昨年度シリーズ上位のベテランドライバーさんが今回からしっかりエントリー。ぬぅ,やっぱり来たか...

甘くない現実 その2:
それどころか数年前にシリーズ上位となってミドル戦を卒業されたはずのベテランドライバーさんまでもが何故か同クラスにエントリー..._| ̄|○

甘くない現実 その3:
今回の第2戦の舞台となる名阪スポーツランドEコースは,5-6年前にできた比較的新しいコースのため,おとーさん,練習で1回走ったことがあるだけで本番では初走行。

甘くない現実 その4:
そのEコース,コース中央に広場がありそこにパイロンを置いてサイドターンをさせるコースレイアウトが多いとのこと。サイドターン...できるようになったの?


もちろんおとーさんもただボケーっと勘違いしてただけじゃなくて,連夜の残業に勤しみサイドの練習しすぎて左脇腹を痛めたり,筋トレで腕立てし過ぎて右肘関節ギコギコいわせちゃったり,過酷な現実に立ち向かうべく努力はしてたんですが...


・・・・・・


前日まで天気予報は「朝のうち一時雨」だったのが,当日朝4時過ぎに寝ぼけ眼で見上げた空は,藍色から青色に変わりつつある背景に薄桃色の雲が重なりつつたなびく「春はアケボノ」状態。雨の心配は全くなさそう。
それでも念のためウェット用のタイヤも積んだままで自宅ガレージを出発。家族を起こさないように,御近所迷惑にならないように,そーっとそーっと。


6時少し前に名阪に到着。ABコースの脇をぐるーっと通り奥のEコースに。
もう既にうちのクラブ員の何人かはパドックにクルマを停めてます。みんな早いねえ〜。あいさつを交わし,オフィシャルの誘導でこちらもテキトーなところに不惑インテ号を停め荷物を下ろします。

昨年1年で合計9本のドラシャを折ったドラシャキラーのおとーさん,もちろん今回もスペアのドラシャやら工具一式持参。荷物の多いこと多いこと f(^-^;)。準備段階で既に汗まみれです。


さて,発表された本日のコースは...



案の定,コース終盤,中央部の広場の3本パイロンを変形8の字で抜ける設定 f(^-^;)
コース前半の島回りも,一つ一つが微妙にRの異なるイヤラシイ設定...でも,ストレートを端から端まで走ってきてコーナーに突っ込むというチャレンジングな部分もあり,むしろ「これぞジムカーナ」と言うべき玄人受けのする絶妙のコース設定なのかもしれない。


この日師匠は昼から来られるとのことで,朝一番の慣熟歩行はクラブ員のみでGO。ただ,師匠からのコース攻略法はクラブ内で伝達済み。みな一応の基礎知識を持った上で歩きます。


今回のコース設定でタイムが大きく開きそうなのは,前半の島回り×数パターンの旋回速度と,外周でいかに速度を乗せるかと,もちろん最後のサイドターン×数本。


これまでのビデオ解析の結果から,おとーさん,タイトなコーナーを立ち上がった後の外周は比較的得意なことが分かってる。問題は外周からブレーキングして入る細かい低速セクションのタイムが遅いことと,未だにサイドターンができないこと (;´д⊂)


...ということは,おとーさん個人としては,

1. 苦手なコース前半の島周り区間で取りこぼすタイムをいかに少なくするか...

2. コース奥に抜けてからメインストレートに戻り右のコーナーに突っ込むまでの
得意な外周区間でいかに速度を乗せられるか...

3. コース終盤のサイドターン区間を大きなチョンボなしに乗り切れるか...

このあたりが本日の焦点になりそう。
ということでこれらの部分を意識しながら時間ギリギリまでコース上を歩く歩く。


↑これが難関3本パイロン(笑)


さあ,時間が来て競技走行開始。


この日はエキスパートクラスに昨年度ミドルN2クラスのチャンピオンさんがただ1人エントリーされており,1番ゼッケンで露払い役をして下さる格好になってる。みんなこの方の走りを参考にすべくコースサイドは人だらけ。もちろんおとーさんは同じインテ乗り。コース脇のコンクリートウォールに上ってかぶりつきで食い入るように走りを見る。


...うーん,さすがに速い! でもライン取りやギアの選択でおとーさんが考えていたのと違う点がいくつかあるなあ...悩むところですが,とりあえず1本目はおとーさんが考えていた通りに走ってみて,2本目に修正することに。


おとーさん,前回4位に入ったおかげでゼッケン順がかなり後ろの方になり(後ろから4番目ちゅうことね),これまでより走行までに時間があります。その分N2クラスの他の人の走りを見たりイメトレを繰り返したりしながら,余裕を持って不惑インテ号に乗り込み走行待ちの列に並ぶことができました。


おとーさんの1台前は前回5位だったシビックのSさん。
おとーさん,さっき外周が得意なんて生意気書きましたが,微妙にリアを出しながら走る外周の高速コーナーの速さではこの人の右に出る人はいません。こんなとこで動揺したくないので,あえてSさんの走りは見ないように,目をそむけてスタートを待ちます(笑)。


そして,Sさんがストレートを走り抜け,スターターのお兄さんがこっちに向き直り,「行くよ」ってカンジの顔でこちらを見ます。おとーさん,「うん」とうなづき返し,スロットルをあおって回転を上げます。3...2...1...


目の前で日章旗が翻り,スタート!


するするっとうまくクルマが前に出てまずまずのスタート。
2速が吹け切る前に早1コーナーが迫ります。

少し右にクルマを振りながらブレーキング。当然のようにリアが出ますが何とか予測内の流れ方に止まり,1速に落としながら振り返しで左に小さく回る。立ち上がって一瞬2速に上げ,すぐに1速に落としながら1コーナーの手前にある小さい半月状の島を8の字に右回り。

ここから1コーナー手前のショートカットを右回りに外周に抜ける部分,みんな1速で抜けてるところを2速のまま速度を落とさずに行こう,というのがおとーさんの作戦。
しかしいざコーナーに入る部分でリアの振り出しをしくじってリアが出すぎ...カウンター当たるぐらいリアが流れてしまってはクルマは前に進みませんわ _| ̄|○

ぐぅぅ,しまったぁ!

少なからず焦りながら外周を走り,もう一度インフィールドに飛び込みますが,今度はブレーキ踏みすぎて失速気味の進入。一瞬の短いストレートでもすかさずスロットルを床まで踏み抜きますが,ようするにスロットルを踏み抜けるぐらい進入が遅いってことです...

そしてもう一度外周に出て,ここから外周を3分の2周ほど突っ走るイケイケ区間。
よーしパパ,行っちゃうからね━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!!
ストレートを端から端まで気持ちよくぶっ飛びます。

そしてストレートエンド,3速全開からいきなり1速まで落とす部分。
ここもおとーさん,無理に1速まで落とすより2速のままで速度を殺さずに進入しようっていう作戦でしたが,2速に落として,最初に回るパイロンまで少しでもスロットルを全開にしようと思ったら...ギアを入れ損ねてニュートラルになってました f(^-^;)

それでも気を取り直して2速に入れましたが,もうすでに1速に落とすポイントに来てます。2速に入れる意味ねえ...っていうかあまりに痛い空走区間(泣)。

そしていよいよパイロン3本を変則8の字で回る区間。
1本目の左はサイドを引かずに大回り...2本目の左はサイドを引いて...さあ,ちゃんと回るかな,残業の成果は出せるかな...えいやあっと!!

...回りすぎ (;´д⊂)
立ち上がりでカウンター切ってますが...

そして次の右もサイド引いて...どりゃあぁぁ!!

...回らねぇ 。・゚・(つД`)・゚・。
しかも無理にサイド引いたまま立ち上がろうとしたら,ドラシャ付近から何だかとってもイヤな雰囲気が...このまま回ったら確実にドラシャ折れそう...やむを得ず,サイドを下ろして大回りに立ち上がります。去年のおとーさんならここで1本確実にイってたでしょう。さすがにおとーさんもサル程度には学習能力あるのか...

最後の右はもともとサイド引かないで大回りに抜けられる配置。そのままパイロン区間を抜けてインフィールドからストレートに折り返したところでゴール!


あっちこっちトホホな失敗をした割にはこの時点でおとーさんのタイムはN2クラス4位。
その後開幕戦で2位だった方に抜かれて1本目は5位が確定。
うーん...いいのか悪いのか,微妙...( ̄ー ̄;)


トップとは約1秒差。シフトミスとサイドターン失敗がなければ何とか追いつけたんじゃないかな...いや,去年と比べたら失敗しても確実に入賞圏内のタイムを出せるようになったのは大進歩なんですが...


その後ももさんに撮ってもらってた自分の走行のビデオを見直しますが(ももさん,いつもありがとう!),どうしても目は失敗したパイロン区間に引き付けられます。

お,遅い...
カッコ悪い...

ダメです _| ̄|○
タイムがどうとか順位がどうとかいうより,走りに納得いきません。
2本目は何としてもサイドターン成功させるぞ!カッコ良く走るぞ!


...しかし実はおとーさん,この時点で大きな過ちを犯してました。
本当は他に修正すべき点がいっぱいあったのに,サイドターンの失敗に気をとられすぎて大事なところに気がついてませんでした。ジムカーナはカッコ良く走ることを競う競技ではなくタイムを競う競技。いくらパイロンをきれいに回ったってタイムが遅けりゃ順位は上がらない。


おとーさん,1本目のパイロン区間は確かにサイドをしくじってタイムロスしてますが,実はそれよりもコース前半の島回り区間の方がもっともっと遅かった。そこをきちんと修正して2本目に臨むべきだったのが,この時点でコース前半についてはせいぜい8の字から外周に出て行くコーナー(2速で行ったところね)でリアを出しすぎた失敗ぐらいしか意識になかった。この時点でこの日のおとーさんの表彰台はなくなったと言っていいでしょう。


お昼の慣熟歩行が終わった頃に,GWの大渋滞にもかかわらず師匠が駆けつけて下さいました。2本目の走行が始まるのに合わせ,クラブ員一行でぞろぞろ師匠の後について観戦スタンドに上がりいろいろ作戦を賜る。
ここでおとーさん,師匠のお言葉に従ってストレートエンドでは1速に落とす作戦に変更,パイロン区間も間違いなくサイドを引くことを確認。2本目に臨みます。


2本目はみなさんコースに慣れたせいか軒並みタイムアップしてます。
N2クラスの走行が始まり,1本目で暫定5位だったおとーさんの順位もジリジリ下がって行きます。同じN2クラスの37スペックさんもパイロン区間で実に美しいサイドターンを決める。見ててチョー焦るおとーさん f(^-^;)


さあ,そろそろ不惑インテ号に乗り込んでエンジンを始動。師匠の作戦を思い返しながら,パイロン区間のイメトレを繰り返しながら,スタート待ちの列にクルマを並べます。


そして,列は進み,おとーさんの1台前のSさんがスタート。
スターターのお兄さんの誘導でスタートラインにぴったりクルマを停めて待つことしばし。
Sさんがストレートを走り抜け,スターターのお兄さんがこっちに向き直り,「行くよ」ってカンジの顔でこちらを見ます。おとーさん,「うん」とうなづき返し,スロットルをあおって回転を上げます。3...2...1...


目の前で日章旗が翻り,スタート!


するするっとうまくクルマが前に出てまずまずのスタート。
ここまでは1本目と全く同じに行けました。

しかし...

1コーナーの進入でリアが予想以上にブレイク。修正舵が当たった上にスロットルを開けるタイミングが大きく遅れ大失敗。いきなり大きく失速してしまった上,この後の8の字を回って2速のままで立ち上がるコーナーも1本目と同じように大きくリアが流れてしまい失速。回転が5000回転まで落ち込んでしまうと2速だから踏んでも踏んでも前に出ない。しかもこの時,初めて気づいたけど,この部分結構な上り傾斜になってる。余計に前に進みません(泣)。

この影響でその後の外周からインフィールドに入って再び外周に出るまでも,自覚はないものの全くスピードが乗ってない。

その後,外周に出てからはおとーさんの得意領域。ほとんどスロットルを踏みっきりでストレートを駆け抜けます。おりゃぁ〜!どけどけ〜!直線番長さまのお通りじゃぁ〜!

ストレートエンドは師匠の作戦通り1速まで落として縁石ペタペタで立ち上がる。

そして問題のパイロン区間。

まず1本目はサイドをひかずに左回り,2本目を左にサイドターン...さあいくぞぉ!

クルン,あ,うまく回った...そして次の右ターン...どりゃあぁぁぁ!!

う,ちょっとしか回らんかった...しかし1本目と同じくこのまま無理にサイド引いたまま回るとヤバげな雰囲気が...やむなく,1本目と同じようにサイドを下ろしてやや大回りに立ち上がります。

最後の右ターンはサイドをひかずに立ち上がり,メインストレートに抜けてゴール!


すぐに窓を開けますがタイムは聞き取れません。全身にどっと汗が噴出し,息はぜいぜい上がってます。この日は再車検スペースがなかったので3位以内に入ってるかどうかも分かりません。ただどう考えてもあまりタイムは上がってなさそう。ヘロヘロの状態で自分のパドックに帰ります。


ビデオを撮ってくれてたももさんに訊くと,一応わずかながら1本目と比べてタイムアップはしたようで,順位も何とか10位以内には留まってる様子...その後,最終的に6位入賞ということになりました。5位の方とは何と0.001秒差。
何とかトロフィーもらえる圏内に残れた...良かったぁ (*'-')


↑トロフィー以外に副賞として「お米」もらいました(笑)

しかし...


やっぱり納得行きません
サイドは思うように決まらなかったし,前半の低速区間はミスだらけ。
とても「開幕戦に続いて連続入賞でE気持ち〜」とは行かない。


しかも,何だかすっきりしないままGWの大渋滞を抜けて家に帰ってきて,すぐさまビデオで区間タイムを解析してみると,おとーさんの2本目,1コーナーの進入とその後の一連の部分でミスってるだけでなく,その後外周に出てメインストレートに戻ってくるまでずっと遅い。外周に出てからはかなり速いと自分では思ってたのに...そして,意外や意外,失敗したと思ってたパイロン区間は,実はかなり速かったということが判明。右のサイドターンをミスってターンが浅くなった分,速度が落ちずに脱出できたみたい...


そして,一番納得行かないのが,トップに1秒半も差をつけられてること。
大失敗した前半区間をノーミスで乗り切ったとしてもこの差は埋まらないっぽい。やはりトップの人達とは根本的に何かが違うようです..._| ̄|○


...ということで,23台中6位,開幕戦に続いて入賞を果たしたにもかかわらず,何だかスッキリしないおとーさん。昨年から進歩した証なのか,同じクラブの周囲の人達が速すぎて6位入賞なんて地味になっちゃうのか,単に欲が出てきてワガママになってきただけなのか...


いずれにしても次の第3戦こそ表彰台を狙う気持ちには変わりありません。
次こそ,自分の納得の行く走りで表彰台に乗るぞ!



PS:この日一番気持ち良さそうだったのはコース横の小さい水溜りの中で泳ぐこの人たち↓


そう,小さいオタマジャクシがいっぱい(笑)。


いつもながら,師匠,クラブ員のみなさん,お疲れ様でした&ありがとうございました。


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