home > diary menu > 2006年 > 4月6日

確定"秘"申告


年度末の地獄のような忙しさが一段落したかと思いきや,今度は新年度のお仕事がドドドと積み重なって,毎日毎日いやんなっちゃうよ〜♪な日々を送っているおとーさんですが,読者諸兄諸姉もきっと同じように御苦労様な日々を送られていることと思います。


残業時間も月に70時間,80時間と増えていくわけですが,当然ながら,峠じゃなくって職場でのマジ残業でっせ。とほほほ...30分でいいから思いっきり走りたいよ (;´д⊂)


ウチの職場は,おとーさんの職種にしては珍しくちゃんと残業代を出してくれるんですが,そんなモン,おとーさんの懐に入るわけもなく全部嫁さんのモンですよ。ちくしょー,せめて1割でもいいから分け前よこせ。残業してるのはワシやぞ ヽ(`Д´)ノ


今さら言うまでもなく,モータースポーツというのはめっちゃ金のかかる趣味です。

ジムカーナはその中では最も金のかからないカテゴリーと言われますが,それでも公式戦でそれなりの成績をとるべくシリーズを追うとなると,車両の改造はすでに出来上がっているとしても,年間数セットのタイヤ代を始め,オイル・フルード類やパッド・ドラシャなどの消耗パーツ代,ショックやミッションなどのオーバーホール代,あちこち痛んだところの修理代に,競技や練習会のエントリー費...みんな必死で工夫してやりくりしてるとは思いますが,それでもあっという間にウン10万円の世界。

これにガソリン代や保険代,自動車税(もうすぐ来るねえ;),2年に1回の車検費用といった通常の維持費もかかるわけなので,まあ「道楽」と言われても仕方ない部類の趣味ですな。世のおとーさんが自分のお小遣いだけで続けるのはかなり困難な域に入るでしょう。

※もちろん,額に青筋立てて公式戦をシリーズで追うのではなく,コストを切り詰めてお小遣いの範囲内でコツコツ楽しむのも可能ですけどね。


以前のdiaryにも書きましたが,不惑家の経済は全て実権を嫁さんが握っており,おとーさんは「お小遣い制」という圧制にあえぎ続けてきました。これまで何度かクーデターを企てたことはあるものの結局鎮圧。かえって軍部(嫁)の支配力が増強してしまう罠 (;´д⊂)


でも,ショージキなところ,おとーさんが現在支給されているお小遣いだけでミドル戦をシリーズで戦うのは無理。タイヤ代とエントリー費用だけでもギリギリな上に,オイル代とか車両のメンテナンス費用はできるだけケチりたくないし,クルマ以外でも,職場での飲み会とか残業する時のちょっとしたオヤツとかコーヒー代とか雑誌買ったりもするしね。


じゃあ,どうするのよ。





答えは...





夜のお仕事 ( ̄ー ̄)


もちろん嫁には内緒。これも残業よ残業。
いや,おミズじゃないっすよ(笑)。
クダラナイ駄文書いて売ったり,人前でクダラナイ漫談したり。そーゆーバイト。
ちゃんと職場の了解はとってるからね。


っつーことで,嫁さんには内緒の副収入でもってやっとこさミドル戦に参加してるおとーさんなわけですが...こいつがバレるととってもヤヴァイことになるのは明白なので,普段から裏工作には余念がナイ。もらったばかりのピン札はすぐにコンビニでくずす(マネーロンダリングっすよ),羽振りのいい素振りを絶対に見せない,バイト時も連絡はちゃんとつくようにしておく,などなど。でもまあ,普段はよっぽどヘマをしない限りバレる心配はない。


問題なのは...


そう。源泉徴収と確定申告。


年末になってバイト先の源泉徴収が自宅にひらひら〜と舞い降りて嫁さんの目に触れたら日ごろの裏工作は全て水の泡。というか,それがきっかけでモータースポーツ人生に幕を引かされることにすらなりかねない。だから年末になると必死で取引先に「源泉徴収は絶対に自宅に送らないで」とお願いするわけ。担当の人も事情知ってるのでニヤニヤしながら「分かってますよ」と直接手渡しにしてくれる。


しかし年末の源泉徴収の危機を乗り越えたと思ったら今度は確定申告の時期。
これがまた難物。


おとーさん,もともと収入先が複数になる仕事なので,以前から自宅近所の税理士さんに申告をお願いしてるんですが,自分自身は平日の昼間にウロウロもできないので書類のやりとりは嫁さんに任せざるを得ない。しかし,バイト先の源泉徴収を嫁さんに持たせられるわけもなく(泣)せっかく自宅郵送を回避して自前で回収したのにね。


仕方ないので,一通りの書類を嫁さんに持って行かせた後,自分が休みの日に「あ,税理士さんに渡す書類まだ忘れてるのがあったわ f(^-^;)」とか言って時間差攻撃。それも嫁さんに怪しまれて「何よそれ,見せなさいよ」ってなった際にかわせるように,わざと嫁に見せても問題ない書類を一部手元に残しておいてカモフラージュする用意周到さだ。


ここまで完璧 ( ̄ー ̄)


しかしこの春,おとーさんは忘れてました。
申告が済んだ後,忘れた頃に税理士さんが「申告報告書」を送ってくれるのです。ガガーン。
この中には雑収入,つまりバイト収入の詳細もていねいに書かれています。
んなモン,要らねぇよ..._| ̄|○


昨年はこの報告書を,休みの日に自分で税理士さんのところへ押しかけるという手で回収し闇に葬ったわけですが,今年はその存在をすっかり忘れており,気がついたら自宅に送られてきてしまっていたわけです。しかも気がついた時にはすでに封が開いている!


( ̄ー ̄;) タラーリ


本当にこの顔文字通りの冷汗が出ました。


思わず嫁さんの顔色をうかがいますが...別に怒ってる様子もない...いや,分からんぞ,後でいきなり「ちょっと話があるんだけど...」とかジワジワ責められるのかも分からん...いや,それにしても普段の様子と全然変わらんなあ...まだ報告書の中には目を通してない,あるいは目を通したが問題の箇所には気づいていないのかも...いや,しかしもしすでに気づいてるとすると,一部を回収して処分したりしたら余計に問題がこじれるな...いやいや,まだ気づいてなくってこれから気づくリスクと,もう気づいてて回収行為によって増加するリスクを比べると前者が圧倒的にデカイな...とりあえず報告書の中のヤヴァイ部分だけ回収しないと...


普段使わない頭をフル活動させて慌てまくってます(笑)
何か0点の答案を必死で母親から隠そうとしてるガキのような。おとーさん,ガキの頃から全然成長してないのね。


結局,嫁が子供と風呂に入ってる間に報告書の中の問題の箇所は無事回収され,闇に葬られたわけですが...そしてその後も嫁からこの件での喚問はなく一件落着っぽいのですが...


昨年度よりも参戦数を増やしたいため,今年もマル秘バイトには行かなければなりません。
そしてまた年末から春にかけては某国の諜報部員のごとく緊張の日々を送るわけです。
確定"非"申告,というか確定"秘"申告が続く限りおとーさんに真の平和は来ないのです。
そう。死して屍拾うものなし...((((゜Д゜;))))


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