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2005年 > 5月19日
サイドターン再考
なかなか走りに行けない日々が続きます。
仕方なく,ミドル第2戦の時にももさんに撮ってもらったビデオや,クラブ員のUIさんが別の角度から撮ってくれたビデオを何度も何度も,「アンタ,しつこいよっ! by 細木数子」っていうぐらいリプレイして,自分の走りのダメ出しをします。
もちろん,主にフリーターン中心に(笑)。
すると分かってきたことが二つ。
まず一つは,おとーさん,明らかにターン進入速度が高すぎです。つまりオーバースピードです。
あのスピードでターンに入ると,普通のパイロンを180度回るだけのターンでも失敗ターンになってたはずです。
おとーさんのようなヘタッピがサイドターンをしくじる原因としてよくあるのが,「うまく回れないんじゃないかという不安のあまり,より勢いをつけようとオーバースピードで突っ込んでしまい,結局よけいに回れない」ちゅうのがあります。
人間がステアリングを切り込んでいく速さには限界があります。
必死にステアをぐるぐる回しても,車速が高ければ,ステア回してる間にもクルマはどんどん進んでしまい,結果的にすごい大回りになってしまいますわな。結果的に「クルマが旋回しようとする力」より「クルマが前に進む力」が勝ってしまい回れない,というわけで。
ところが人間というのは結構おマヌケな動物であるからして,自信を失い不安になってる時ほど「勢いさえつければ何とか回れるんじゃないか」と思ってしまうんですな。で,よけいにドツボに陥る,と。
また,ターン直前にヘンに加速したりするとブレーキングのタイミングもズレますわな。
言うまでもなくサイドターンの時には,リアタイヤをしっかりブレーキロックさせるために,クルマがしっかり前のめりの姿勢になってないとうまくいきません。そのためには,サイドをえいやっと引くその瞬間にしっかり右足がブレーキを踏んでないとダメなわけですが,これが中途半端だったりすると,これまたドツボになります。
先日のフリーターンセクションでおとーさんのクルマがどういう風に動いているかというと...
まず,ターンセクションまでの進入でがんばり過ぎてます。右ターンするならするで,ちゃんとそのための姿勢作りをできるぐらいまで車速を落としておくべきだったのですが,それまでのイケイケのノリのままで突っ込んできてます(笑)。
しかも回れるかどうかすごい不安だったので,勢いをつけようとさらに加速しながら入ってます(笑)。ここで「クルマの進行方向に」勢いをつけても,よけいに回りにくくなってしまうことは前述の通り。
で,ターンセクションに入りかけてから慌ててフルブレーキングしてるわけですが,タイミング遅すぎですよ,おとーさん(笑)。フリーターンなわけですから,理想を言えば,ターンセクションに入る時点ですでにリアが滑ってないと。
で,おとーさん,ターンセクションに真っ直ぐオーバースピードで突っ込んでから必死で右にステア切りながらサイド引いてます。
不惑インテ号のリアブレーキのパッドはWinmaxの"Rmetal"というパッドですが,ビデオでよく見ると,けなげにもこんな逆境の中でもリアを何とかロックさせてくれてます。
おとーさんのようなヘタッピはよくサイドターンが決まらなかったのをリアのパッドのせいにして
「け!くそパッドが!今月の給料入ったらもっとよく効くやつに交換してやる!」
とか,けなしたりしますが...(汗) ごめんよRmetal。お前のせいで回れなかったんじゃなくて,おとーさんがヘタッピなだけだったんだよね (;´д⊂)
この時点でおとーさん,タイムに関しては,
もうダメだ..._│ ̄│○ ガックリ
ってあきらめついてるわけですが(笑),このまま真っ直ぐ行くとミスコースかコースアウトになってしまうので,ロックしたリアを引きずったまま無理やりハンドル回しきって右に旋回してます。でも車速が乗りすぎてたためすんごい大回り。どうもこの時に左右ドラシャを同時にぶろーくんなことになってしまったらしい。もうヤケクソですよ(笑)。
サイドターン進入時にオーバースピードでしくじるというパターンは,実は12年前SWに乗ってた時にも指摘されたことがあります。「回れないんじゃないか」という不安でつい突っ込んでしまい,パイロンから離れてしまった上に立ち上がりでカウンターが当たりすぎてしまってロスするという悪癖が当時からありました。そのためにパイロンをトランクに積んで山奥に通い(SWはトランク狭いから他に何も積めない(笑)),矯正に相当時間をかけた覚えがあります。
でも,クルマを乗り換えたらまた同じことやってるんですね,おとーさん。進歩のないヤツです(笑)。
...
さてさて,話を元に戻して。
繰り返し繰り返しフリーターン部分のビデオを見ててもう一つ気づいたことですが。
それは...
おとーさん,ステアリング切るの遅すぎ(汗)。
いや言い訳じゃないけど,実はこの時,運転席ではもう一つ別のドラマ(笑)が発生していたんです。
昔SWに乗っていた時は,ステアリングをそれほど切らなくてもスロットルでもってリアをいくらでもスライドさせることができました。まあ,SWってそういうクルマだったわけです(ミッドシップ=後輪駆動ですからね)。だいたい角度にして270〜300度ぐらいステアを切り込めば360度ターンまでは対応可能でした。
またサイドを引く時も,ぐいっと一瞬引けば,後は,サイドは戻してスロットルでもってリアをスライドさせますので,左手がサイドを握ってる時間は短かったんですね。だからサイドターンでステアリングを切る時もフツーに両手を持ち替えながらやってました。
ところが,インテグラはFF。
ステアリングをかなり切り込まないと細かいターンは回れない上に,サイドターン時には左手がサイドを握ったままの時間が長い。したがって右手1本でステアを右に左に360度以上切り込まなければならないことが多いわけ。
例えば,右手1本で右に360度+90度ほどステアを切り込むことを考えて見ましょう。
まず左手が使えるうちに右手をステアの10時か9時ぐらいの位置まで持って行って...
そこからぐいっと右に切り込んで...
6時ぐらいの位置に右手が来た時に...
さあ,あなたならどうします??(笑)
無理やり右手をねじれば360度ぐらいまではステア回せますが,そこからはどうしても持ち替えないと無理でしょ?でも左手はサイド握ってて使えない,と。
ここからのやり方は2つあって,
@握った指をいったん離し,右手の甲〜小指の腹のあたりでステアを押し上げつつそのままグリンとステアを回して握り替える
A右手が3-4時ぐらいの位置で指を離し,その後は手の平で回す(トラックの運ちゃん風に)
のどっちかになるでしょう。まあ,左足でステアを支えて右手を持ち替えるとか,そういう曲芸みたいのは無しっつーことで(笑)。
腕力のないおとーさんは,手の甲でステアを支えるということができなかったので@は却下。
インテに乗るにあたって,とりあえずサイドターン時にはA手の平回しの方法をとることにしました。
ところがこの方法にも欠点はあります。
一つは,意外に腕を伸ばす方向の筋肉を酷使するということ。主に上腕三頭筋ってやつですかね。
フツーにステアを切り込む方法だと,腕を曲げる(腕橈骨筋・上腕二頭筋とか),あるいは腕全体を上下させる筋肉(三角筋,広背筋とか)を使うわけですが,手の平回しをしようとすると,ステアを押して回すことになるので,腕を伸ばす筋肉を使うことになるわけです。こいつはちょうど腕立て伏せをする時に主に使う筋肉群と同じみたい。
おとーさん,自慢じゃないけど,昨年久々にモータースポーツを再開した時点では,腕立て伏せ,連続10回がやっとでした(笑)。当然ながらステア回すのも「クルクルッ」という感じではなく「ぐ〜りぐ〜り,ぜえぜえ」というカンジで。
これではイカンとロックトゥロックをやったり毎日腕立て伏せをしたりして,今ではもうちょっとできるようにはなりましたが,今回のビデオで見る限り,それでもまだまだ筋力不足ですな。
もう一つは,ドアの内張りで肘を打撲すること(笑)。
インテの運転席ドアの内側には肘置きのような出っ張りがあり,特に右回りの際に焦りながらステアの手の平回しをやると,右手の肘をこの出っ張りにがーんとぶつけます。
これがまあ,イタイ(笑)。手の長い人間は特に要注意。
実は先日のフリーターンの瞬間,不惑インテ号の運転席では,この肘打ちが2回炸裂しておりました(笑)。もっと落ち着いて脇を締めて回せばこんなことないんですが,この時は焦りまくりだったし。
ガーン,ガーンと2回ドアの内張りに肘打ちを食らわした結果,家に帰って見てみたら,右肘がズルむけの上にアザができてました(笑泣)。
いろいろな意味で,おとーさん,「脇が甘い」ようです。
まだまだまだまだ要修行です。
ということで,おとーさん,次回のミドルシリーズ第4戦@姫路セントラルパークはパス。
同じ日に開かれるウチのクラブ主催の練習会で,もう一皮剥くために走り込んできます。もう肘の皮は剥きたくないけどね(笑)。
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サイドターン再考
なかなか走りに行けない日々が続きます。
仕方なく,ミドル第2戦の時にももさんに撮ってもらったビデオや,クラブ員のUIさんが別の角度から撮ってくれたビデオを何度も何度も,「アンタ,しつこいよっ! by 細木数子」っていうぐらいリプレイして,自分の走りのダメ出しをします。
もちろん,主にフリーターン中心に(笑)。
すると分かってきたことが二つ。
まず一つは,おとーさん,明らかにターン進入速度が高すぎです。つまりオーバースピードです。
あのスピードでターンに入ると,普通のパイロンを180度回るだけのターンでも失敗ターンになってたはずです。
おとーさんのようなヘタッピがサイドターンをしくじる原因としてよくあるのが,「うまく回れないんじゃないかという不安のあまり,より勢いをつけようとオーバースピードで突っ込んでしまい,結局よけいに回れない」ちゅうのがあります。
人間がステアリングを切り込んでいく速さには限界があります。
必死にステアをぐるぐる回しても,車速が高ければ,ステア回してる間にもクルマはどんどん進んでしまい,結果的にすごい大回りになってしまいますわな。結果的に「クルマが旋回しようとする力」より「クルマが前に進む力」が勝ってしまい回れない,というわけで。
ところが人間というのは結構おマヌケな動物であるからして,自信を失い不安になってる時ほど「勢いさえつければ何とか回れるんじゃないか」と思ってしまうんですな。で,よけいにドツボに陥る,と。
また,ターン直前にヘンに加速したりするとブレーキングのタイミングもズレますわな。
言うまでもなくサイドターンの時には,リアタイヤをしっかりブレーキロックさせるために,クルマがしっかり前のめりの姿勢になってないとうまくいきません。そのためには,サイドをえいやっと引くその瞬間にしっかり右足がブレーキを踏んでないとダメなわけですが,これが中途半端だったりすると,これまたドツボになります。
先日のフリーターンセクションでおとーさんのクルマがどういう風に動いているかというと...
まず,ターンセクションまでの進入でがんばり過ぎてます。右ターンするならするで,ちゃんとそのための姿勢作りをできるぐらいまで車速を落としておくべきだったのですが,それまでのイケイケのノリのままで突っ込んできてます(笑)。
しかも回れるかどうかすごい不安だったので,勢いをつけようとさらに加速しながら入ってます(笑)。ここで「クルマの進行方向に」勢いをつけても,よけいに回りにくくなってしまうことは前述の通り。
で,ターンセクションに入りかけてから慌ててフルブレーキングしてるわけですが,タイミング遅すぎですよ,おとーさん(笑)。フリーターンなわけですから,理想を言えば,ターンセクションに入る時点ですでにリアが滑ってないと。
で,おとーさん,ターンセクションに真っ直ぐオーバースピードで突っ込んでから必死で右にステア切りながらサイド引いてます。
不惑インテ号のリアブレーキのパッドはWinmaxの"Rmetal"というパッドですが,ビデオでよく見ると,けなげにもこんな逆境の中でもリアを何とかロックさせてくれてます。
おとーさんのようなヘタッピはよくサイドターンが決まらなかったのをリアのパッドのせいにして
「け!くそパッドが!今月の給料入ったらもっとよく効くやつに交換してやる!」
とか,けなしたりしますが...(汗) ごめんよRmetal。お前のせいで回れなかったんじゃなくて,おとーさんがヘタッピなだけだったんだよね (;´д⊂)
この時点でおとーさん,タイムに関しては,
もうダメだ..._│ ̄│○ ガックリ
ってあきらめついてるわけですが(笑),このまま真っ直ぐ行くとミスコースかコースアウトになってしまうので,ロックしたリアを引きずったまま無理やりハンドル回しきって右に旋回してます。でも車速が乗りすぎてたためすんごい大回り。どうもこの時に左右ドラシャを同時にぶろーくんなことになってしまったらしい。もうヤケクソですよ(笑)。
サイドターン進入時にオーバースピードでしくじるというパターンは,実は12年前SWに乗ってた時にも指摘されたことがあります。「回れないんじゃないか」という不安でつい突っ込んでしまい,パイロンから離れてしまった上に立ち上がりでカウンターが当たりすぎてしまってロスするという悪癖が当時からありました。そのためにパイロンをトランクに積んで山奥に通い(SWはトランク狭いから他に何も積めない(笑)),矯正に相当時間をかけた覚えがあります。
でも,クルマを乗り換えたらまた同じことやってるんですね,おとーさん。進歩のないヤツです(笑)。
...
さてさて,話を元に戻して。
繰り返し繰り返しフリーターン部分のビデオを見ててもう一つ気づいたことですが。
それは...
おとーさん,ステアリング切るの遅すぎ(汗)。
いや言い訳じゃないけど,実はこの時,運転席ではもう一つ別のドラマ(笑)が発生していたんです。
昔SWに乗っていた時は,ステアリングをそれほど切らなくてもスロットルでもってリアをいくらでもスライドさせることができました。まあ,SWってそういうクルマだったわけです(ミッドシップ=後輪駆動ですからね)。だいたい角度にして270〜300度ぐらいステアを切り込めば360度ターンまでは対応可能でした。
またサイドを引く時も,ぐいっと一瞬引けば,後は,サイドは戻してスロットルでもってリアをスライドさせますので,左手がサイドを握ってる時間は短かったんですね。だからサイドターンでステアリングを切る時もフツーに両手を持ち替えながらやってました。
ところが,インテグラはFF。
ステアリングをかなり切り込まないと細かいターンは回れない上に,サイドターン時には左手がサイドを握ったままの時間が長い。したがって右手1本でステアを右に左に360度以上切り込まなければならないことが多いわけ。
例えば,右手1本で右に360度+90度ほどステアを切り込むことを考えて見ましょう。
まず左手が使えるうちに右手をステアの10時か9時ぐらいの位置まで持って行って...
そこからぐいっと右に切り込んで...
6時ぐらいの位置に右手が来た時に...
さあ,あなたならどうします??(笑)
無理やり右手をねじれば360度ぐらいまではステア回せますが,そこからはどうしても持ち替えないと無理でしょ?でも左手はサイド握ってて使えない,と。
ここからのやり方は2つあって,
@握った指をいったん離し,右手の甲〜小指の腹のあたりでステアを押し上げつつそのままグリンとステアを回して握り替える
A右手が3-4時ぐらいの位置で指を離し,その後は手の平で回す(トラックの運ちゃん風に)
のどっちかになるでしょう。まあ,左足でステアを支えて右手を持ち替えるとか,そういう曲芸みたいのは無しっつーことで(笑)。
腕力のないおとーさんは,手の甲でステアを支えるということができなかったので@は却下。
インテに乗るにあたって,とりあえずサイドターン時にはA手の平回しの方法をとることにしました。
ところがこの方法にも欠点はあります。
一つは,意外に腕を伸ばす方向の筋肉を酷使するということ。主に上腕三頭筋ってやつですかね。
フツーにステアを切り込む方法だと,腕を曲げる(腕橈骨筋・上腕二頭筋とか),あるいは腕全体を上下させる筋肉(三角筋,広背筋とか)を使うわけですが,手の平回しをしようとすると,ステアを押して回すことになるので,腕を伸ばす筋肉を使うことになるわけです。こいつはちょうど腕立て伏せをする時に主に使う筋肉群と同じみたい。
おとーさん,自慢じゃないけど,昨年久々にモータースポーツを再開した時点では,腕立て伏せ,連続10回がやっとでした(笑)。当然ながらステア回すのも「クルクルッ」という感じではなく「ぐ〜りぐ〜り,ぜえぜえ」というカンジで。
これではイカンとロックトゥロックをやったり毎日腕立て伏せをしたりして,今ではもうちょっとできるようにはなりましたが,今回のビデオで見る限り,それでもまだまだ筋力不足ですな。
もう一つは,ドアの内張りで肘を打撲すること(笑)。
インテの運転席ドアの内側には肘置きのような出っ張りがあり,特に右回りの際に焦りながらステアの手の平回しをやると,右手の肘をこの出っ張りにがーんとぶつけます。
これがまあ,イタイ(笑)。手の長い人間は特に要注意。
実は先日のフリーターンの瞬間,不惑インテ号の運転席では,この肘打ちが2回炸裂しておりました(笑)。もっと落ち着いて脇を締めて回せばこんなことないんですが,この時は焦りまくりだったし。
ガーン,ガーンと2回ドアの内張りに肘打ちを食らわした結果,家に帰って見てみたら,右肘がズルむけの上にアザができてました(笑泣)。
いろいろな意味で,おとーさん,「脇が甘い」ようです。
まだまだまだまだ要修行です。
ということで,おとーさん,次回のミドルシリーズ第4戦@姫路セントラルパークはパス。
同じ日に開かれるウチのクラブ主催の練習会で,もう一皮剥くために走り込んできます。もう肘の皮は剥きたくないけどね(笑)。
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