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冬の嵐


もう10日以上前のことになってしまいましたが...

先日,舞洲で行われたうちのクラブの練習会に参加してきました。
もちろんおとーさんにとって今年の走り初めです。





この日はたまたま師匠が体調不良でお休みされ,代役として,何と生意気にもおとーさんが司会と進行を任されておりました。

お仕事関係でそういう機会が多いので,人前でしゃべること自体にはそんなに抵抗のないおとーさんですが,クルマ関係でこういうことは全く初めて。もう,キンチョーするわロレツは回らないわ(笑)

しかも午前中は台風並みの強風が吹きすさび,雪やみぞれ混じりの冷たい雨が頬を横殴りにするとんでもない嵐のようなお天気。上の写真のように,午後からはお日様が顔を出したものの,それでもぼーっと立ってるとよろけそうになるぐらいの強い風が1日中吹き荒れてました。

一時はどーなることかと思いましたが...f(^-^;)

講師陣の方々やスペシャルゲストのアジュール川村さん,黙々とタイムを記録してくださったアジュールのスタッフのお姉さん,そしてエントラントのみなさんの暖かいご協力のおかげで何とか無難に練習会を乗り切ることができました。この場をお借りしてみなさんにお礼を言いたいと思います。ありがとうございました m(_~_)m。


さて,肝心の走りの方ですが,さすがに普段から通勤でずっとはきっ放しにしてる3分山のWTHコンパウンド(主に暖かいシーズン用のタイヤ)は,このお天気・この気温では全くグリップせず,あっちで大アンダーこっちで大スピンという体たらく。車重の軽いインテRでは,2速でも乱暴に踏み込むとホイールスピンしちゃって全然前に進みません。

ということでタイムは端から度外視。とにかく自分の練習課題に集中。

おとーさん的には,今回の練習課題は3点。

その1:2速・3速全開から1速に落として低速区間に突入する際のブレーキング加減。
その2:島回り区間のスロットルコントロールと視線の持って行き方。
その3:とにかくサイドターンの成功率とコントロール精度を上げる。

いずれも昨年から持ち越しの重点課題で,今後タイムと順位を上げていくために絶対に何とかしないといけないものばかり。いや,他にも課題はいっぱいいっぱいあるけどね(汗)...

この日のコース,スタートして前半は舞洲特有の大きな矩形のダートのブロックを回り込む高速コーナリングの連続,で,Gを切り替えながら一番奥まで行ってサイドを2発回った後,間にフリーターンをはさんで手前の方に戻ってきて,最後にパイロンのスラローム,島回りでゴール,という盛りだくさんの美味しいコース。参加者の希望を全てかなえるべくコースを練りに練った師匠のご苦労がしのばれます。

先ほどのおとーさんの個人課題からいうと,高速区間を抜けて奥のサイドターンに突入する所と,最後にあるパイロン区間への進入がまず最重点個所。後は,最後のパイロンの島回り区間や,途中のサイドターンの精度をどのように上げるか,っつーことですな。


さて...
午前中は超低温のフルウェット路面。一時は猛烈な吹雪の中の走行。
スロットルにもブレーキにも細心の注意を払いながら,いろいろ試してみますが,とにかくタイヤが全然グリップしないためチョー難しい(笑)。おかげでこれでもかというぐらいスロットルワークを練習できましたが。


午後からは,風は相変わらず強烈なものの,とりあえずお日様が出て,路面はハーフウェットからドライに乾きつつの走行。セッティングも走り方もドライ方向に変えながら。

しかしタイヤのグリップが上がってきても,奥のサイドターン2発がなかなかキレイに決まりません。いや,回るのは問題なく回るのですが,うまく回転をコントロールできない。

特に進入部分に水たまりが残る右奥の右ターン。タイヤが冷えるためか進入が必ずアンダーになり,若干ムリにパイロンを回り込むため,リアの流れるスピードをコントロールできず,立ち上がりで強烈なアンダーかオーバーになってしまって,常にステアと格闘しながら立ち上がる始末。カコワルイ(笑)。

同乗してもらった縁石番長さんからは「進入が終ってブレーキをリリースしてから脱出に向けてスロットルを開ける際の動作がラフで,ステアリングを切ったままいきなりフルスロットルになっている」点を鋭く指摘されました。

これは以前,同じように雨中の低グリップ時の練習で師匠から全く同じことを指摘され「だからシャフト折れるんやで」と言われたことがあります。

そしてtaroアニキからも全く同じ指摘をされました。「ターンの脱出でステアを切ったまま乱暴にスロットルを開け過ぎてる。もっと丁寧に,もっとジワっと踏むこと。」

...うーん,おとーさんにはもっともっと「理性」が必要なようです(笑)。


一番の重点課題だった高速区間から低速区間に入る部分のブレーキングは,日ごろの基礎練の成果か(地道に練習してるんだよ),ちょっとコントロールの幅が広がったカンジで,以前はとにかくガーンと1発フルブレーキングかます以外のブレーキングができなかったのですが,少し手前でブレーキングを終らせたり,奥まで残し気味にしたり,自分で変えてみながらクルマの挙動の変化を感じることができた...ような気がする。きっと気のせいだけど(笑)。

でも同乗してもらったtaroアニキからは「ブレーキング自体は悪くない,上手いよ」とお褒めをいただいて,おとーさん,マンモスうれぴー (^-^)v(死語)。


現在,不惑インテ号は,リアにWINMAXの"GR4"という,とにかくサイドの利き重視の強力なブレーキパッドをセットしてます。これに対しフロントはGF3というフツーのタイプなので,ブレーキバランスは明らかにリア寄り。

実際,この日はちょっとでも気を抜くと高速区間のブレーキでリアがすっ飛んで行ってしまい,taroアニキからも「難しいクルマによく乗ってるね」と感心されるほどの状態でしたが,今年度の開幕に予定されてる姫路セントラル戦(駐車場にパイロン並べたフルパイロンコース)を見越して,とりあえずサイドターン重視のセッティングで走りこんでおきたかった。
そういう意味では,まる1日いろいろと無茶な走りをして,このセッティングの利点と限界がちょっとつかめた気がします。


もう1つの重点課題だった島回りですが,これは本番コースよりも脇の自由練習スペースで,目が回って気持ち悪くなるぐらいグルグル走り込むことができましたよ f(^-^;)


というわけで。

...京都にそういう名前のラブホがあったな ( ̄ー ̄)

とっても内容の濃い走り初めでした。
現在の自分にできること・できないことを再確認できましたし,クルマの仕様や問題点も確認できました。開幕戦に向かって直すべきところ,修正すべきところがハッキリしてきました。

今回は師匠がお休みされてて心細かったのですが,講師の先生方,特にtaroアニキにいろいろと教えていただき本当にありがたかったです m(_~_)m。



↑taroアニキの勇姿。エキシージってホント,絵になるクルマですね。


3月の開幕までに何とか走りを修正して,苦手のパイロンコースを無難な成績で乗り切り,いい気分で第2戦からの名阪に乗り込みたいですね。


...そうそう,前回でレポートしたASHオイルですが。

こんな極低温のシチュエーションでも,エンジンは全く問題なくビュンビュン回ってくれました。パワーも中間トルクも問題なし。ちょっとエンジン止めるとすぐに水温が下がってしまうような状況でしたが,アイドリングも安定してて,エンジンには全く不安がありませんでした。


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