home > diary menu > 2006年 > 12月12日

対岸の火事


お仕事の都合で年内最後のクラブの練習会には参加できなくなってしまったため,先日一人で鈴鹿南へ走り納めに行ってきたんですがね。もちろん嫁には内緒で有給とって。まあ今年最後の研修旅行っちゅうことで。


小雨がパラつくあいにくの天気の中,何とか目標タイムを達成したのはまあいいとして。

走行後にエア抜きをしつこくやり過ぎ,ブレーキペダルが奥に入っちゃうトラブル起こしたとかもまあご愛嬌ということにして。


んで,あんまり帰りが遅くなって嫁さんからあらぬ疑いをかけられてもいけないので,寄り道もせず高速料金払ってとっとと帰ってきたわけです。いや,あらぬ疑いっちゅうか,実際,十分にヤヴァイ行動してるわけですが(笑)


さて無事に自宅に帰り着き,ガレージにクルマを停めて。
メットなどの怪しいアイテムはクルマの中に置いたまま。
ガレージのシャッターを閉めて階段を上がり玄関をガチャっと開けますと...


なんと,そこには嫁さんが立ってる。


そして,


「アンタどこ行ってきたん?」





キタ━━━━((((゜Д゜;))))━━━━!!!!

ついにきたか嫁バレの瞬間!
謎の研修旅行の真相が今ここに!
さようならモータースポーツ!さようなら不惑インテグラ!





と思いきや,

「アンタ帰ってくるの待っててん。面白い話あんねん ( '-^*)」

とのこと。


ほえぇぇぇぇぇ〜
これまでに積み重ねた悪行三昧がとうとう露見したのかと思った..._| ̄|○
っと密かに脱力するおとーさんを尻目に嫁さん,話し始めます。


...何でも,この日,嫁さんとこに親友から久々に電話がかかってきて,延々家庭のグチを聞かされたらしい。

そこのダンナさんはおとーさんもよく知ってるなかなかの好青年なんですが,奥さんから月々ウン万円のお小遣いをもらってて,それでタバコ代や飲み会の会費,たまに行く競馬の軍資金などをまかなっていたらしい。

当然,年末の忘年会シーズンなどには出費がかさんで赤字になり,ちょくちょく嫁さんを拝んで追加の小遣いをもらったりしてたらしいんよね。まあ,ここまではどこの家庭でもあるお話。

ところが半年ぐらい前から,そこのダンナさん,妙に金回りが良くって,限定販売のいいライターをいつの間にか手に入れてたり,競馬から帰ってきてもお財布に余裕がある風だったりするのを奥さんが敏感に感じてたらしい。


何か怪しい... (σ゚д゚)σ


ところが先日,たまたまそのご夫婦が,ダンナさんの職場の後輩と家族合同でバーベキューに行った時,奥さん同士で話をしてて収入の話題になり,後輩の奥さんが,


「でもほら,半年ぐらい前から出張の旅費がお給料と別に振り込まれるようになったじゃないですかぁ。あれが月に合計2-3万円になるから結構家計が助かるんですよね〜」とか。


何それ?そんなのウチには振り込まれてないわよ...




...あっ!


その夜,その御家庭では血の雨が降ったらしい。南無〜 (-∧-;)

要するにダンナさん,奥さんに黙って隠し口座を作り,そこに会社から新たに支給されるようになった出張関係の手当てを振り込んでもらってた,と。新しいジッポーも競馬の穴もそこから出金されてたんですな。小遣い制の圧政に苦しむオヤジ連中がみな考えそうなことです。


...で,ウチの嫁さん。
友達の話を聞いて,自分まで憤慨してます。

「どう思う?嫁さんに隠れてそんなことしてたなんて信じられへんよなぁ。」

...いや,実は私も同じようなことしてるんですが... f(^-^;)

「アンタも実は隠し口座持ってるんと違うかぁ?」

...ええ,持ってますよ... f(^-^;)

いや,もちろんそんなこと 股が 口が 裂けても言いませんけどね(笑)。


気の毒に,結局そこのダンナさん,隠し口座のお金は全て没収され,振込先は変えさせられ,その上半年間お小遣い50%カットになったらしい。か,かわいそう過ぎる 。・゚・(つД`)・゚・。
俺達に明日はないのか!?


まあ今回のお話は,おとーさんにとって「対岸の火事」だったわけですが,いつまでも他人事だと思って笑ってはいられない。


そう,まさに「明日はわが身」。


もう一度,内緒のバイト先にちゃんと確認入れとかないと。

「源泉徴収票,自宅に送らないでね (*'-')」


前のDiaryへ前のDiary | PAGE TOPへPAGE TOP | 次のDiaryへ次のDiary