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2005年 > 2月12日
ボロボロの切り札
おとーさん,生まれは神戸,育ちは大阪,本籍地は京都,という生粋の関西人。
自慢じゃないが,日本国内で関西以外の地など,住んだことありません。
もう頭のてっぺんから足の先まで関西人。
言葉も思考回路も関西人。
「バカ」じゃなく,「アホウ」
「違う」じゃなく,「ちゃう」
「たたきますよ,あなた」じゃなく,「シバくぞ,われ」
「オマン○ピー」じゃなく,「オメ○ピーピー」
ですからして,当然ながら野球は,ガキの時分からタイガース (他の球団のファンの人,ゴメンよ)。
今でも,毎年1回は甲子園に足を運びます(1回だけかよ--笑)。最下位でも首位でも雨でも晴れでも。バース・掛布・岡田の3連続アーチはもちろんのこと,江夏・田淵の時代からナマで知っております。
ただ,おとーさん,どっちかと言うとスター選手より,渋〜いオッサン選手に目が行くタイプ。
実は,タイガースというチームは妙に,いろんなチームを渡り歩いてきたベテランの選手が最後を飾る球団なんですな。
例えば...
85年の優勝当時,長崎啓二というベテラン選手がいました。
大洋ホエールズで首位打者をとったこともある人ですが,30代の半ばを迎え,ちょっと全盛期の力はなくなってきたかな...というところでトレード。タイガースにやってきました。
この人がまあ,実にいい仕事をしました。
いわゆる代打の切り札ですな。
ここでヒットが欲しい,何でもいいからとにかくヒットが欲しい,っつーところで...
ショートの頭をふら〜っと越えるヒットとか。
ピッチャーとセカンドの間にポテンと落ちる小フライとか(笑)。
守備にはチト不安のある人でしたが(笑),その年の日本シリーズでは満塁HRも見せてくれました。
優勝から2年後に現役引退してからは,タイガースの打撃コーチやシドニーオリンピックの全日本チームのコーチなんかもしてはります。
おとーさん,タイガース生え抜きのスター選手より(いや,もちろんそういう選手も好きだけど),こういう何か「苦労人」の匂いがするオッサン選手が大好き。
他にも,田尾選手とか(監督がんばってねー),金森選手とか,柏原選手とか,近鉄から来た久保投手・住友投手とか,元オリックスの星野投手とか...古いけど江川事件の小林投手も格好良かったなあ。最近では,広沢選手とか,伊藤(敦規)投手,遠山投手,下柳投手とか,片岡選手とかイラブーとか。あ,片岡・下柳はまだまだ現役だった(笑)。
こういった引退間際のベテランのオッサンが,身体のあちこちの故障や体力の低下と戦いながら,「代打の切り札!」とか「抑えの切り札!」とか呼ばれながら,実に渋〜い,ベテランならではのお仕事・妙技を見せてくれると,涙チョチョ切れるぐらいうれしくなります。しょーじき言うと,ライバルチームの選手であっても,こういうベテランがいい仕事見せてくれると,うれしくて涙出そうになります。
というのも,おとーさん自身も40歳,まあプロ野球選手なら普通は引退,という年齢を迎え,同じお年頃の選手達の苦労が身にしみて分かるようになってきたからですな。
前にも少し書きましたが,おとーさん,昨年夏にインテで競技復帰を決心してから,密かに肉体改造に取り組んできました。
...とゆーのも,あまりに体力が落ちてたから。
ちょっとロック・トゥ・ロックを続けたら,腕が上がらなくなってきて,しまいにゃ息が切れてきます(涙)。
ちょっと交換しようと思ってタイヤ持ったら,腰が「ぐき」とかといいます(滝涙)。
コーナリング中に半クラのままで回転保とうとしてたら,横Gに耐えられず足が「ずりっ」とクラッチペダルから離れてしまい,いきなりクラッチつながって谷にダイビングしそうになります(危険)。
まあもともとあまりマッチョな方ではなかったので,以前競技をやっていた時も,周りについて行くためにロック・トゥ・ロックなんかは一生懸命練習する必要がありましたが,それにしてもひどい体力の低下でした。40歳になるとこんなにも体力が落ちるものなのか...あれだけ毎日身体を鍛えてるプロのスポーツ選手でも引退を考える年齢なわけだから,素人で,どちらかというとひ弱なおとーさんなんか,まあ生きてるだけでもがんばってる方か...
というわけで,必死でロック・トゥ・ロックを始めましたが...
しばらくやってるうちに右の手首を痛めました(痛)。
仕方なしにメニューを腕立て伏せに変更...
しかし,今度は左手首と左肩が痛くなってきました(泣)。
また,下半身の筋力を取り戻すために,スクワットや背伸び運動などもやっていたのですが...
おとーさん,昔,職場の草野球チームに入っていた時に左足の踵(かかと)を怪我し,それから毎年冬場になると痛みが出てたんですが,スクワットのやりすぎか,今年は秋から既に激痛。長時間運転してると踵がズキズキしてきて,下りて歩き出した時にゃ左足ひきずってる状態。
はっきり言って身体ボロボロですな。
体力を取り戻そうにも,トレーニングすらロクにできねえ。
こ,こんなので本当にちゃんと競技で走れるのか?
でも。
プロ野球のベテラン「切り札」達は,満身創痍でもがんばってる。ボロボロの身体でも見事なお仕事っぷりを見せてくれる。
スポーツの種類が違うけど,おとーさんも,そういう走りをしたい。
量的にたくさん走れるわけじゃないけど,少ないチャンスで「さすが」と言われるようなベテランの技をご披露したい。「切り札」と言われるような鋭い走りをしたい。ボロボロの切り札。
...そのためにはやはり走り込みが必要。
身体を決定的に壊さないように,クルマも壊さないように,自分の力と体力の限界を感じ取りながら,走る。手首や踵の痛いところはいたわりながら。でも走りは積極的に,ね。
※タイガースの歴史的な資料はここが詳しいです→タイガース歴史研究室
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ボロボロの切り札
おとーさん,生まれは神戸,育ちは大阪,本籍地は京都,という生粋の関西人。
自慢じゃないが,日本国内で関西以外の地など,住んだことありません。
もう頭のてっぺんから足の先まで関西人。
言葉も思考回路も関西人。
「バカ」じゃなく,「アホウ」
「違う」じゃなく,「ちゃう」
「たたきますよ,あなた」じゃなく,「シバくぞ,われ」
「オマン○ピー」じゃなく,「オメ○ピーピー」
ですからして,当然ながら野球は,ガキの時分からタイガース (他の球団のファンの人,ゴメンよ)。
今でも,毎年1回は甲子園に足を運びます(1回だけかよ--笑)。最下位でも首位でも雨でも晴れでも。バース・掛布・岡田の3連続アーチはもちろんのこと,江夏・田淵の時代からナマで知っております。
ただ,おとーさん,どっちかと言うとスター選手より,渋〜いオッサン選手に目が行くタイプ。
実は,タイガースというチームは妙に,いろんなチームを渡り歩いてきたベテランの選手が最後を飾る球団なんですな。
例えば...
85年の優勝当時,長崎啓二というベテラン選手がいました。
大洋ホエールズで首位打者をとったこともある人ですが,30代の半ばを迎え,ちょっと全盛期の力はなくなってきたかな...というところでトレード。タイガースにやってきました。
この人がまあ,実にいい仕事をしました。
いわゆる代打の切り札ですな。
ここでヒットが欲しい,何でもいいからとにかくヒットが欲しい,っつーところで...
ショートの頭をふら〜っと越えるヒットとか。
ピッチャーとセカンドの間にポテンと落ちる小フライとか(笑)。
守備にはチト不安のある人でしたが(笑),その年の日本シリーズでは満塁HRも見せてくれました。
優勝から2年後に現役引退してからは,タイガースの打撃コーチやシドニーオリンピックの全日本チームのコーチなんかもしてはります。
おとーさん,タイガース生え抜きのスター選手より(いや,もちろんそういう選手も好きだけど),こういう何か「苦労人」の匂いがするオッサン選手が大好き。
他にも,田尾選手とか(監督がんばってねー),金森選手とか,柏原選手とか,近鉄から来た久保投手・住友投手とか,元オリックスの星野投手とか...古いけど江川事件の小林投手も格好良かったなあ。最近では,広沢選手とか,伊藤(敦規)投手,遠山投手,下柳投手とか,片岡選手とかイラブーとか。あ,片岡・下柳はまだまだ現役だった(笑)。
こういった引退間際のベテランのオッサンが,身体のあちこちの故障や体力の低下と戦いながら,「代打の切り札!」とか「抑えの切り札!」とか呼ばれながら,実に渋〜い,ベテランならではのお仕事・妙技を見せてくれると,涙チョチョ切れるぐらいうれしくなります。しょーじき言うと,ライバルチームの選手であっても,こういうベテランがいい仕事見せてくれると,うれしくて涙出そうになります。
というのも,おとーさん自身も40歳,まあプロ野球選手なら普通は引退,という年齢を迎え,同じお年頃の選手達の苦労が身にしみて分かるようになってきたからですな。
前にも少し書きましたが,おとーさん,昨年夏にインテで競技復帰を決心してから,密かに肉体改造に取り組んできました。
...とゆーのも,あまりに体力が落ちてたから。
ちょっとロック・トゥ・ロックを続けたら,腕が上がらなくなってきて,しまいにゃ息が切れてきます(涙)。
ちょっと交換しようと思ってタイヤ持ったら,腰が「ぐき」とかといいます(滝涙)。
コーナリング中に半クラのままで回転保とうとしてたら,横Gに耐えられず足が「ずりっ」とクラッチペダルから離れてしまい,いきなりクラッチつながって谷にダイビングしそうになります(危険)。
まあもともとあまりマッチョな方ではなかったので,以前競技をやっていた時も,周りについて行くためにロック・トゥ・ロックなんかは一生懸命練習する必要がありましたが,それにしてもひどい体力の低下でした。40歳になるとこんなにも体力が落ちるものなのか...あれだけ毎日身体を鍛えてるプロのスポーツ選手でも引退を考える年齢なわけだから,素人で,どちらかというとひ弱なおとーさんなんか,まあ生きてるだけでもがんばってる方か...
というわけで,必死でロック・トゥ・ロックを始めましたが...
しばらくやってるうちに右の手首を痛めました(痛)。
仕方なしにメニューを腕立て伏せに変更...
しかし,今度は左手首と左肩が痛くなってきました(泣)。
また,下半身の筋力を取り戻すために,スクワットや背伸び運動などもやっていたのですが...
おとーさん,昔,職場の草野球チームに入っていた時に左足の踵(かかと)を怪我し,それから毎年冬場になると痛みが出てたんですが,スクワットのやりすぎか,今年は秋から既に激痛。長時間運転してると踵がズキズキしてきて,下りて歩き出した時にゃ左足ひきずってる状態。
はっきり言って身体ボロボロですな。
体力を取り戻そうにも,トレーニングすらロクにできねえ。
こ,こんなので本当にちゃんと競技で走れるのか?
でも。
プロ野球のベテラン「切り札」達は,満身創痍でもがんばってる。ボロボロの身体でも見事なお仕事っぷりを見せてくれる。
スポーツの種類が違うけど,おとーさんも,そういう走りをしたい。
量的にたくさん走れるわけじゃないけど,少ないチャンスで「さすが」と言われるようなベテランの技をご披露したい。「切り札」と言われるような鋭い走りをしたい。ボロボロの切り札。
...そのためにはやはり走り込みが必要。
身体を決定的に壊さないように,クルマも壊さないように,自分の力と体力の限界を感じ取りながら,走る。手首や踵の痛いところはいたわりながら。でも走りは積極的に,ね。
※タイガースの歴史的な資料はここが詳しいです→タイガース歴史研究室
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