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2004年 > 11月12日
萌えな話
Fetishism「フェティシズム」略して「フェチ」というのは,通常なら異性のカラダ,特にHなパーツとかにハァハァするところを,血の通わないモノとか,カラダの他のパーツとかにハァハァすることで,そっちがメインのハァハァ対象になってしまって通常の対象にちっともハァハァしないほどになると,まあ,一種のおビョーキということになります。
たいていは,異性の下着とか髪とか手足とか靴とか,まあ,何となくちょっとHな香りのするモノにハァハァするわけで,これぐらいなら同じオトコとしておとーさんも理解できなくもないのですが,聞いたところでは,女性用のメガネ萌えとか,女性用腕時計萌えとか,そういうのまであるそうで,他にも,エプロン萌え,革製品萌えとか,ここまで行くともうフライパンでもスリッパでもお前ら何でもいいのではないかと,おとーさんの理解を超えた世界です。
とは言うものの,おとーさんにも密かな萌え対象があります。
それは.....
メーターです。
そう,計器類です(*'-')。
たくさんのメーターを見てるとコーフンしてきます。ええ,おビョーキです。
何故かは分かりません。「好きになるのに理由なんてねえんだよ」と誰かが言ったとか言わないとか。
何歳ぐらいから始まったことなのかも分かりません。ただ,今から振り返ってみると,少なくとも中学生時代にはすでにメーターフェチが発症していました。
おとーさんが中学生の頃,世の中は何故かラジオブーム*で,各家電メーカーはこぞって高性能のラジオを開発し,本屋にはラジオを自作する人のための雑誌が平積みになっていました(「ラジオの製作」略して「ラ製」とか,「初歩のラジオ」略して「初ラ」とか。うわー,懐かしい)。
おとーさんもこういった雑誌を読んでは,お小遣いを握り締めてパーツ屋さんに走り,ハンダごてを握り締めてシコシコとラジオを作るラジオ少年の一人だったわけです。当時は「ヲタク」という言葉はなかったものの,今なら間違いなくヲタ系の少年ではあったわけですな(笑)。
で,おとーさんはそのラジオを作る時に,普通ならせいぜいチューニングメーターをつけるぐらいなのに,でかいシャーシを買ってきて,VUメーターとか,電源の電圧を示すメーターとか,全く意味のないメーターをいっぱいつけて,スイッチを入れるといっせいにピクピク動くたくさんのメーターの列を鼻血出そうにコーフンしながらながめていたわけです。あ,あぶねぇ中学生だ(爆)。
普通ならそのまま電気系の学校に進み,電気系のお仕事につくんでしょうが,前にもどこかに書いた通り,おとーさん,全く理科系の勉強ができないため,現在のアヤシゲな商売にたどり着きました。
それでも結局,「研究」と称してロクに使いもしないアヤシゲな器材を研究費で買い込み,たくさんのメーターに囲まれて仕事しているわけですから,三つ子の魂百までというか,まことに人間の業には深いものがあります。
・・・・・・
で,クルマの話。
先日,元々半分ぶっ壊れていたカーステが競技走行中外れてしまった,というお話を書きました。
カーステは完全に取り外してしまってラジカセでも載せとこうかと思ってたんですが,ウチにあるラジカセがまた大量に乾電池を消費することが判明。バッテリーから電源を取ろうかと思ったら電源電圧が微妙に違うし,あまり妙な自作装置をつけるのもトラブルの元だし...と悩んでました。
その後,カーステが壊れた,カーステが壊れた,カーステが壊れた,カーステが壊れた,とMy嫁さんの耳元でしつこくしつこくつぶやいていたら,誕生日のプレゼントとして「最も安いMDプレイヤーを買ってもよい」ということになり,結局,超自動後退T店で\19800にて安物プレイヤーをゲット,助手席の裏に潜り込んでつけ替えました。
もともとついてたカーステは2DINだったので,1DINのMDプレイヤーをつけると約1kgの軽量化になるのと同時に1DIN分のスペースが空きます。
センターコンソールにポッカリ空いた1DIN分のスペースを見ていると...
もう,ムラムラと湧き上ってくる欲望を抑えることができません。
こ,このスペースに何かメーターつけたい!
水温計でも油圧計でも何でもいいから! ガルルルル.....(゜Д゜)
しかし,頭の反対側でもう一人のおとーさんが叫びます!
イカンイカン! 貴重なお小遣いはタイヤ代やオイル代,練習会のエントリー費のために温存しとかないと!
め,メーター,メーター,メーター,メーター!!
お,オイル代,オイル代,オイル代,オイル代.....
メーター,メーター,メーター,メーター!!!
た,タイヤ代,タイヤ代,タイヤ代,タイヤ代.....
・・・・・・
巷にも,おとーさんと同類と見えて,追加メーターをいっぱいつけて走ってるクルマがありますが,あまり追加メーターをつけ過ぎると,かえってトラブルの可能性を増やすことになります。メーターの配線とか配管がもとでトラブってクルマ壊したら元も子もありません。メーターも装着をショップに頼めば結構な工賃になりますしね。
ということで,おとーさん,メーターフェチにもかかわらず,これまでのクルマにはせいぜいブースト計ぐらいしか追加でつけたことがなかったのですが,今度はヤヴァイです。現在も理性と欲望が頭の中で葛藤しまくってます。
人間の性的な欲望とは全て『隙間を埋めようとすること』である,とエライ人が言ったとか言わなかったとか。今日もセンターコンソールの1DINの隙間がおとーさんの性的欲望をそそっております(笑)。さあ,いよいよ不惑の年齢に達したおとーさん,この欲望に勝てるかどうか...ハァハァ。
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萌えな話
Fetishism「フェティシズム」略して「フェチ」というのは,通常なら異性のカラダ,特にHなパーツとかにハァハァするところを,血の通わないモノとか,カラダの他のパーツとかにハァハァすることで,そっちがメインのハァハァ対象になってしまって通常の対象にちっともハァハァしないほどになると,まあ,一種のおビョーキということになります。
たいていは,異性の下着とか髪とか手足とか靴とか,まあ,何となくちょっとHな香りのするモノにハァハァするわけで,これぐらいなら同じオトコとしておとーさんも理解できなくもないのですが,聞いたところでは,女性用のメガネ萌えとか,女性用腕時計萌えとか,そういうのまであるそうで,他にも,エプロン萌え,革製品萌えとか,ここまで行くともうフライパンでもスリッパでもお前ら何でもいいのではないかと,おとーさんの理解を超えた世界です。
とは言うものの,おとーさんにも密かな萌え対象があります。
それは.....
メーターです。
そう,計器類です(*'-')。
たくさんのメーターを見てるとコーフンしてきます。ええ,おビョーキです。
何故かは分かりません。「好きになるのに理由なんてねえんだよ」と誰かが言ったとか言わないとか。
何歳ぐらいから始まったことなのかも分かりません。ただ,今から振り返ってみると,少なくとも中学生時代にはすでにメーターフェチが発症していました。
おとーさんが中学生の頃,世の中は何故かラジオブーム*で,各家電メーカーはこぞって高性能のラジオを開発し,本屋にはラジオを自作する人のための雑誌が平積みになっていました(「ラジオの製作」略して「ラ製」とか,「初歩のラジオ」略して「初ラ」とか。うわー,懐かしい)。
おとーさんもこういった雑誌を読んでは,お小遣いを握り締めてパーツ屋さんに走り,ハンダごてを握り締めてシコシコとラジオを作るラジオ少年の一人だったわけです。当時は「ヲタク」という言葉はなかったものの,今なら間違いなくヲタ系の少年ではあったわけですな(笑)。
で,おとーさんはそのラジオを作る時に,普通ならせいぜいチューニングメーターをつけるぐらいなのに,でかいシャーシを買ってきて,VUメーターとか,電源の電圧を示すメーターとか,全く意味のないメーターをいっぱいつけて,スイッチを入れるといっせいにピクピク動くたくさんのメーターの列を鼻血出そうにコーフンしながらながめていたわけです。あ,あぶねぇ中学生だ(爆)。
普通ならそのまま電気系の学校に進み,電気系のお仕事につくんでしょうが,前にもどこかに書いた通り,おとーさん,全く理科系の勉強ができないため,現在のアヤシゲな商売にたどり着きました。
それでも結局,「研究」と称してロクに使いもしないアヤシゲな器材を研究費で買い込み,たくさんのメーターに囲まれて仕事しているわけですから,三つ子の魂百までというか,まことに人間の業には深いものがあります。
・・・・・・
で,クルマの話。
先日,元々半分ぶっ壊れていたカーステが競技走行中外れてしまった,というお話を書きました。
カーステは完全に取り外してしまってラジカセでも載せとこうかと思ってたんですが,ウチにあるラジカセがまた大量に乾電池を消費することが判明。バッテリーから電源を取ろうかと思ったら電源電圧が微妙に違うし,あまり妙な自作装置をつけるのもトラブルの元だし...と悩んでました。
その後,カーステが壊れた,カーステが壊れた,カーステが壊れた,カーステが壊れた,とMy嫁さんの耳元でしつこくしつこくつぶやいていたら,誕生日のプレゼントとして「最も安いMDプレイヤーを買ってもよい」ということになり,結局,超自動後退T店で\19800にて安物プレイヤーをゲット,助手席の裏に潜り込んでつけ替えました。
もともとついてたカーステは2DINだったので,1DINのMDプレイヤーをつけると約1kgの軽量化になるのと同時に1DIN分のスペースが空きます。
センターコンソールにポッカリ空いた1DIN分のスペースを見ていると...
もう,ムラムラと湧き上ってくる欲望を抑えることができません。
こ,このスペースに何かメーターつけたい!
水温計でも油圧計でも何でもいいから! ガルルルル.....(゜Д゜)
しかし,頭の反対側でもう一人のおとーさんが叫びます!
イカンイカン! 貴重なお小遣いはタイヤ代やオイル代,練習会のエントリー費のために温存しとかないと!
め,メーター,メーター,メーター,メーター!!
お,オイル代,オイル代,オイル代,オイル代.....
メーター,メーター,メーター,メーター!!!
た,タイヤ代,タイヤ代,タイヤ代,タイヤ代.....
・・・・・・
巷にも,おとーさんと同類と見えて,追加メーターをいっぱいつけて走ってるクルマがありますが,あまり追加メーターをつけ過ぎると,かえってトラブルの可能性を増やすことになります。メーターの配線とか配管がもとでトラブってクルマ壊したら元も子もありません。メーターも装着をショップに頼めば結構な工賃になりますしね。
ということで,おとーさん,メーターフェチにもかかわらず,これまでのクルマにはせいぜいブースト計ぐらいしか追加でつけたことがなかったのですが,今度はヤヴァイです。現在も理性と欲望が頭の中で葛藤しまくってます。
人間の性的な欲望とは全て『隙間を埋めようとすること』である,とエライ人が言ったとか言わなかったとか。今日もセンターコンソールの1DINの隙間がおとーさんの性的欲望をそそっております(笑)。さあ,いよいよ不惑の年齢に達したおとーさん,この欲望に勝てるかどうか...ハァハァ。
※ラジオブーム:「BCL」とか言うのが流行っていて,みんなこぞって短波放送の入るラジオを買い,海外の日本語短波放送を聞いて「受信報告書」なる手紙をその海外の放送局に送って,"Verification Card"略して「ベリ・カード」というキレイな絵葉書のような受信証明のカードを送ってもらい,これを集める,ということをやっておりました。「BCL」は"Broadcasting Listeners"の略だとか。直訳すれば「放送聴く人たち」。そのまんまやんか。
SONYの「スカイセンサー」というマルチバンドの小型ラジオが火付け役になり,各社が短波の入る高性能ラジオの開発にしのぎを削っておりました。時代は,真空管からトランジスタ,IC,LSIと半導体技術がどんどん進んで行く高度成長期。ラジオの周波数表示がデジタルになり始めたのもこのころのことですな。
いや,単なる老人の昔話ですよ...はい。
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