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2006年 > 11月9日
来年のこと
木枯らしが吹き始め,朝晩めっきり冷え込むようになってまいりました。
出勤時に不惑インテ号のエンジンをかけると,夏場は結構すぐに水温計の針が上がって,1号線の渋滞に入るとあっという間に95度ぐらいになってたのが,最近はなかなか針が動かず,走り始めのしばらくは無理にエンジン回転を上げないよう,暖機運転に神経を使います。
でもせっかく師匠からも「このクルマのエンジンいいね」とお墨付きをいただいた「当たり」のエンジン。大事に大事に使ってやらないとね。
職場の方でもカゼをひいた人が増えてきて,こりゃ注意しないとカゼもらっちゃうな,と思ってた矢先に,鼻水と咳が出てきて,気がついたら頭は痛いわ,熱は出てるわ。毎年カゼひくのだけは早いからねえ,おとーさん。
...ま,そんなこんなで季節の移り変わりを身をもって実感してるわけですが,気になるのは来年のこと...
といってもまだ11月ですから,来年の話なんてしてたりすると笑われるんですが,JAFカップ※などには縁のないおとーさんにとっては,クルマ関係はもうすっかりオフシーズンですし,やはり考えるのは来年のことになるわけで。
来年...2007年のシリーズは,わがhirobot師匠が全日本をお休みされて近畿地区戦(チャンピオン戦)※に出場されることになってます。
今年,ミドル戦でチャンピオンになったミラポンさんや,昨年から何度も表彰台に立っている白兄,先日の鈴鹿南でN2クラス2位に入ったS屋さんなど,これまでミドル戦で一緒に走っていたクラブ員の何人かは,来年は師匠と一緒に地区戦を走るとのこと。
おとーさんも,ありがたいことに,師匠から「一緒に地区戦走らへん?」とお誘いをいただいたのですが...
悩みました...
一応,ミドル戦でポイントはとってますので,こんなおとーさんでも,まあ問題なく地区戦にエントリーすることはできます。また,1シリーズを師匠とともに戦うこと...これには計り知れないほど大きな価値があることは分かってます。
しかし,まだミドル戦で表彰台にも立ったことのない,年間ランキングも7-8位のオッサンに地区戦に出る「資格」があるのか,と考え込んでしまうんです。いや,現実にはそんな資格なんて必要ないし,何ぼでも気にせずに出場しちゃえばいいんですけどね,それはよく分かってるんですけど...せめて先日のミドル最終戦で表彰台に届いてれば...
おとーさんの中では,10年以上前の,もっともっと競技人口の多かった時代の記憶が今でも鮮明に残ってるんです。あのころはフレッシュマン戦・ジュニア戦を勝ち上がって卒業した,本当に一握りの,少数精鋭の「上級者」が全日本に出るためのキップを争って地区戦でしのぎを削る,というイメージがあって,「地区戦ドライバー」っていうだけで後光が射して見えたモンです。今の自分がそんなレベルに達しているかというと,全く論外 ヽ(´ー`)ノ
それでも,おとーさんがもしまだ30台で独身貴族なら...おそらくミドル戦に出ながら地区戦にも並行して出てみる,という選択肢をとるでしょう。でもおとーさんは悲しいかな所帯持ちの中年貴族。お小遣いは安いし,そもそも1-2ケ月に1回公式戦に出るのが精一杯で,2つのシリーズをかけ持ちなんて絶対に不可能。地区戦に出るということは,ミドル戦は自主的に卒業,ということになる。
2年間走ってやっとミドル戦では6位入賞の常連になれましたが,地区戦に上がれば,当然ながらまたポイント圏外からの再スタートです。しかも今度は天下の地区戦ですから,そう簡単に入賞なんてできっこない。そうなると,せっかく時々応援に来てくれるようになった家族も,また足も遠のくでしょうし,いつまで経っても理解なんてされっこない...
そして,自分自身も低迷する成績の中できっとまた自分の走りを見失って迷走するんジャマイカ。なんたって,まだ表彰台に上がったこともない人間ですから,迷った時に拠り所にする確りしたものが全然ない。やっとわずかながら掴みかけた「こうやって走ればいいのかな」という自信は簡単になくなっちゃうでしょう...
ミドル戦でもう1年走るということに大した意味はない,と言われるかもしれません。
「速くなる」ことだけを考えたら,師匠と地区戦を走る方が間違いなく意味があるでしょう。
速くなりたい,上手くなりたい...その気持ちに偽りはありません。
そのために自分なりの努力はしてるつもりです。
でも,地区戦に上がる前に,おとーさんにはもっと必要なモノがあるように思うんです。それは「資格」っていうようなモンじゃないのかもしれませんが,どうしても,地区戦のハイレベルな戦いに参加する前に掴んでおきたいモノなんです。今のおとーさんには,まだ,切磋琢磨していくべきテクニックの土台がないんです。シビアな戦いをしていくべき家庭環境がまだ整ってないんです。
というわけで...
ミドル戦を,あと1年だけ,走ります。
結果がどうであっても,2年後には地区戦に上がるつもりです。
来年,師匠と一緒に走れないのはマジ痛恨の極みですが,より先を見て,もう少し土台を安定させてから上に上がろうと思います。
ミドル戦N2クラスのみなさま,来年もよろしくお願いします。
地区戦に上がられるみなさま,再来年によろしくお願いします(笑)。
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来年のこと
木枯らしが吹き始め,朝晩めっきり冷え込むようになってまいりました。
出勤時に不惑インテ号のエンジンをかけると,夏場は結構すぐに水温計の針が上がって,1号線の渋滞に入るとあっという間に95度ぐらいになってたのが,最近はなかなか針が動かず,走り始めのしばらくは無理にエンジン回転を上げないよう,暖機運転に神経を使います。
でもせっかく師匠からも「このクルマのエンジンいいね」とお墨付きをいただいた「当たり」のエンジン。大事に大事に使ってやらないとね。
職場の方でもカゼをひいた人が増えてきて,こりゃ注意しないとカゼもらっちゃうな,と思ってた矢先に,鼻水と咳が出てきて,気がついたら頭は痛いわ,熱は出てるわ。毎年カゼひくのだけは早いからねえ,おとーさん。
...ま,そんなこんなで季節の移り変わりを身をもって実感してるわけですが,気になるのは来年のこと...
といってもまだ11月ですから,来年の話なんてしてたりすると笑われるんですが,JAFカップ※などには縁のないおとーさんにとっては,クルマ関係はもうすっかりオフシーズンですし,やはり考えるのは来年のことになるわけで。
※JAFカップ:全日本戦や全国のジムカーナ公式戦でシリーズ上位になった人を集めて年1回,
全シリーズ終了後に開催される,ジムカーナ界のオールスター戦ですな。
全シリーズ終了後に開催される,ジムカーナ界のオールスター戦ですな。
来年...2007年のシリーズは,わがhirobot師匠が全日本をお休みされて近畿地区戦(チャンピオン戦)※に出場されることになってます。
今年,ミドル戦でチャンピオンになったミラポンさんや,昨年から何度も表彰台に立っている白兄,先日の鈴鹿南でN2クラス2位に入ったS屋さんなど,これまでミドル戦で一緒に走っていたクラブ員の何人かは,来年は師匠と一緒に地区戦を走るとのこと。
※全国のジムカーナ公式戦のカテゴリーは地区によって少しずつ違いますが,基本的に
全日本戦 | ┬ | A地区戦(北海道) | ─ | ミドル戦 | ─ | フレッシュマン戦 |
├ | B地区戦(東北) | ─ | ミドル戦 | ─ | フレッシュマン戦 | |
├ | C地区戦(関東) | ─ | ミドル戦 | ─ | フレッシュマン戦(県戦) | |
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というヒエラルキーになってます。近年は参加者減少のためフレッシュマン戦が開催されてない地区も多く,近畿地区(E地区)でもフレッシュマン戦がなくて,ミドル戦がそれを兼ねる形になってます。ミドルやフレッシュマンは基本的に参加制限はなく誰でも出られます。地区戦も最近では結構誰でもエントリーできるようですが,以前はミドルやフレッシュマンである程度の実績がなければエントリーできませんでした。また,ミドルやフレッシュマンで年間シリーズチャンピオンをとると,「卒業」ということで翌年から自動的に上位のカテゴリーにしか出られなくなります。
おとーさんも,ありがたいことに,師匠から「一緒に地区戦走らへん?」とお誘いをいただいたのですが...
悩みました...
一応,ミドル戦でポイントはとってますので,こんなおとーさんでも,まあ問題なく地区戦にエントリーすることはできます。また,1シリーズを師匠とともに戦うこと...これには計り知れないほど大きな価値があることは分かってます。
しかし,まだミドル戦で表彰台にも立ったことのない,年間ランキングも7-8位のオッサンに地区戦に出る「資格」があるのか,と考え込んでしまうんです。いや,現実にはそんな資格なんて必要ないし,何ぼでも気にせずに出場しちゃえばいいんですけどね,それはよく分かってるんですけど...せめて先日のミドル最終戦で表彰台に届いてれば...
おとーさんの中では,10年以上前の,もっともっと競技人口の多かった時代の記憶が今でも鮮明に残ってるんです。あのころはフレッシュマン戦・ジュニア戦を勝ち上がって卒業した,本当に一握りの,少数精鋭の「上級者」が全日本に出るためのキップを争って地区戦でしのぎを削る,というイメージがあって,「地区戦ドライバー」っていうだけで後光が射して見えたモンです。今の自分がそんなレベルに達しているかというと,全く論外 ヽ(´ー`)ノ
それでも,おとーさんがもしまだ30台で独身貴族なら...おそらくミドル戦に出ながら地区戦にも並行して出てみる,という選択肢をとるでしょう。でもおとーさんは悲しいかな所帯持ちの中年貴族。お小遣いは安いし,そもそも1-2ケ月に1回公式戦に出るのが精一杯で,2つのシリーズをかけ持ちなんて絶対に不可能。地区戦に出るということは,ミドル戦は自主的に卒業,ということになる。
2年間走ってやっとミドル戦では6位入賞の常連になれましたが,地区戦に上がれば,当然ながらまたポイント圏外からの再スタートです。しかも今度は天下の地区戦ですから,そう簡単に入賞なんてできっこない。そうなると,せっかく時々応援に来てくれるようになった家族も,また足も遠のくでしょうし,いつまで経っても理解なんてされっこない...
そして,自分自身も低迷する成績の中できっとまた自分の走りを見失って迷走するんジャマイカ。なんたって,まだ表彰台に上がったこともない人間ですから,迷った時に拠り所にする確りしたものが全然ない。やっとわずかながら掴みかけた「こうやって走ればいいのかな」という自信は簡単になくなっちゃうでしょう...
ミドル戦でもう1年走るということに大した意味はない,と言われるかもしれません。
「速くなる」ことだけを考えたら,師匠と地区戦を走る方が間違いなく意味があるでしょう。
速くなりたい,上手くなりたい...その気持ちに偽りはありません。
そのために自分なりの努力はしてるつもりです。
でも,地区戦に上がる前に,おとーさんにはもっと必要なモノがあるように思うんです。それは「資格」っていうようなモンじゃないのかもしれませんが,どうしても,地区戦のハイレベルな戦いに参加する前に掴んでおきたいモノなんです。今のおとーさんには,まだ,切磋琢磨していくべきテクニックの土台がないんです。シビアな戦いをしていくべき家庭環境がまだ整ってないんです。
というわけで...
ミドル戦を,あと1年だけ,走ります。
結果がどうであっても,2年後には地区戦に上がるつもりです。
来年,師匠と一緒に走れないのはマジ痛恨の極みですが,より先を見て,もう少し土台を安定させてから上に上がろうと思います。
ミドル戦N2クラスのみなさま,来年もよろしくお願いします。
地区戦に上がられるみなさま,再来年によろしくお願いします(笑)。
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